酒を飲ませて倍増した牡蠣のうま味が、白菜にしっかりしみ込んで美味!
null松田さんのとっておき“白菜食べきりおかず”第一弾は、牡蠣と合わせたクリーム煮。まさにこの季節ならではのごちそうです。
「牡蠣の濃厚なうま味をしっかり楽しむために、牛乳と水溶き片栗粉でさらりと仕上げました。白菜の葉は最後に加えてください。火はさっと通す程度に留めるのがおすすめです」(松田さん)
白菜の切り分け&保存法…葉もの野菜は手で裂くのが〇
null白菜の芯に包丁で5〜6cmの切り込みを入れて、両手の親指をぐっと切り込みにいれ、そのまま手で裂く。1/4にする場合も同様に。
保存は、キッチンペーパーで包み、きっちりラップをして冷蔵庫へ。
白菜と牡蠣のクリーム煮の作り方
null材料(2人分)
白菜 4〜5枚
加熱用牡蠣 5〜6粒
ねぎ 1/2本
酒 大さじ2
しょうが・にんにく(みじん切りにする) 各小さじ1
ごま油 大さじ1
チキンスープ 1と1/2カップ
牛乳 1/2カップ
塩 小さじ1/3
白こしょう 少量
水溶き片栗粉 (片栗粉小さじ1を水大さじ1で溶く)
作り方
牡蠣はボウルに入れ、粗塩小さじ1(分量外)を加えて、手でトスするように絡めて汚れを塩に移す。冷水をボウルに加え、柱の部分をつまんで振り洗いする。
水を切り、酒を入れて牡蠣に“飲ませて”おく。
白菜は葉と白い軸に切り分け、3cmのざく切りにする。
ねぎは芯を除いて、斜め薄切りにする。
フライパンを中火で熱し、牡蠣を並べて焼き色が付くまで表裏を加熱。バットなどに取り出す。同じフライパンに、ごま油、しょうが・にんにくのみじん切りを入れて中火で熱し、白菜の軸を炒める。チキンスープと牡蠣のつけ汁(酒)も加えて蓋をし、ややしんなりするまで加熱する。
牡蠣、ねぎの薄切り、白菜の葉を加えて2〜3分煮、牡蠣のうま味を引き出す。
牛乳を加えてひと煮立ちしたら塩と白こしょうで味を調え、水溶き片栗粉で軽いとろみをつける。
器に盛り、アツアツを召し上がれ!
動画・撮影/鍋島徳恭
松田美智子(まつだみちこ)
1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/