コリ固まった1日の疲れをほぐして、ぐっすり眠ろう
null以前、公開した「夜ヨガ」が好評だったので、今回はもっと手軽に行えるショートバージョンを若松さんが考えてくれました。
ロングバージョンの「夜ヨガ」はこちらをチェック!→10分の「夜ヨガ」で疲れをリセット!ぐっすり良質な睡眠を【おうちでヨガレッスン#3】
「1日使って疲れた体。コリ固まった所や詰まっている部分を少しずつゆるめ、全身をほぐしながら、ゆっくり動かしていきます。体も心もリラックスすると深い眠りに入りやすくなるので、寝る前に行って心地よく眠るための準備をしていきましょう」(以下「」内、若松さん)
さらに、前回教えてもらった「夜の呼吸法」と併せて行うと、リラックス効果がよりアップ! こちらも一緒に試すとオススメです。
「夜の呼吸法」の詳しい方法はこちらを参考に。→深く良質な睡眠へと導く「寝る前の呼吸法」で1日の疲れをオフ!【おうちでヨガレッスン#11】
5分の「夜ヨガ」の行い方
null(1)股関節周りをほぐす
仰向けに寝て、足を心地よい幅に開きます。脇の下に小さなスペースを作り、両腕の重みは床に預け、そっと目を閉じましょう。
両足を揃えて両膝を曲げたら、膝を外側に開き、両方の足の裏を付けます。股関節が脱力できる場所を踵の位置で調整し、股関節周りを心地よく開放します。
息を吸う時は体の内側を広げるイメージで、息を吐く時は大地に体をゆだねて沈むイメージで行ってください。
(2)お尻と腰周りをほぐす
両膝を中心に戻し、両手で足を抱えます。太ももをお腹の方に引き寄せ、同時に優しくあごを引いて、お尻や腰周りを心地よく伸ばします。
しっかり伸ばしたら、息を吐きながらそっと手をほどき、股関節と腹部周辺を開放しましょう。
(3)体の側面を伸ばす
両足を揃え、両手を頭の後ろで組み、指を絡めて枕のように準備します。右足を一歩横に開き、左足を右足に付け、心地よく胸を開きながら息を吸いましょう。
吐く息で頭を右側にずらし、首をねじって目線は左側へ。体の左半分が心地よく開いているのを感じながら、呼吸を流します。これを反対側も行います。
(4)背骨をねじる
両膝を曲げ、太ももをお腹の方に引き寄せ、吐く息と共に右側に倒します。この時、目線は左の方へ。これで心地よく背骨がねじれます。反対側も同様に行います。
(5)胸を開く
両足を揃えて両手を体の下に置き、肘も腰の下にしまいます。爪先を遠ざけ、息を吸いながら肘でマットを押し、頭のてっぺんをマットに付けます。目線は鼻先の方に向け、首から背中にかけて心地よく伸ばしましょう。
1日頑張って疲れた日の夜に実際に行ってみると、体がじんわりと伸ばされ、ほぐされ……心地よく開放されました。どれもゆっくりした動きなので、自分の呼吸をしっかり感じることができ、リラックス効果も抜群。何より、全部寝たまま行えるので、ベッドの上で行って、そのまま眠ることができるのが最高〜! 夜の呼吸法と併せて行えば、ますますぐっすり眠れそうです。
いかがでしたか? たった5分程度で行えるので、寝る前に1日の疲れをリセットして、頑張った自分を癒してあげてくださいね。
次回は、肩甲骨や背中をほぐすヨガを紹介します。
取材・文/岸綾香
【取材協力】
若松由貴子
心と身体をバランス良く鍛えることができるオンラインスタジオ『Veda Tokyo』所属。さわやかな笑顔と丁寧で分かりやすいレッスンが人気。アディダスグローバルランニングコミュニティadidas Runners Tokyoのヨガ講師を務める。2015年より毎年インドに渡り、ヨガの学びを深めている。指導歴10年。2児の母。