油揚げの上で箸を転がすときれいな“福袋”に
null今回は、大豆製品の代表格である納豆と油揚げを使ったおつまみを紹介します。納豆とキムチを和え、そのうまみを油揚げの巾着でキュッと閉じ込めた「納豆キムチの福袋焼き」。キンと冷えたビールと焼きたてを頬張れば“福袋”を実感すること間違いなし!です。
「シンプルですが食べ応え充分。おつまみにもおかずにもなる便利な一品です。手をかけていただきたいのは、お箸を転がして油揚げをはがすところと、焦がさないように丁寧に焼き目をつけるところ。焦がしじょうゆの香りとともに、熱々を楽しんでくださいね」(松田さん)
「納豆キムチの福袋焼き」の作り方
null材料(2人分)
油揚げ 2枚
納豆 2パック
ねぎ 1/4本
白菜キムチ (1cm長さに切り揃えて)1/2カップ分
粗びきこしょう 適量
しょうゆ 小さじ1
爪楊枝 4本
作り方
油揚げは沸騰した湯にひたすようにして2〜3分ゆで、油抜きをする。平ざるに取って水をかけ、丁寧に水気を絞る。まな板の上においてキッチンペーパーをのせ、その上から箸を上下に転がして、中の繊維を切ってはがしやくする。
油揚げを半分に切って袋を開き、隅のほうまで指でやさしくしっかり開く。
納豆、キムチ、みじん切りにしたねぎをボウルでよく混ぜ、少し多めにこしょうをかけて4等分する。
油揚げの口を外に少し折り、細身のスパチュラなどで具を袋の半分ぐらいまで詰めて、巾着を作るように爪楊枝で留める。
広めのフライパン中火で熱して巾着を並べ、弱火にしてゆっくりと両面を香ばしく焼く。
しょうゆをそれぞれの巾着に均等に回しかけ、香ばしい風味を立てる。
動画・撮影/鍋島徳恭
まつだ みちこ◎1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/