力がイチバン必要ないのは「ピーラー」
nullまずは【ピーラー】を使ってのささみの筋とり。
刃を左右に小刻みに動かすコツさえ覚えれば、かなりスムーズに筋をとることができました(動画はちょっと手こずっているように見えますが……)。
ただ、不器用なのか、やはり刃物だからか、少しずつささみ肉も一緒に削ぎとってしまうことに……。ささみの筋の入り方にもよりますが、筋が表面に近いところにあれば、もっとスムーズかつきれいに筋がとれると思います。
とはいえ、3つの中ではもっとも力がいらず、かなり楽に筋をとることができました。ささみカツなど、大量に筋をとる必要があるレシピのときは、この方法に頼りたいです!
フォークはバランス型
null続いては【フォーク+キッチンペーパー】。
フォークの股の部分に筋の端を通し、キッチンペーパーでつかんだ筋を引っ張るという筋のとり方です。
ささみ肉をフォークで押さえながら筋を引っ張ることができるので、グッと力を入れて引くと、きれいに筋をとることができました。ピーラーよりはささみ肉が筋につくこともないのもうれしい!
ただ、難点は、このグッと引くときに、けっこう力が必要ということ……。数本ならいいですが、ささみをたくさん使うレシピのときは、筋を引っ張る方の手がちょっとつらくなりそうです。
また、フォークはできるだけ股の間が狭いものを選んだ方が、筋とささみ肉がずれず、スムーズに筋がとれそうです。
割り箸はスピード感が気持ちいい!
null最後は【割り箸+キッチンペーパー】。
割り箸を割らずに筋を挟みます。割り箸で筋を挟むときに、割れ止まりのところまで筋を持っていっておきましょう。キッチンペーパーで筋を挟んでフォークと同様、グッと引っ張ると……。
割り箸が筋をしっかりつかんでくれているためか、他の2つの方法よりも、かなり素早く筋をとることができました!
筋に余分なささみ肉がつくかどうかという点でも、この方法が一番つかないという結果に。
筋を引っ張る力が必要なのはフォークと同じですが、力を入れる時間が短くて済むのが嬉しいところ。ささみを少量使いたいとき、たとえばきゅうりとの和えものやお弁当用の蒸し鶏を作るときなどに、いいかもしれません。
割り箸のグリップ力が重要なので、表面がざらっとしていて隙間があいていない割り箸の方が、向いているのではないかと思いました!
今回は3種類の筋のとり方を試してみましたが、編集部の実感としては、
・どの方法もきれいに筋はとれる
・力があまり必要ないのは「ピーラー」
・素早さでは「割り箸」
ということでした。
個人差や好みもありますし、一度に作業する量や料理によって使い分けるなど、自分なりに工夫してみるとよさそうです!