災害時の非常食にも、忙しい日のお助けメニューにも!
null「アマノフーズ」といえば、フリーズドライと思えないほどおいしい!と評判のお味噌汁で有名ですよね。kufura編集部でも、人気アイテムを食べ比べしたことがあり、そのおいしさに編集部一同感動したのは記憶に新しいところです。(「アマノフーズ」の売上ランキングをkufura編集部で実食!)
その「アマノフーズ」から、備蓄食セットが発売されていると知って、編集部にさっそくお取り寄せ(こちらのボックスは通販限定商品です)!
まずは、こちらの『ローリングストックBOX』の中身を見てみましょう。
・朝食セット 1箱6食入り(にゅうめん3食、雑炊3食)
・昼食セット 1箱6食入り(リゾット3食、シチュー3食)
・夕食セット 1箱6食入り(小さめどんぶり3食、具だくさん汁3食)
・サトウのごはん コシヒカリ小盛り 3食パック
・自宅避難マニュアルブック
3人家族なら、3食食べて1〜2日分の食事になる計算です。
そしてなんといってもスゴイのは、驚くほどおいしいこと! 今までの備蓄食といえば乾パンなど味気ないものが多い印象でしたが、kufura編集部で試食した結果、どれも本格的な味わいで満足感が高く、アマノフーズのフリーズドライの技術に感動しました。お湯さえ注げば作れるので、災害時にも心強い。
そして、このBOXのポイントはおいしさだけではありません。
ネーミングにもなっている「ローリングストック法」という食べ方を推奨してるんです!
「ローリングストック法」ってどういうこと?
「ローリングストック法」とは、ストック(備蓄)をローリング(回転)する方法のこと。備蓄した食品を定期的に消費して、食べた分だけ買い足していく、という方法のことです。
おすすめなのは、1カ月に1回「非常食を食べる日」を決めておき、食べたら順に、その分を補充すること。この方法だと1年間で食品が入れ替わり、賞味期限が1年の食品をムダなく非常食にすることができるんです。
いざという時に賞味期限切れで困らないうえ、普段から食べ慣れた食品を食べられるので、災害時のストレスを少しでも減らすことに繋がりますよね。
非常食用に缶詰やパウチ食品などを揃えていても、普段なかなか食べることがないものだと賞味期限が過ぎてしまうことも……。その点、お湯を注げばすぐ仕上がるし、普段の食卓に出してもおいしいこのシリーズは優秀です。
それでは、朝食、昼食、夕食と、それぞれ実食した感想をお届けします!
朝食セットは、忙しい朝にササッと食べるのにもおすすめ
nullまずは朝食セット。こちらは、にゅうめんと雑炊が3食ずつ入っています。「にゅうめん」は「五種の野菜(あっさり味噌味)」「まろやか鶏だし」「すまし柚子」、「炙り雑炊」は「たらこ」「さけ」「かに」。どれも違う味でバリエーションも豊富です。
にゅうめん「まろやか鶏だし」
編集長S:「そうめんの麺の復元率が見事! 普通の器で出されたら、フリーズドライって気付かないほどのクオリティーかも。
鶏のだしが濃厚でしっかり効いているから、少量でも満足感がある。お湯を注いだだけとは思えない、ちゃんと手作りされたものを食べている感じ」
にゅうめん「五種の野菜(あっさり味噌味)」
編集Y:「野菜がたっぷり入った少しとろみのついたお味噌汁にそうめんを入れたみたい。
野菜がたくさん入っているのもうれしい。野菜のシャキシャキした食感がしっかり残っているので、食べ応えもあり!」
炙り雑炊「たらこ」
ライターK:「お湯でしっかり戻さないとごはんがポソポソする感じがあったけど、少し時間をおくとごはんがしっかりふくらんで、実際に雑炊を作った時のようなお米の粒感を感じた。
だしが濃くて、思ったよりもしっかりした味。たらこもたっぷり入っていて、炙ってあるようなほのかな香ばしさも。卵がふわふわで、刻んだねぎを加えてもおいしそう。
ごはんがお腹にたまって腹持ちもよし。風邪をひいて何も作りたくない時にも、あったら助かる!」
にゅうめんはお湯を注いで約30秒ででき、さらにカロリーは50〜70kcalとヘルシー。雑炊は、あまり食欲のない朝でもササッと食べられそう。災害時の備蓄食としてはもちろん、忙しい朝のお助けメニューにもなりそうです。
昼はビーフシチューなど本格的な洋食メニューを
nullお次は昼食セット。こちらは、リゾットとシチューが3食ずつ入っています。「ビストロリゾット」は「トマトとチーズのリゾット」が2食、「3種のチーズリゾット」が1食。シチューは「ビーフシチュー」が2食、「クリームシチュー」が1食。昼食セットはすべて洋風のラインナップです。
ビストロリゾット「トマトとチーズのリゾット」
編集長S:「チーズとトマトが効いていて、普通にカジュアルなイタリアンで出てきそうな味。デスクでササッと食べたい忙しい日のランチにもいいね。コクがあって濃厚なのにカロリーは94kcalだから、罪悪感なく食べられる。玄米と押し麦入りなのもうれしい!
今回、浅めの器で作ったら、ちょっとごはんが戻りにくい部分があったので、マグカップや深めの器で作った方が失敗なくできるかも。こんな風に普段から作り慣れておくと、非常時にも安心して失敗無く作れますね」
ビーフシチュー
編集Y:「え、おいしいっ! びっくり! ソースが本格的すぎる。デミグラスソースってワインの風味が強いものだと苦手な子もいるけど、これならうちの子たちも好きそう!
焼いたお肉や野菜を加えたら、それだけでメインの一品になっちゃう。家に常備してあったら、普段の食事としても心強い。
昼食セットは1食約232円(税込)。やや高めだけど、このおいしさならありかも!」
ここでたまたま現れた男性編集者も味見をして「おいしい! レストランの味!」と大絶賛。ごはんやパンがあれば、男性も満足できる味わいとボリュームです。
クリームシチュー
ライターK:「フリーズドライなのに、普段自分がわざわざ手作りするシチューとなんら変わらない気が……(笑)。チキンがいっぱい入っていて、もう少し野菜が欲しかったら冷凍ブロッコリーをチンして入れてもいいかも。
クリーミーな口溶けで、とろみもしっかりついていて温まる。私の個人的な感想ですが、ホワイトシチューって食べるとホッと心が安らぐから、災害時など不安な状況でこれを食べたら少しは気持ちが癒されそうな気がする。ランチで食べるなら、小さいパンがあれば充分!」
昼食セットは洋食になっており、朝とは全然違うラインナップで、飽きずに食べられるのもうれしいところです。ただお湯をかけただけとは思えない完成された本格的な味に、編集部一同驚くばかり。もう正直、普段のランチにも食べたい!
夕食の丼はふわふわ卵、旨味のある牛肉で大満足!
null最後は夕食セット。こちらは、丼の素と汁物が3食ずつ。サトウのごはん(小盛り)も3食分付いています。「小さめどんぶり」は「牛とじ丼の素」「親子丼の素」「中華丼の素」、野菜たっぷり具だくさん汁は「黒豚汁」「桜島どりの水炊き風」「牛肉と野菜のおかず汁」。夕食は丼と汁物でボリュームも満点です。
小さめどんぶり「親子丼の素」
編集長S:「卵がふわっふわっ! だしが濃くて、鶏肉もゴロッと入っていて、もうこれは立派な親子丼です。
ただお湯の量を目分量で作っちゃうと、おいしく戻すのが難しいかも。お湯を入れすぎるとサラサラになっちゃうので、ふんわりした親子丼の卵感を出すためにはお湯の入れすぎには注意して。どれもパッケージの裏にしっかりお湯の分量が書いてあるので要チェックを」
小さめどんぶり「牛とじ丼の素」
編集Y:「編集長のリゾットや親子丼の感想を参考に、私はどんぶりの素を2つに割って深めの紙コップに入れ、お湯を注いで作ってみました。やっぱり深めの器のほうがお湯がしっかり染み込んできれいに戻る気がする。
そして、牛肉の復元のレベルの高さにびっくり! お肉が想像以上にしっかりしていて、噛むと肉の旨味をジュワッと感じます。卵もとろとろ〜!」
小さめどんぶり「中華丼の素」
ライターK:「お寿司の上に乗っているような大きなえびが贅沢に1尾入っていて、食感もしっかり残っていておいしい。ごま油が効いた中華ベースの味で、これはごはんが進んじゃいます。
今回はちょっとお湯を入れすぎてしまい、とろみがあまりなくなってしまったのが残念。おいしく戻すためにはお湯の量が本当に大事!」
野菜たっぷり具だくさん汁「黒豚汁」
ライターK:「とにかく具がぎっしり入っていて、野菜を食べているみたい。葉野菜の食感もしっかり残っている。
噛むと牛肉から旨味がじわっと出てくる。汁はごまのコクが効いたまろやかな優しい味で、少しとろみがあって食べるとポカポカに。
具材がたっぷり入っていて、災害時にお味噌汁1杯でもしっかり満腹感が出るように工夫されているのが伝わってきます」
フリーズドライとあなどれない満足感のある夕食に、一同驚くばかり。ただ、おいしく戻すためには、お湯の量だけは注意が必要。今回私たちはこちらのラインナップを初めて食べましたが、ローリングストック法で普段から食べ慣れていたら、災害時でもお湯の量をうまく調節できるのかもしれません。備蓄しながら食べるという発想は、災害時に備えた訓練にもなりますね。
疲れて何にも作りたくない時の家族のごはんにもなるし、ササッと済ませたい朝食やランチにもおすすめ。高齢の父母や親戚の方への贈り物にも喜んでもらえそう。自分たちもお歳暮やお中元にこれをもらったらうれしい!と、食べるシーンをあれこれ想像して盛り上がりました。
試食チームみんなの感想は「おいしいフリーズドライがあると、普段の忙しい時にも、災害時のいざという時にも助かる!」ということ。何より「おいしい」は、大切なことですよね。
私は今回台風19号が接近する前に、近くのコンビニに行くと、いつも食べ物で賑わっている棚からおにぎりやパン、冷凍食品までほとんどの食料が姿を消していて、見慣れた風景の変容に身が震えました。災害時の混乱した大変な時だからこそ、普段食べ慣れたおいしいものを口にできたら、それだけで気持ちが少し救われる気がします。備蓄食を備えることの重要さを改めて感じました。
災害時の知恵が詰まった「自宅避難マニュアルブック」も!
nullさらに有り難いのが、BOXの中には『自宅避難マニュアルブック』も付いているんです。
災害時に電気やインターネットが一切使えなくなった時に、最後に役立つのはやっぱり紙。こちらのマニュアルブックは、災害時に役立つ情報が1冊にコンパクトにまとまっています。
たとえば、紙食器やサバイバルトイレの作り方、節水してお米を炊く方法や新聞紙とラップで防寒する方法など。さらに裏面には、災害用伝言ダイヤルの使い方や、安否確認をとりたい人の連絡先を事前に書き込んでおけるページもあります。
こういった被災時に役立つマニュアルブックも一緒に入っているのも、心強いですね。
新聞紙を折って器の形にして、ビニール袋をかぶせたら、即席で使える食器が簡単に完成。
もし食器が割れてしまったり、使えなかったりしても、これでフリーズドライを食べることができます。こういうサバイバル時の知恵って、知ってるか知らないかで、いざという時に随分違いますよね。
大切な人への防災グッズの贈り物としても人気上昇中!
nullとっても便利で、抜群に美味しい商品に感動したので、販売元であるアサヒグループ食品 株式会社に、なぜこのような『ローリングストックBOX』を作ったのか伺ったところ、食品マーケティング部のアマノブランドPR担当である鈴木章子さんが答えてくれました。
「こちらの商品は2015年8月から通販限定で販売をしております。当時は、東日本大震災以降、防災意識の高まりはあるものの、実際に備蓄食の準備をしている家庭はまだ少なく、調査データからは備蓄食を備えている家庭は約4割という結果があったようです。
そこで、日常の食生活を非常食にすることができ、食べた分を補充していくという新しい食料備蓄の考え方である「ローリングストック法」に注目いたしました。これなら準備をする負荷が少ないのではないかと考え、こちらのセットに。
飽きずにおいしく食べてもらえるよう、私たちが得意とする味噌汁に限らず、洋食のシチューやリゾット、丼の素など、幅広いメニューを朝昼夜で組み合わせております。
さらに、ただの商品の詰め合わせではなく、家庭で防災を考えるきっかけになって欲しいと、被災時に知っていると便利な知識や家族の安全を伝えるツールの使い方などを冊子にして同梱しています。
主に40〜60代の方々を中心にご購入いただいており、本品を通じて「防災に備え、食べることも訓練している」「身近な人に防災のプレゼントとして贈っている」という声もたくさん届いております。今年の上半期は前年と比べて約1.5倍に売り上げが伸長しており、おかげ様でお客様からもご好評いただいています」(アサヒグループ食品 株式会社 鈴木章子さん)
「食べながら備える」という備蓄食における新発想は、だんだんと世の中に浸透してきているようです。フリーズドライの味に関しては、kufura編集部も太鼓判。ぜひ家族を守る第一歩として、始めてみてはいかがでしょうか。
取材・文/岸綾香
【商品情報】
販売会社:アサヒグループ食品 株式会社
商品名:アマノフーズ『ローリングストックBOX』
価格:5,000円(税込/送料無料/購入は通販限定)
内容: 朝食セット(1箱)、昼食セット(1箱)、夕食セット(1箱)、サトウのごはん コシヒカリ小盛り3食パック、自宅避難マニュアルブック。(セットごとに買い足しが可能)
https://www.amanofd.jp/amano/shop/special.html?fkey=rollingstock1509