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子どもの「教科書片付かない問題」を解決したい!整理収納アドバイザーがたどり着いたシンプルな方法

子どもの成長とともに増えていく学用品。3児の母であり整理収納アドバイザーの三木ちなさんは、毎日ランドセルから入れ替える「教科書」が散乱しがちという課題を感じていました。どうしてきちんと片付けられないのだろうとじっくり観察してみると、そもそも「ここに置いておくべきでないものが多すぎるのでは?」と気が付きます。理由が見えれば解決方法はシンプルです!

教科書が出しっぱなしでごちゃごちゃ!

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こんにちは、3児の母で整理収納アドバイザーの三木ちなです。子どもの成長はうれしくほほえましい一方で、どんどん増えていく“もの”の行き場に悩む日々……。わが家は3人子どもがいますが、特に上の2人の子どもが小学校へ上がってからは「教科書」の置き場に悩むことが増えました。

あれこれいろいろな収納を試しましたが、“まさか”の方法で教科書の片付け問題は終止符を打つことに……。その意外な方法をご紹介します。

置き場所に困る学用品はたくさんありますが、わが家がずっと抱えてきたのが「教科書」の片付け問題。取り出しては出しっぱなしを繰り返し、床にも机にも教科書が散らばってる……という状況が続いていました。

「しまいなさい」「キレイに片付けて」と声をかけて一時的にきれいになっても、なかなか改善できない日々。でも、そんな教科書の片付けは、意外な方法であっけなく解決できたんです。

【解決法】使わなくなった教科書は「残さない」

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今までは、なんとなくもう使わない教科書もすべて保管していた私。しかしふと「これって必要なのだろうか……?」と疑問に思ったんです。“とりあえず”とっておいた教科書も、考えてみれば使い道はほぼゼロ。

むしろ、使わない教科書のせいで勉強机の収納スペースが圧迫されていることに気付きました。「片付けて!」と言われても、教科書の収納棚がぎゅうぎゅうでは子どもたちもやる気が起きなくて当然です。

学年が上がったら教科書は処分!
ボックスで仕切りを作り、教科書が少なくても自立するように

そこで、使わない教科書はすべて捨てる習慣をつけることに。年度が切り替わる春休みに、今年度も使う教科書だけを厳選。そのほかはすべて名前を消し、まとめて資源の日に出します。使い終わったノートも同様です。

すると、教科書置き場が突然すっきり! ゆとりがあるので、子どもたちも“使って戻す”がワンアクションで行えるようになりました。

教科書の片付け問題は収納場所が問題だと思っていましたが、見つめ直すとそもそもの分量が原因なんだと気付けました。もちろん、今まで使った教科書やノートをとっておきたいという人もいるでしょう。学年が上がると事情が変わるかもしれません。ですから、残す・残さないは家庭ごとのルールがあっていいものだと思います。

わが家の場合は「とりあえず残しておこう」と保管した教科書は、ほぼ使わずに放置されたままだったので、手放して正解でした! 教科書置き場も勉強机もスッキリして、片付けのハードルは確実に下がりました。

 

子どもの学用品置き場問題は、教科書に限らずどんどん出てくるもの。悩んだらその都度親子で考えて、子どもがすすんで片付けられる環境に整えて、悩みを少しずつ解消していければと思っています。

三木ちな
三木ちな

WEBライターとして、主にくらしや節約などの記事を手掛ける。趣味は節約と貯蓄で、業務スーパー歴20年のマニア。

仙台市出身で、現在は埼玉県在住。3人の子どもと夫との5人暮らし。クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、腸活アドバイザーの資格をもつ。

X(旧Twitter)はこちら→@natsumama0805

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