こんにちは、島本美由紀です。連載63回目は「ズッキーニ」。炒めてよし、煮込んでよしと、いろいろな料理に使える便利な食材です。加熱することでトロッとなり、甘さも増すのがいいですよね。ズッキーニは乾燥すると味が落ちてしまうので、みずみずしさを保って上手に保存していきましょう。
美味しいズッキーニの選び方
nullズッキーニは全体が濃い緑色で、上から下まで太さが均一なものが良品です。表面に傷がなく、つやのあるものを選びましょう。大きく育ちすぎたものは味が落ちるので、大きすぎるものは避けます。なお、古くなると実がスカスカになるので注意が必要です。
ズッキーニの冷蔵保存の仕方
nullズッキーニは水分が抜けると味が落ちるので、保存の際は乾燥に注意しましょう。
・キッチンペーパーで包んで保湿
ズッキーニは1本ずつキッチンペーパーで包んでから保存袋に入れ、野菜室で保存します。ヘタを上にして立てて保存するといいでしょう。
ズッキーニの冷凍保存の仕方
nullズッキーニは生のままカットして冷凍することができます。冷凍すると長持ちするのはもちろん、火の通りが早くなるので家事の時短にもつながります。
・好みの大きさにカットする
生のまま輪切りや薄切り、細切りなどにして、冷凍用保存袋に並べて入れます。ズッキーニは水分が多くてくっつきやすいので、袋に入れる際は重ならないように注意して並べてください。
使用する際は、凍ったまま加熱調理をします。炒め物や煮込み料理、パスタなどに活用しましょう。
ズッキーニの保存期間の目安
null乾燥に弱いズッキーニですが、上記でご紹介した正しい方法で保存をすると、みずみずしさをしっかりキープしながら長持ちさせることができます。
・冷蔵保存の場合の目安
キッチンペーパーで包んでから保存袋に入れて保存すると、10日ほど日持ちします。
・冷凍保存の場合の目安
冷凍した場合は、約1カ月間保存が可能です。
皆の疑問Q&A!ズッキーニって生でも食べられるの?
nullQ:いつもズッキーニは加熱調理をしていますが、生のままでも食べられるというのは本当でしょうか?
A:ラタトゥイユやチーズ焼きなどでおなじみのズッキーニ。加熱することで、甘くてトロッとした食感になりますが、実は生のままでも食べることができます。千切りや薄切りにしてサラダに混ぜてみてください。
「生のままは抵抗がある」という場合は、塩もみしてから使うと美味しくいただけます。おすすめは“ズッキーニとツナのサラダ”。ズッキーニ1本を薄切りにして塩もみし、5分ほど置いたら水けを軽く絞ります。そこに汁を切ったツナ缶とマヨネーズを加えて、塩・こしょうで味を調えれば完成です。冷蔵で5日ほど日持ちするので、常備菜としてもおすすめですよ。
いかがでしたか? ズッキーニは乾燥に弱く、水分が抜けると味が落ちてしまいますが、上手に保存をすることで、みずみずしさをしっかり保って長持ちさせることができます。加熱調理するとトロッとした食感を味わうことができますが、生のままでも美味しくいただくことができるので、ぜひトライしてみてください。
構成・文/土田奈々子