「キッチンまわり」は処分したいものの宝庫!
null「食器類。自分で買ったものに加え、贈答品で頂くことも多く、いつも使う食器は決まっているし地震などの災害も怖いので数を減らそうと考えている」(42歳/その他)
「お菓子の箱。バレンタインなどに可愛い入れ物のお菓子を貰うと捨てられない。頂いたものなので、想い出も込みでなおさら捨てられなくて困っています」(37歳/その他)
「多すぎる保存食。ついまとめ買いしてしまう癖を改めたい」(51歳/デザイン関係)
「コンビニでもらってきた割り箸、スプーンなど……。結局使わなくて場所を取る」(49歳/公務員)
筆者自身、どれも身に覚えがあるものばかりでドキッとします。他にも「賞味期限切れの食材」「もう使わなくなった古いお弁当箱や調理道具」「冷蔵庫のマグネットやメモ」など、キッチンはさまざまなアイテムが滞留しがちなスポット。
家族みんなが使う場所なので、休みの日に家族総出で「いる」「いらない」をチェックするのもいいかもしれません。
いつか役立つはず…「出番待ち」の包装用品、文具など
null「紙袋。いつか使うと思ってとってあるが、使う機会がなかなかなくて溜まってしまった」(28歳/総務・人事・事務)
「輪ゴム。ありすぎると1つ取るのも難しく、散乱することがあり、一度大量に捨てたのですが、その後すぐに輪ゴム不足に陥りました。多すぎると雑然とするし好きではないけど、無かったら困る」(23歳/その他)
「ボールペン。使えるのに捨てるのはもったいないと思ってしまう」(32歳/公務員)
「タオル。母が溜めていて生涯使い切れなそう」(44歳/総務・人事・事務)
「ダンボール箱。必要な時があると思い保管しているといつの間にか大量になって片付けが大変」(53歳/主婦)
紙袋やダンボール・クッション材といった包装・梱包に使うアイテム、文具や輪ゴム、そしてタオルにぞうきん! いざリストアップしてみると、溜まってしまいやすいものって、こんなに様々あるんですね……。
一気に仕分けをして捨てるのは難しくとも、まずは(1)同じ種類のアイテムは一箇所に集める、(2)収納スペースを決めてそれ以上増えないようにする、というのを目標にするのはいかがでしょうか。置き場所が固まれば、探す時間も省けて効率的になりますよ。
買ったのに着なかった、というものも…「洋服」
null「洋服。着ないのに“また着るかも”とついついとっておいてしまう。処分したらすぐに忘れるのに」(53歳/主婦)
「子どもが着られなくなった服」(39歳/営業・販売)
「コート。高かったので捨てづらく、もう二度と着ないだろうと思いながらクローゼットの大半を牛耳っている……」(42歳/主婦)
「多すぎるヒートテック系の人工素材で出来た肌着。加齢と共に肌に合わない、ホットフラッシュで暑過ぎる等の理由から、処分しようと考えています」(43歳/営業・販売)
「着られなくなった洋服。痩せたら……と考えていたが、もう諦めろ」(53歳/総務・人事・事務)
衣替えとセットで、衣類の整理をするのもおすすめ! 一年着なかった服はすべて捨てている、という回答もありました。痩せたら着られる、というものも、処分する(痩せる)期限を設けないといつまでも残ってしまいそう。
筆者は想い出の詰まったTシャツ(好きなバンドのライブTシャツ、高校の修学旅行で買ったTシャツなど)が増えすぎて困っているので、Tシャツを正方形に折って飾れる額「ハクバ Tシャツ・LPレコード額 TRG-01」を買ってみようかなと思っています。
想い出も込みだから捨てづらい!「趣味のもの」
null「毛糸。一時期編み物にハマっていろいろ買ったが、場所をとっている」(50歳/総務・人事・事務)
「推しの缶バッジ。自分の好きなメンバーのものを手に入れたくて、多めに買ったはいいものの、自分の推し以外をどうしていいかわからず放置していて溜まってしまった」(35歳/総務・人事・事務)
「ビデオデッキがないのに、昔、夫が録画したり購入したりしたビデオテープが多くて困っている」(48歳/学生・フリーター)
「大事にしていた、雑誌等の切り抜き。あまりに増えてきたので、これからはデコパージュにしようと思います」(33歳/その他)
「昔集めていたご当地キティやキューピー。大量にあるが想い出もあるし、もらったものもあるしで捨てるに捨てられない」(31歳/主婦)
趣味のアイテムもたくさん寄せられました。割り箸や紙袋などと違って、思い入れの強いものは「捨てなければよかった」と後悔するケースも多いもの。よく考えて、厳選してから処分するのがいいのかも? 無理に捨ててしまわず、見返せるように整理する、という考え方でもいいかもしれませんね。
1つの選択肢として、「ぬいぐるみ。置く場所がなくなるしどんどん増えるので写真を撮ってリサイクルショップで買い取ってもらいました」(27歳/主婦)のように、「実物の代わりに写真で想い出を残す」という方法もあるようです。
これ何のコードだっけ…?「部品やマニュアル、電化製品」
null「コード類。何のコードだか忘れていたので、使用しないから全て処分した」(59歳/その他)
「私は購入した製品の箱を保管する癖があります。引っ越しが多いので、引っ越しの際に壊さないために箱を保存しています。ですが、空の箱を保管するのはその分スペースも多くとってしまうので、何とかしたいです」(52歳/その他)
「昔の携帯電話。俗に言うガラケー。写真が入っているから捨てられない」(58歳/主婦)
「カーテンレール関係の部品。捨てようか迷い、残しておいたまま、どうしていいか分からなくなった」(38歳/総務・人事・事務)
「家電の保証書。用もないのにタンスにしまっておき、かさばっていましたが、断捨離時にすべて捨てました」(53歳/その他)
電化製品に付随するコード・保証書・マニュアル類、組み立て式の家具の予備の部品、何のものかわからないネジ。これらの多くは、もはや「いるかいらないかすら判断がつかなくなってしまっている」のではないでしょうか?
それぞれ、ジップロックなどに入れて「〇〇のコード」「△△の部品」と書いておけばいいのでしょうが、なかなかそこまではできませんよね。筆者は、古いデジカメを子どものおもちゃとして活用しようと思ったら、充電コードを誤って捨ててしまっていることに気づいて中古のコードを買い直しました。
さらに、HDやPCの中には「増えすぎて手に負えなくなったデータの山」も……? なんて、考え始めると恐ろしくなるので、いったん見なかったことにし続けて10年以上が経ちました。
増えすぎて困るアイテム、こんなものもありました
null「壊れたテレビなどの、もう使わない家電。捨てるのにお金がかかる」(34歳/主婦)
「多すぎる布団。泊まりにきた人のためになんて思ったけど、なかなか泊まりに来ることはないし、管理が大変なので減らしたいです」(46歳/その他)
「亡くなった家族の遺品。思いきって捨ててしまい前に進めたい」(31歳/医師)
「収納グッズ。収納のためにカラーボックスを買ったが多すぎて困っているので捨てようと思っています」(28歳/総務・人事・事務)
「薬。風邪薬などを買いだめしておいたが意外と使わずそろそろ期限切れ」(51歳/主婦)
家電や布団、薬、なかには「多すぎる収納グッズが片付かなくて困っている」という皮肉なシチュエーションまで……どれも共感するものばかりです。特に、亡くなった家族の想い出の品は、整理にも時間がかかるものですよね。
本質をついているなと感じたのが「物ではなく、記憶が処分できないんだと思う」(59歳/その他)というコメント。ずっと処分できずにいるものにはそれ相応の理由があって、機械的に捨てればいい、というわけにもいかないのでしょう。
気持ちの整理がつかない時は、しばらくそのままにしておくことで、時間が解決してくれることも。逆に、思いきってモノ自体を処分してしまうことで、気持ちの整理がつくこともあるかもしれません。
処分する/しないの判断をしていくことは、自分にとって何が大事かを見つめ直すためにもいい機会。ぜひ時間を見つけて、少しずつでも「増え続けたアイテム」と向き合ってみませんか?