台湾の栄養満点朝食を、家庭で手軽においしく!
null今回ご紹介するのは、台湾の国民的朝ごはん「豆漿」(ドウジャン)を松田さん風にアレンジした「豆乳の朝食スープ」。「豆漿」は温めた豆乳に酢を入れておぼろ豆腐のようにしたスープで、揚げパンと一緒に食べるのが台湾では定番になっています。今回は揚げパンのかわりに、香ばしくカリカリに焼いた油揚げを添えます。
豆乳は、抗酸化・抗炎症作用にすぐれた大豆イソフラボンを豊富に含み、たんぱく質や老化予防に効能があるサポニンはじめ栄養満点。さらに、コレステロール“ゼロ”で、ダイエット中でもうれしい、女性にとってはうれしい栄養の宝庫なのです。
「家庭で揚げパンを用意するのは大変なので、その代わりにカリッと焼いた油揚げを添え、さらにヘルシーに仕立てました。また、卵を落とすことでコクが出て、酢の酸味もまろやかになります。
朝食はもちろん、食欲のない時にもおすすめです。味つけは塩だけなので、上質な自然塩をお使いになるとさらにおいしくいただけます」(松田さん)
油揚げをしっかり焼くのがポイント!「豆乳の朝食スープ」の作り方
null材料(2人分)
豆乳(無添加) 2と1/2カップ
卵黄 2個
油揚げ 1枚
青ねぎ 小口切りにして適量
塩 適量
米酢 大さじ1〜2
作り方
油揚げは1cm幅に切り揃える。フライパンを弱火にかけ、油を引かずに油揚げを並べて、両面にこんがりと焼き目がつき、カリカリになるまで焼く。キッチンペーパーを敷いた皿に移しておく。
鍋に豆乳を入れて弱火にかけ、常時混ぜながら沸騰しないように煮立てる。“ふつっ”としたら卵黄を落とす。
火を切って30秒ほどおき、卵黄をふんわり固める。
器にそれぞれ豆乳を入れ、卵黄を崩さないように移し、塩と米酢大さじ1〜2を加える。
油揚げと青ねぎを添える。
動画・撮影/鍋島徳恭
1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/