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体を温めお腹もキレイに!「かぶとパルメザンチーズのポタージュ」太らない・もたれない! 松田美智子の真夜中ごはん#14

季節の変わり目、寒かったり暑かったり体調を崩しやすい時期です。また、花粉に悩む人には、すでにツラい日々が始まっているかもしれません。

そんなときには、食欲がなくてもするっと食べやすくお腹にやさしい、旬のかぶを使ったポタージュを。かぶには食物繊維、鉄分、ビタミンなどが豊富に含まれ、体を温めて腸内をキレイにしてくれる働きもあります。パルメザンチーズのコクとかぶのやわらかな甘みが、疲れた1日をホッと癒してくれます。

残業で晩ご飯を食べそびれた夜更けに、あるいは子供たちを寝かしつけてからゆっくりと。夫の帰宅を待って「お疲れさま」といただきたい夜更けの逸品。料理研究家の松田美智子さんから、さっと用意できてしみじみとおいしい1日の“シメごはん”の提案です。

冷蔵庫で2〜3日保存可能!多めに作ってグラタンやパスタソースにも。

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根菜の栄養がいちばん集まっているのは、皮と実の間。かぶはよく洗って皮ごと使います。土鍋など厚手の鍋で弱火でコトコトと、煮崩れるまで煮るのがポイントです。

「味に厚みを出すために生クリームを入れたくなるかもしれませんが、心配ご無用。旬のかぶは驚くほど甘く、ここに玉ねぎとパルメザンチーズのコクが加わることで、後味が爽やかなうまみたっぷりのポタージュに仕上がります。

パルメザンチーズは、できればフレッシュで削りたてを使うと風味が格段によくなります。ご飯を入れれば腹持ちのよいリゾットに」(松田さん)

かぶとパルメザンチーズのポタージュ

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材料(2人分)

かぶ 大きめのものを4株

玉ねぎ 1/2個

バター 大さじ2

チキンスープ 1カップ

牛乳 1〜1+1/2カップ

パルメザンチーズ 大さじ3

白こしょう 少量

作り方

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かぶは皮のままよく洗い、線維に沿って薄切りにする。玉ねぎは芯を除いて薄切りにする。

土鍋など厚手の鍋にバターを入れて中火で熱し、玉ねぎを加える。10秒炒めて、10秒蓋をして蒸す“蒸らし炒め”で、玉ねぎの甘みを引き出しながらしんなりするまで炒める。

かぶを加えてさっと炒め、チキンスープを加えて蓋をし、10分ほど弱火で煮る。

かぶがホロリと崩れるほどやわらかくなったら一旦火を止め、スティックミキサーで崩しながら牛乳を加え、再度弱火にかける。

(編集部注:スティックミキサーがない場合は、一度ミキサーにかけてから鍋に戻してください)

パルメザンチーズを加えて味を調え、白こしょうをふって出来上がり。

 

動画・写真撮影/鍋島徳恭

松田美智子(まつだみちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

 

 

 

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

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