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絵本がやぶれたら!プロ仕様の「フィルムテープ」でカンタンお直し【本日のお気に入り】

子どもが絵本を読んでいると、めくった拍子にページがビリッ!とやぶけてしまうこと、ありますよね。息子が生まれて2年ちょっとで、わが家にもやぶれた絵本が増えてきたので、おうちでできる「絵本の補修」を実践してみました。おすすめのグッズ&使いかたをご紹介します。

やぶれた箇所もサッと直せる!「ページヘルパー」

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「SAIFUKU ページヘルパー」25mm幅、50m巻、厚さ25ミクロン、税込み1,793円(メーカー公式オンラインショップにて、送料別)

私が使用しているテープはこちら。『SAIFUKU(埼玉福祉会)』の「ページヘルパー(25mm幅、50m巻、厚さ25ミクロン)」です。一般的なセロハンテープより薄いのですが、ポリエステル素材でちぎれにくく、絵本のように、紙が厚めのものでもしっかり補強してくれます。マットな質感で光をあまり反射しないので、貼ったあとが目立たないのも嬉しい!

以前一度、試しにセロハンテープで絵本を直してみたことがあったのですが、1年後には劣化して、黄ばみやひび割れ、そしてフチのところにも黒い汚れが……。その点この「ページヘルパー」は、図書館などでも使われている補修専用のものなので、時間が経っても安心です。

今回修理するのはこの3冊。まずは、傷が小さいものからやっていきます。

やぶれたページの表と裏を、ひとつながりのテープで補強したいので、直したい箇所の2倍ちょっとの長さにテープを切ります。

気泡が入ってしまわないように、定規などを使って、少しずつ慎重に貼っていきます。

まずは表から。定規で押しつけながら、ゆっくりと……
余った部分を裏側に折り込みます
同様に、気泡が入らないように注意しながら貼ります

ほんの2~3分で修理完了! 直した跡も目立たず、いい感じにできました。

もし気泡が入ってしまったら、その箇所のテープに針で小さな穴を開けると、空気が抜けてきれいになりますよ。

大きくやぶれてしまった本も、同じ手順で直します。もしテープ1本でやぶれた箇所をカバーしきれなければ、いくつかに分けて貼ってもOK。

派手にやぶれたこちらの本
テープを少しずつめくりながら貼っていきます
できあがり!

いかがでしょうか、なんだか手軽にできそうな気がしませんか?

ちなみにこの「ページヘルパー」、もうひとつのよさは“比較的はがしやすい”こと。もし失敗してしまっても、ゆっくりはがせば、大きな被害を生まずにやり直せるくらいの、ちょうどいい粘着力なんです。他の商品も試しましたが、一度貼るとおしまいという強粘着タイプだと、変に緊張して、なんだか余計に失敗してしまうんですよね……。

その点このテープは、貼りやすさ、見た目のきれいさ、頑丈さ、そしてはがしやすさ、すべてにおいて大変満足しています!

表紙ごとフィルムでコーティング!「ピッチン」

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「SAIFUKU ピッチン 接着剤付透明コートフイルム」幅35cm、長さ2m、厚さ70ミクロン、税込み1,225円(Amazonにて、送料込)

もうひとつご紹介したい補修グッズがこちら。同じ『SAIFUKU』の「ピッチン 接着剤付透明コートフイルム(幅35cm、長さ2m、厚さ70ミクロン)です。

こちらは、本全体をフィルムでカバーするというもの。図書館の本で、なじみがある方も多いのではないでしょうか。

カバーの一部がやぶけてしまった本を、カバーごとフィルムでコーティングする形で直していきます。

やぶれてしまった本以外でも、子どもがはがしがちな絵本のカバーを固定したり、大事な本の汚れを防止したりといった用途で使えます。古本屋さんで見つけたよれよれの本も、コーティングすると見違えるようなきれいさになりました。

ざっくりとしたコーティングの流れがこちら。

①表紙・背・裏表紙に対して、上下左右が2センチずつ大きくなるように「ピッチン」をカット
②2ミリずつ残したまま、表紙側から貼っていきます
③表紙側が貼れたら、余った部分を内側に折り込みます。この時、フィルムの角は、本の角よりも少し外側でナナメにカット
④上下のこの部分もナナメにカットします
⑤上下の余った部分を内側に倒して貼ります
⑥裏表紙も同様の流れで貼って、完成!

細かい手順が多く、先ほどのページの補修に比べると手間がかかります。1冊やるのに、だいたい15分ほどかかりました。

『SAIFUKU』の公式サイトで、貼り方をわかりやすく紹介しているので、詳しくはこちらをご覧いただくのをおすすめします。

『SAIFUKU(埼玉福祉会)』は、全国の図書館でも愛用されている製品を多数販売している定評あるメーカーなのですが、その名の通り、障がい者雇用など、福祉事業に比重を置いている会社でもあります。製品を購入することで、福祉面でも応援になるのかもしれませんね。

ページの補修も、本全体のコーティングも、実際にやってみると意外と簡単にできて、慣れてくるにつれ、どんどん作業が楽しくなってきました。今後は息子が絵本をやぶってしまっても、「父が直してあげるね~」と、イライラすることもなく対応できそうです。

やぶれた本がおうちにある方は、ぜひチャレンジしてみていただければ嬉しいです!

※図書館の本に関しては、もしやぶれてしまっても、自分で直さず、必ず借りた図書館に相談するようにしてください。

編集部・関口
編集部・関口

音楽&絵本&甘いものが大好きな、一児の父。文具や猫もとても好き。子育てをするなかで、新しいコトやモノに出会えるのが最近の楽しみ。少女まんがや幼児雑誌の編集を経て、2022年秋から『kufura』に。3歳の息子は、シルバニアファミリーとプラレールを溺愛中。

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