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「今年で最後に…」年賀状をやめる時はどう伝える?お知らせの文例集【年末年始のマナー】

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最近では私用・ビジネス用問わず、年賀状を一切出さないという人も増えています。だんだん減らしていく人もいますし、「今年で最後にします」と挨拶をしてからやめる人も。ここでは、年賀状をやめると決めたときどうお知らせするかや、相手に失礼のないよう伝えるための文例などをご紹介します。年賀状をやめても良い人間関係をキープするためのヒントを、マナーアドバイザーの松本繁美さんに教えてもらいました。

年賀状、いつまで続ければいいのかな…?

ただでさえ忙しい年末に年賀状の準備をするのがわずらわしい、SNSなどを活用しているから必要性を感じない、いわゆる「終活」の一環として……など、年賀状をやめたいと思う理由は人それぞれです。「なんとなく」「儀礼的に」出していることは相手にも伝わるもの。思い切ってすっぱりやめてしまおうという人も多いのではないでしょうか。

やめると決めたら、できればスマートにことを進めたいものです。毎年やりとりしていて、何の断りもなく急にやめてしまうのは相手を困惑させます。知らせづらいかもしれませんが、はっきりと、年賀状辞退の意思を知らせることが大切です。

 

年賀状をやめる意思の知らせ方

年賀状で「今回で最後にする」と意思表示をしたい場合は、年賀状のスペースに「こちらの都合で、郵便はがきによる新年のご挨拶は本年で失礼いたします。長い間、ありがとうございました。」など、小さめの文字でお知らせをします。

年賀状ではなく別途手紙、はがき、メールなどで伝えたい場合はできれば相手が年賀状を準備する前、12月初旬までに。また、年賀状を受け取った後で「寒中見舞い」として年賀状をやめる旨の挨拶をする人もいます。いずれの場合も以下の2点について理解してもらえるような文章を添えます。

  • 年賀状は誰にも一切出さない事を理解してもらう
  • やめたいのは年賀状だけであって、お付き合いをやめたい訳ではないことをきちんと伝える

年賀状をやめるタイミング

義務感で出す年賀状と決別して、すっきりと新年を迎えるためにも、思い立ったが吉日です。転職、転勤、引越しなどもひとつのきっかけになるでしょう。また、身内に不幸があった場合は、喪中はがきを機会として翌年から出すのをやめるという人も多いようです。

また、年賀状をやめる理由には、「高齢」も多くあります。自然な事由なので、相手も受け止めやすいと思います。その際は文面で「高齢のため」とはっきり伝えます。

また、高齢の親の年賀状の代筆を依頼されている人も意外と多いもの。窮屈な立場で「義理」の年賀状を続けるのも大変なことです。上手に「お断り」することも考えましょう。

 

年賀状をやめるお知らせの文例集

【一般的な文例】

私事ですが、本年より年賀状を皆様に控えさせていただきます。
これからはメールなどでご連絡させていただけますでしょうか。
今後とも宜しくお付き合いをお願いいたします。

【高齢を理由にする:1】

私も寄る年波には勝てず、毎年の年賀状をしたためることが
難しくなってまいりましたので、来年度から年始のご挨拶を
控えさせていただこうと考えております。
誠に勝手ではございますが、今後も変わらぬお付き合いをいただければ幸いです。
皆様のご健康とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

【高齢を理由にする:2】

拝啓 向寒の候、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
長年にわたりいただいておりました年始のご挨拶ですが、
寄る年波を感じるに至り、どなた様にも今後、控えさせていただきたく存じます。
誠に勝手ではございますが、
これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。敬具

【高齢を理由にする:3】

毎年皆様からの年賀状を楽しみにしておりましたが、
寄る年波には勝てず、皆様に年賀状を差し上げるのは
本年をもちまして最後にしたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

【代筆している年賀状をやめる】

毎年いただいている年賀状につきまして、
母も○○歳と高齢になり、指先の力も視力も失せてまいりました。
誠に勝手ではありますが今後、年始のご挨拶については失礼させていただきます。
なにとぞご了承賜りますようお願い申し上げます。
本人は、穏やかに過ごしておりますので、ご心配のないようにお願いいたします。
まだまだ寒い日が続きますが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
(親の氏名・代筆者氏名・本人との関係)
(代筆者の連絡先)

【寒中見舞いとして】

寒中お見舞い申し上げます。
皆様よき新年をお迎えのことと存じます。
年頭のご挨拶を失礼いたしましたことお詫びいたします。
今年から、どなた様へも年賀状をお送りしないことにいたしました。
勝手ではございますが、何とぞご了承いただけますようお願い申し上げます。
また、今後とも変わらぬお付き合いをいただけると幸いです。
まだまだ寒い日が続きますので、ご自愛くださいませ。

年賀状とともにお付き合いもなくなるであろう相手には、最後の「今度とも変わらぬお付き合いを」などの一文を「今後ともお元気でお過ごしくださいますようお祈り申し上げます」などに変えてもいいでしょう。いずれの場合も、最後は相手の健康や幸せを願う文章で締めます。

メールやSNSでの新年の挨拶に切り替えても

年賀はがきによる年賀状をやめて、デジタルでの新年の挨拶のみにするという方法もあります。

年賀状のような画像によるメッセージを送れるアプリもたくさんありますし、LINEなどのSNSでお正月用のスタンプを活用して楽しい新年の挨拶を送信しても。一度にたくさんの人に送れるので手軽です。

メールで新年の挨拶をまとめて送信する際、普段あまりメールを使わないという人は特にBcc・Cc・toの使い分けによくよく注意してください。

 

年賀状をやめるという決断に躊躇する人も多いと思いますが、礼を尽くしてやめるのであれば、相手も理解してくれるはず。素直な気持ちを伝えると、案外相手もほっとするかもしれませんね。新年の挨拶の方法も、これからの時代に合わせてどんどん変わっていくことでしょう。

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