ムダを防ぐ秘訣は、超アナログなあのワザ!
null買い物は、貯蓄にダイレクトに直結。「このぐらいはいいかな」という1回100円、200円の小さな甘えも、1カ月では数千円、年間では数万円単位の出費になり、貯蓄額にも当然影響を与えます。
とは言っても、お得な情報や、一度物欲があふれるとなかなか止めるのが難しいのが現実。
貯まる共働きはどのようにして、買い物でのこうしたムダをなくし、貯蓄を守る暮らしを続けているのでしょうか。
実はその秘訣のひとつと言えるのが、「買い物メモ」なんです。
働く主婦280人に家計や生活行動について行ったアンケート(調査実施:カクワーズ。概要は下部参照)の調査結果から、貯まる人、貯まらない人の「買い物メモ活用度」の違いをチェックしてみましょう!
データ1:働く主婦は買い物メモを「使う派」「使わない派」に二極化
null買い物メモを持っていく割合(働く主婦全体280人)
Q:あなたは、普段買い物をする際、「買い物メモ」(事前に買うものを書いておくメモ)を活用しますか? 10回買い物をするとしたら、何回ぐらい活用するかでお答えください。
働く主婦に、「買い物に10回行くとして、何回ぐらい買い物メモを持って行くか」を調査したところ、最も多かったのは「1回以下」で全体の3割を占めました。
一方で、「10回(毎回活用する)」と回答した人も2割を超え、メモの活用は「する」「しない」に二極化していると言えそうです。
大きく分けると、6回以上は買い物メモを使う「積極的に活用派」は4割強、2〜5回使う「たまに活用派」は3割弱、1回以下の「活用なし派」が3割という結果でした。
データ2:貯まる共働きの過半数が、買い物メモを積極的に活用!
null買い物メモを持って行く割合(年間貯蓄額別)
次に、年間の貯蓄額が100万円以上の「貯まる共働き」と、100万円未満の「貯まらない共働き」とで、買い物メモの活用度を比較してみます。
貯まる共働きは10回の買い物中、「10回(毎回活用する)」が30.0%。6回以上の「積極的に活用派」は実に半数超えです。
「1回以下」の使わない派は2割ほどと、使う派に比べると少なくなっています。
一方、貯まらない共働きは正反対。「毎回使う」は13.7%に留まり、「1回以下」は31.4%と使わない派が圧倒的です。
全般に比較しても、貯まる共働きは買い物メモを活用している人が多く、貯まらない共働きは少なめであることが、明確に見てとれます。
実際、貯まる人への取材でも、「買い物メモ」を徹底している人は少なくありませんでした。食費や日用品はもちろん、洋服や家電など大きな買い物もとにかくリスト化。お金を使う優先順位を決めているので、特売の誘惑や衝動的な物欲に左右されず、余計な出費をしないのです。
買い物メモは「計画的なお金の使い方」の練習にぴったり!
null買い物メモはシンプルで手軽なテクニックですが、調査結果を見ても、貯まらない人ほど省略する傾向があります。買い物メモがないと買い物が行き当たりばったりになり、余計なものをカゴに入れてしまうし、あれこれ悩む時間も増加します。
メモ1枚で、お金だけでなく時間のムダも防げるのですから、活用しない手はありません!
また、買い物メモが書けるということは、「必要なものが何か」をチェックできているという証です。
貯蓄を伸ばすには、「限られた収入を、いかに計画的に使っていけるか」がカギ。そのためには現状を把握し、必要なものの優先順位を決めてお金を分配していく力が必要ですが、買い物メモはまさにその練習にぴったりです。
たかがメモ。されどメモ。
わざわざ家計簿をつけなくても、買い物メモを徹底すれば計画的なお金の使い方が身につきます。
日々の買い物はもちろん、大きな買い物でも失敗しなくなり、お金が効率よく貯まっていきますよ!
調査概要:20代から40代の既婚主婦556人に対し、インターネット調査を実施(2017年6月、全国対象)。調査対象者の中から有職主婦(うち会社員46.1%、パートアルバイト44.6%、他9.3%)280人を抜粋して分析。
調査企画・分析・データ提供:株式会社カクワーズ
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