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ふっくら牡蠣がお酒とバターで冬のごちそうに!「牡蠣とねぎの小鍋焼き」太らない・もたれない! 松田美智子の真夜中ごはん#9

材料は旬を迎えた牡蠣とねぎ、バターと白ワインだけ。そして仕上げに、挽いたこしょうと、しょうゆをひとたらし。とってもシンプルですが、この牡蠣とねぎを頬張れば、「寒い冬がきて本当によかった」としみじみ思うするほどのおいしさ。ちょっと大粒の牡蠣を用意しておきましょう。

残業で晩ご飯を食べそびれた夜更けに、あるいは子どもたちを寝かしつけてからゆっくりと。夫の帰宅を待って「お疲れさま」の晩酌とともにいただきたい逸品。料理研究家の松田美智子さんから、さっと用意できてしみじみとおいしい1日の“シメごはん”の提案です。

白ワインを“飲ませる”と、牡蠣はふっくらとおいしくなる

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「海のミルク」と言われる牡蠣は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、タウリンなど美容や健康効果の高い栄養素を豊富に含み、その深いうま味はどう料理して食べても美味。ただ、加熱するとキュッと小さく縮んだり、かたくなってしまうのが残念。そこで白ワインの出番です。

「牡蠣は加熱用の大粒のものを用意するといいですね。粗塩をまぶし、貝柱のあたりを持って水の中で振り洗いすると汚れがよく落ちます。水を切ったら白ワインあるいは日本酒を牡蠣に飲ませちゃいましょう(笑い)。もともとアルコールとは相性が良いのでゴクゴクと吸収し、ふっくらとおいしく、うまみも濃厚になります」(松田さん)

スープも極上!「牡蠣とねぎの小鍋焼き」

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材料(1人分)

生牡蠣(加熱用) 大4

粗塩 大さじ1

白ワインあるいは日本酒 大さじ2

ねぎ 1/2

バター 大さじ1

しょうゆ 少量

こしょう 少量

作り方

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牡蠣をボウルに入れて粗塩を加え、牡蠣に絡めるようにして汚れを取る。流水の下で丁寧にふり洗いをしてから、水気を切る。

牡蠣に白ワインあるいは日本酒をかけて1015分そのまま置く。

小ぶりの土鍋、またはキャセロール等にねぎを敷き、牡蠣を並べる。下味で使った白ワインも入れて蓋をし、中火にかける。

湯気が出てきたら中を確認して火を切り、バターをのせてしょうゆを落とす。好みでこしょうをあしらう。

 

動画・写真撮影/鍋島徳恭

松田美智子(まつだみちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

松田美智子さん✕小学館

【丁寧なのに簡単な土鍋ごはん】料理教室開講のお知らせ

寒い冬にぴったりの土鍋を使った体を内側から温めるお料理と、栄養たっぷりの根菜をグリルでこんがり焼いたメニュー、いつもの乾物がちょっとおしゃれになる常備菜など、決して難しくないのに、素材の味や風味が生きたレシピを紹介。

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受講料:3,000円(税抜)

受講お申し込み:小学館カルチャーライブ!の専用サイトからお申し込みみください。https://sho-cul.com/courses/detail/73

<当日のメニュー>
●土鍋料理→牛肉の和風シチュー
●冬野菜のグリル→根菜のグリル、or、根菜の焼きびたし
●シンプルでおいしい副菜→マスタードとワインビネガーで新鮮な味わい「切り干し大根のマリネ」
●雑穀ご飯

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

 

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