10年間ランニングをつづけてよかった5つのこと
null「なんで走るの?」
「ウォーキングじゃだめ?」
「ランニングの何がいいの?」
ある日、運動が苦手な友人に聞かれました。ふり返ってみると、筆者が走りつづけてよかったことは、大きく5つあります。
- 運動習慣ができ、体力がついた
- 汗がかけるようになった
- 一年中走ることで、自然と暑さに体がなれるようになった
- 強制的にデジタルデトックスできる
- 走ると「今日もがんばった!」と自己肯定感があがる
こうしてみると、肉体にもメンタルにもよいことが多いので継続できているのかなと思います。
とくに6年前に出産してからは、いろいろやりたいことを諦める瞬間が増えました。でも、ランニングはコツコツつづいているんですよね。
ランニングは「超自由」!
null家の外に出れば即運動できる
継続できたいちばんの理由は「超自由」だから。
「超自由」なポイントの一つが、家の外に出たら即運動できるところです。そういう意味ではウォーキングも超自由ですから、体力や気分に合わせて選べばよいと思います。
ただ、筆者はせっかち。なおかつ1分1秒が惜しい働く母なので、同じ5分でもより運動できるランニングに分があります。
思い立ったときに好きなだけ
しかも、思い立ったときに好きなだけ運動できるのもよいところ。
筆者はヨガやマシンピラティスにも通っていますが、レッスンの予約をしたりスタジオに足を運んだりと、運動するためにひと手間かかるんですよね。その点、ランニングは家の外に出るだけ!
どれぐらい走るかは、体調や都合に合わせてバラバラです。1時間くらいのんびり走る日もあれば、10分でやめる日もあります。また、在宅勤務の日はランチタイムに5分だけ気分転換に走ったり、夕方にいつもより遠いスーパーまで片道だけ走る、なんてことも。
よく「20分以上走らないと脂肪が燃焼しない」と聞きますが、筆者の目的はダイエットではないので気にしません。たった5分でも、スマホやパソコンから離れて自分の足で風を切るのがリフレッシュになるんです。
必要なのはランニングシューズのみ
もう一つの「超自由」ポイントが、ランニングシューズさえあれば即走り出せるところ。
もちろんランニングウェアがあれば、より快適です。でも早朝にちょっと走るぐらいなら、寝起きのTシャツ短パン姿のままも珍しくありません。また、5分だけとかスーパーまで片道という場合も、よほど汗をかく季節でなければ普段着のままフラッと走りに行っちゃいます。
ちなみに「ふつうのスニーカーで走っちゃだめなの?」と聞かれることもありますが、答えは「NO」。
なぜなら走りにくいうえに、脚を傷める可能性があるからです。実際、筆者の友人でもふつうのスニーカーで走りつづけた結果、何人か脚を傷めていました。セールやアウトレットなら数千円から手に入るので、ランニングシューズだけは買うことをおすすめします。
また、買う際には試着もしたほうがいいです。それもできれば専門店で! 筆者はランニングシューズをインターネットでポチッとした結果、履いてみたら微妙に大きい……でもまあ大丈夫か? な〜んて油断していたら、なんてことない道でつまづいて派手に転んだ経験があります。その点、専門店ならブランドもカラーもサイズもバリエーション豊富。詳しいスタッフさんに希望を伝えつつ、ぴったりの一足を選んでもらえますよ。
つづけるには、やはり快適で楽しいのがいちばん!
新しいシューズやウェアでさらにモチベーションUP!
nullウェアは動きやすければなんでもOKです。でも、走ることが習慣になってくると、やはり専用のウェアもほしくなるもの。筆者はこの夏に向けて、一式大人買いしちゃいました(冒頭の写真がそれです)。
シューズしかり、ウェアもスポーツに適したものは、軽量だったり汗をかいてもムレたり冷えたりしにくかったりと、やはり快適。
アンダーウェアも、スポーツ用のものを身につけるのがおすすめです。
なぜならふつうの下着やブラトップでは、バストをきちんとホールドできません。すると、クーパー靭帯というバストの重みを支えているコラーゲン繊維が切れたり伸びたりして、バストの下垂につながるんだとか……(ゾッ)!
あともう何十年も付き合う体を、なるべくきれいにキープしたい。それに、走ると胸周りや背中も汗をかくので、筆者は朝ランや長時間のんびり走るときには必ず身につけています。
旅先で観光+αの楽しみも
nullそして最後にもう一つ、「超自由」だからこそできる楽しみがあります。それは、旅先でのランニング!
筆者は朝に走るのですが、まだ観光客がいない静かな街は、ガイドブック片手に歩くのとはちがった表情。まるでその土地に住んでいるかのような、ちょっと不思議な気持ちになります。
また、走っているときに見つけた、気になるお店や場所を後で覗きに行くことも。偶然の出会いが増えるのも、旅先ランの魅力です。
荷物に余裕がある場合は、履いていく靴とは別にランニングシューズを持参しますが、大抵の場合はそんな余裕はナシ(笑)。ベーシックなランニングシューズなら普段着にもなじむうえに、軽くてたくさん歩いても疲れにくいので、履いていっちゃいます。
ランニングは一人でできるのも、つづく理由の一つかもしれません。でも、〝ぼっち〟ではないんですよね。
家の近所を同じような時間に走っていると、ランナー、ウォーキングをする人、犬の散歩をしている人などと、気がつけば顔なじみに。今では挨拶を交わす人もいます。また、会話の流れで走っていることが判明した知人と、ラン仲間になったケースも。筆者は前職の後輩と、月に一度走りながら近況を報告しあっています。
季節は夏。走ったあとの冷たい水がおいしい季節です。これからもマイペースに。軽やかに年を重ねてゆけるよう、超自由なランニングで元気な心身を保ちたいと思います。
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote