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牡蠣の濃厚な旨味が白菜を引き立てる「白菜と牡蠣のクリーム煮」【松田美智子の白菜丸ごと一週間#1】

ぐっと冷え込みが厳しくなり、まさに“真冬”の寒さが身に堪える季節となりました。風邪やインフルなどの感染も心配です。ただ、自然の恵みとは有りがたいもので、この時期は良質たんぱく質がしっかり摂れる魚や、消化を助け、体を温めて免疫の働きを助けてくれる根菜がとっても元気。しかも格安なのがありがたいですね。

白菜はそんな冬野菜の代表格。葉はもちろんのこと、軸もみずみずしくてやわらかく、淡い甘みは鍋ものをはじめ、生のままサラダで食べてもおいしい! せっかくなら丸ごと1個買って、あれこれと楽しみたいものです。「いやいや、1個なんてとても食べきれない」というかたもご安心! 料理研究家・松田美智子さんによる食べ切りおかずをシリーズでご紹介します。傷みにくく手間のない保存法も参考にしてください。

酒を飲ませて倍増した牡蠣のうま味が、白菜にしっかりしみ込んで美味!

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松田さんのとっておき“白菜食べきりおかず”第一弾は、牡蠣と合わせたクリーム煮。まさにこの季節ならではのごちそうです。

「牡蠣の濃厚なうま味をしっかり楽しむために、牛乳と水溶き片栗粉でさらりと仕上げました。白菜の葉は最後に加えてください。火はさっと通す程度に留めるのがおすすめです」(松田さん)

白菜の切り分け&保存法…葉もの野菜は手で裂くのが〇

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白菜の芯に包丁で56cmの切り込みを入れて、両手の親指をぐっと切り込みにいれ、そのまま手で裂く。1/4にする場合も同様に。

保存は、キッチンペーパーで包み、きっちりラップをして冷蔵庫へ。

白菜と牡蠣のクリーム煮の作り方

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材料(2人分)

白菜 45

加熱用牡蠣 56

ねぎ 1/2本

酒 大さじ2

しょうが・にんにく(みじん切りにする) 各小さじ1

ごま油 大さじ1

チキンスープ 11/2カップ

牛乳 1/2カップ

塩 小さじ1/3

白こしょう 少量

水溶き片栗粉 (片栗粉小さじ1を水大さじ1で溶く)

作り方

牡蠣はボウルに入れ、粗塩小さじ1(分量外)を加えて、手でトスするように絡めて汚れを塩に移す。冷水をボウルに加え、柱の部分をつまんで振り洗いする。

水を切り、酒を入れて牡蠣に“飲ませて”おく。

白菜は葉と白い軸に切り分け、3cmのざく切りにする。

ねぎは芯を除いて、斜め薄切りにする。

フライパンを中火で熱し、牡蠣を並べて焼き色が付くまで表裏を加熱。バットなどに取り出す。同じフライパンに、ごま油、しょうが・にんにくのみじん切りを入れて中火で熱し、白菜の軸を炒める。チキンスープと牡蠣のつけ汁(酒)も加えて蓋をし、ややしんなりするまで加熱する。

牡蠣、ねぎの薄切り、白菜の葉を加えて23分煮、牡蠣のうま味を引き出す。

牛乳を加えてひと煮立ちしたら塩と白こしょうで味を調え、水溶き片栗粉で軽いとろみをつける。

器に盛り、アツアツを召し上がれ!

動画・撮影/鍋島徳恭

松田美智子(まつだみちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

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