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整理収納アドバイザーが伝授する「冷蔵庫の整理整頓のコツ」効率よく収納して、節電や食品ロス削減に!

共働き世代の増加や、コロナ禍を経て内食が定番になったこともあり、食品をまとめ買いしてストックする家庭も多くなっています。その結果、冷蔵庫の中が詰め込み過ぎでパンパン、食材がどこにあるのかわからない、保管していることを忘れてしまい消費期限が切れていた、ということもありがちです。

三菱電機が実施した冷蔵庫に対する不満の調査では、約7割が「整理整頓に関する悩み、ストレス」を持っていることがわかりました。

三菱電機の2024年度の新型冷蔵庫、6ドアの「MZシリーズ」(2024年126日発売・3タイプ)は、こうしたニーズを踏まえ“整理整頓のメリット強化”を打ち出しています

三菱電機の新型冷蔵庫。

冷蔵庫を整理してより効率よく収納することで、庫内がすっきりとして見やすくなり、食品がどこにあるのかすぐわかるので、時短や食品ロスの削減につながり、冷蔵庫の扉を開けて冷気が出ていく時間も短くなり、節電にも有効です。

 冷蔵庫の整理整頓のコツを、家電や生活に関する情報を発信している三菱電機の「くらし×おトク+サイト」と、Nadia Lifestyle Artist/整理収納アドバイザーの「みな」さんに教えていただきました。

冷蔵庫を上手に使いこなす4つのポイント

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冷蔵室の使い方~詰め込み過ぎに注意!

(※画像は、三菱電機冷蔵庫2023年MZシリーズでの映像から、以下同)

食品を詰め込んで冷気の通路をふさぐと、庫内の食品が冷えにくくなります。冷蔵室の適正な収納量は全体のおよそ7割まで。奥の壁が見えている程度が理想です。週に1回は冷蔵室をチェックして、食品の間にすき間を作って冷気の流れを良くしましょう。

野菜室の使い方~定期的に整理

迷子になりがちな使いかけ野菜は野菜室上段に。

野菜室は野菜が見つけやすいように収納するのがコツ。上段エリアは、見わたしやすく、小物や中物の野菜保存におすすめ。また、使いかけのものを置くと、見逃し防止につながります。

下段の大物エリアには、キャベツ、レタス、白菜、大根など大きな野菜がたっぷり入るようになっています。野菜は季節によって大きさが変化するため、定期的に整理してみましょう。

冷凍室の使い方~冷凍室はぎっしり詰めてもOK!

パッケージを立てて入れると一目瞭然で取り出しやすくなります。

冷凍庫はすき間なくぎっしり詰めてもOK! 凍った食品が保冷材の役割をしてくれるので食品を詰めた方が、ドアを開け閉めしたときの温度上昇を抑えることができます。パッケージを立てて並べると取り出しやすく、食品が迷子になりづらいです。

チルド室の使い方~脱とりあえずチルド

「なんとなくここに入れるのがよさそう」「チルドが空いているから」など、チルド室にいろいろな食材を入れてしまう人、結構いるのでは? チルドに入れるものを絞ることで、すっきりとした室内を保ちやすくなります。

「ワイドチルド」は冷蔵室の下にある温度の低いゾーン。食品の発酵や熟成が進みにくく、鮮度が長持ちしやすいのが特徴。ハムやかまぼこなど加工品の保存に最適です。

水分が多く凍りやすい豆腐、マーガリン、ヨーグルトなどはチルドには向かないので冷蔵室への収納がおすすめです。お肉やお魚は「氷点下ストッカールーム」に。凍らせずに生のまま長く保存でき、食品の定位置化もできます。

ハム、チーズ、納豆といった加工品はチルド室に。
解凍する必要がない「氷点下ストッカールーム」は調理も楽。

庫内の整理整頓をアシストする「思うまま整理セット」を新搭載

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メーカー純正品の整理収納アイテム「思うまま整理セット」。

三菱電機冷蔵庫の最新モデル「MZシリーズ」では、ごちゃごちゃと食品が混在する冷蔵庫内の整理整頓をアシストする、整理収納アイテム「思うまま整理セット」を新しく搭載。

「思うまま整理セット」を活用することで、物を探す時間がなくなり時短につながり、賞味期限も管理することができ、冷蔵庫の扉を開けている時間も短縮されるので省エネにもつながります。

純正品なので庫内にピタリとハマります。

冷蔵庫内の整理方法として、市販の整理ボックスを使用している人も多いですが、サイズが合わない、立てて入れられない、はみ出して半ドアになり閉まらないなど、庫内にきちんと収まらないことに不満も。

「思うまま整理セット」はメーカー純正品であるため、冷蔵庫のほとんどの場所に設置が可能です。思うままフリーケース大・小と内スペースを自在に調整できる思うままストッパーで構成され、冷蔵室の段違い棚や、野菜室の段違いケースの浅いところにもフィット。チルド室にも入れられます。ドアポケットの卵ケースの部分にはめ込むこともできます。

お掃除術やくらしの便利グッズなどをInstagramで発信している、整理収納アドバイザーの「みな」さんに、冷蔵庫を整理することのメリットを聞きました。

 「整理整頓で得られる効果には、時間的効果、経済的効果、精神的効果があります。冷蔵庫の時間的効果は、探し物がすぐ見つかることで時短になりますし、ドアの開閉時間が少なくなることで省エネにもつながります。

経済的効果は同じものを二度買ってしまう重複買いや、賞味期限切れを防ぐことができます。精神的効果は自分の時間が確保できて心にゆとりが生まれたり、探し物が見つからないというストレスがなくなります。

こうした観点からも冷蔵庫の整理整頓はとても大切ですが、冷蔵庫によって棚の高さとか幅や奥行きも変わってくるため、市販のケースを使った収納では、冷蔵庫に合った理想のケースを探すことからが、まず大変。その点、純正品の『思うまま整理セット』は全主婦の味方。整備整頓がしやすく状態を継続してできるので、定位置管理として最適です」(以下「」内、みなさん)

Nadia Lifestyle Artist/整理収納アドバイザーのみなさん。

忙しい朝にそのまま食卓にさっと出せる朝食セットは便利!

「思うまま整理セット」は、用途に合わせて自由な使い方ができます。大きいケースは、よく使う調味料をひとつにまとめる「調味料セット」や、バラバラになりやすい納豆や豆腐、チーズ等の加工品をまとめて管理できる「在庫整理セット」など、ユーザーの用途によって自由にカスタマイズができます

一番右が朝食セット、真ん中は調味料セット、左が在庫整理セット。

みなさんのおすすめは「朝食セット」。バターやマーガリン、ジャム、ヨーグルトなど、朝食で使うものをひとまとめにしておくことで、パッと取り出せてそのまま食卓に持ち運んで使えるので、忙しい朝には非常に効率的です。

小ケースには保冷剤などを。

小ケースの活用法としては、使いかけの野菜や果物、プチトマトなどの小さい野菜の置き場として使ったり、個包装のお菓子をまとめて収納したり、保冷剤をひとまとめにする使い方も。見失いがちな保冷剤をまとめると家族の誰でも取り出しやすく、これ以上の量になれば処分するといった、定位置管理と共に在庫管理もできます。

使いかけやプチトマトなど小さな野菜はまとめて小ケースに。

「お弁当用の小さくした材料はバラバラになってどこに行ったかわからなりがち。こうした小さな食材や、使いかけの野菜などは小ケースにまとめて置くことでしっかり確認できます。また、小分けにしておけば必要以上に量を食べてしまうことも防げるので、『思うまま整理セット』を活用すれば、食品ロスだけでなく食べすぎ防止にも有効ですね」

冷蔵庫はちょっとした使い方の工夫や整理整頓で、気持ちよく、効率よく、さらにお財布にも優しくなります。週に1回は庫内をチェックして、すっきりと整頓された冷蔵庫にしましょう!

取材・文/阿部純子


【取材協力】

三菱電機 冷蔵庫
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/

三菱電機「くらし×おトク+サイト」冷蔵庫の整理整頓&お手入れ方法
https://kuratoku.lcx.mitsubishielectric.co.jp/ref/

みなさんInstagram
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