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育児経験も活かせる!女性を積極採用している業種・職種【森本千賀子の転職アドバイス】

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年度の変わり目が近づいてきました。既婚の方であれば夫の異動や転勤、子どもの進学・進級などを機に4月から新しい仕事を始めたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、今、女性の採用に積極的な業種・職種をご紹介します。「育児期間のブランクは不利になるかも」と心配される方もいらっしゃいますが、育児経験がプラスに評価されるポジションもあります。実際の転職事例を交えて、どんな可能性があるかをお伝えします。

女性ならではの「生活者目線」が強みに!

女性の採用に意欲的な業種は、女性ならではの「生活者目線」が活かせる業種。一例を挙げてみましょう。

●住宅

●食

●生命保険

●保育サービス

●教育

●家事代行サービス

●介護サービス

●医療サービス

●旅行・レジャー

それでは、もうすこし細かくみていきましょう。

例えば…住宅に関わる仕事

「住宅」は女性の視点が活かせる代表例。ご夫婦の場合、住宅の購入や賃貸にあたり決定権を持つのは多くの場合が妻です。女性ならではの目線で顧客に共感し、きめ細かなアドバイスや提案ができることが強みとなります。

実際、不動産営業職では女性が高い業績を挙げるケースが多く、これまで「男性社会」の色が濃かった不動産業界でも「女性をもっと活用したい」という企業が増えています。

また、ヘルスケア業界でマーケティングの経験を持つ女性・Aさん(50代)が、ホテル事業に進出する不動産会社に転職した例があります。

Aさんは不動産やホテル業界で働いた経験はありませんでしたが、旅行が趣味でさまざまなホテルを利用していました。「マーケティングの知識」+「宿泊者としてのユーザー目線」を兼ね備えた人材として評価され、採用されたのです。

Aさんのように、「業界経験」ではなく「ビジネス経験」を活かすことで、思いがけない業界で活躍のチャンスを得られるケースは多数あります。

例えば、保育・福祉・医療などの業界では「保育士」「介護福祉士」「看護師」といった専門資格が必要と思われるかもしれませんが、そうとは限りません。

専門的な資格や実務経験がなくても、マーケティング・企画・セールスプロモーション・営業・マネジメントといった、業種問わず必要な「汎用」の経験・スキルを持つ方は、そうしたポジションで歓迎されます。

食に関わる仕事

「食」に関わる業界も、女性の感性を活かしやすいといえます。

メーカー、ホテル、コンサルティング会社などでの勤務経験があり、幼い子どもを持つ女性・Bさん(30代後半)は、カフェを運営する会社に転職を果たしました。その会社は「ロハス」をコンセプトに掲げており、平日に「ママ層」を集客したいと考え、採用ターゲットを「ママ」に据えていました。

Bさんは出産後、「食の安心・安全」に対して高い意識を持つようになり、独自で勉強していました。その姿勢と知識が評価され、かつ前職で培った企画・課題解決スキルなどが活かせるということで、カフェのコンセプトワークやメニュー開発を任されることになったのです。

また、専業主婦だったCさん(40代後半)は、育児が一段落したのを機に外食企業に入社し、店長として活躍しています。

評価されたポイントは「3人の子どもの育児経験」。現場には学生アルバイトを含めた若いスタッフが多いため、彼らの「お母さん的存在」として、指導、育成する力に期待が寄せられたのです。

外食業界に限らず、若いスタッフが多い職場では、メンバーの様子の変化を敏感に察して声をかけ、悩みの相談に乗り、見守るスタイルのマネジメントができる人材が求められています。育児経験者はそうした姿勢や行動が身に付いていることが多く、若手が多い職場で重宝されることがあるのです。

 

前職の経験+生活経験をうまく組み合わせ、自分らしい働き方ができるポジションを探ってみてください。

構成/青木典子

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