高っ!でも…おいしい…
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『セブン-イレブン』の「金の食パン」(2枚入り、税込み181円)。4枚入り(税込み343円)もありますが、筆者の最寄り店舗では2枚入りのみ。
コンビニの“贅沢な食パン”を知ったのは、家族がきっかけでした。「朝食のパン、買ってきて」とお願いしたら、『セブン-イレブン』で「金の食パン」を買ってきてくれたのです。
値段を見てびっくり。2枚で181円だとぉ!!? いつも筆者が選ぶのは、『セブン-イレブン』なら「しっとり食パン」(6枚入り、税込み127円)一択。
その値段に白目をむきつつ、一口食べて、またまたびっくり。耳までしっとりやわらかで、ミルクの香りがリッチに広がるではないですか。
『セブン』は一流料理人や専門家とつくった「とっておきの味」
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金色に輝くパッケージが、「セブンプレミアム ゴールド」のあかし。
これはいいものだ!
調べてみると、『セブン-イレブン』「金の食パン」は、セブン&アイグループのプライベートブランド「セブンプレミアム ゴールド」の一つと分かりました。公式ホームページによると
“一流の料理人や専門家とともに「とっておきの味」とみんなに教えたくなる味を食卓にお届けします。”
とのこと。

後日、冷静に成分表を眺めてみる。
さらに成分表をチェックすると、おぉ! 焦がしバターが使われているではないですか!
焦がしバターといえば、バターを熱して香ばしさを加わえたもので、フィナンシェやカヌレなど焼き菓子に使われているイメージがあります。身近な食パンに、手間ひまのかかる素材を加えるとは……恐るべし。
重量は1斤(4切れ)で340g以上。1枚あたり261kcalと、「しっとり食パン」よりカロリーは高め。バターに加えて焦がしバターも入っていますし、そりゃそーだ。おいしいものはカロリーも高いのは、自然の摂理と言えましょう。
定番で手に入れやすい

毎日チェックしてみた結果、ほぼ品切れすることなく手に入りました。
以来、コンビニで購入できる“贅沢な食パン”を食べるのが、週に1度のおたのしみになったわが家。最寄りのコンビニをいろいろ巡った結果、『セブン-イレブン』の多くの店舗ではタイミングを選ばず「金の食パン」は手に入ります。
「食べたい!」と思ったときに、身近なコンビニで幸せが手に入るのは嬉しい。ただ惜しむらくは、筆者の最寄り店舗では、2枚入りしか扱いがないこと。「金の食パン」は、セブン&アイグループのプライベートブランドなので、同グループのスーパーには4枚入りがあるのかも?
焼かずにそのまま、甘酸っぱいジャムと相性良し


3人家族なので、「金の食パン」を食べるときは1枚を1/4にカット。各々が好きなように楽しんでいます。
軽くトースト、追いバター、チーズ、ナッツクリーム、ジャムなど、いろいろ試した結果。「金の食パン」は、焼かずにそのままの状態で、甘酸っぱいジャムを塗るスタイルで落ち着きました。また、ジャムは、惜しみなくたっぷり塗ってもよいですが、うっすら塗るぐらいがパンから匂い立つミルクの香りもたのしめて好みです。
『ローソン』は金曜に発売される「一週間のご褒美」
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もう一つ、食べることをたのしみにしているのが『ローソン』「そのまま食べて欲しい 贅沢食パン」(4枚入り、税込み408円)です。
こちらは毎週金曜にだけ発売される特別な食パン。最初は『セブン』以上のプレミアムな値段に慄きましたが、一度食べたら「コンビニで、このクオリティーが手に入るの?」と驚嘆。絶対に食べたいときは、金曜の早朝5時に最寄りの『ローソン』へ駆け込むようになりました。

生地は、しっとりもっちり。こちらも耳までやわらかく、するっと口の中でほどけます。また、何もつけずとも、やさしい甘さがふわ〜っと広がるのもおいしい。

『ローソン』の贅沢な食パンを手がけるのは、『山崎製パン』。
成分表を見ると、甘みにはちみつと練乳が、そして生クリームも使用しているとのこと。やさしい口どけの正体は、これらだったのか!
重量は1斤(4切れ)で340g以上と、『セブン』の「金の食パン」と同じです。しかし1枚あたり316kcalと、さらに高カロリー! ここにおいしいものは高カロリー説が立証されました。
でも、カロリーなんて気にしちゃだめ。だって、この一切れで、おいしくて幸せになれるんだから。
きめ細やかな生地のおいしさは、どうぞそのままで

わが家の子ども(7歳)もお気に入り。
「そのまま食べて欲しい 贅沢食パン」は、その名の通り、そのまま食べるべき。むしろ何かを塗ったりのせたり、トーストしたりすると、魅力が半減してしまいます。
大人はコーヒーと、子どもはミルクと一緒に幸せを噛み締めていますよ。
高級食パンには及ばないかもしれない…でもね
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「そのまま食べて欲しい 贅沢食パン」の立派な佇まい。
筆者はパンの食べ歩きも好きなので、いろいろなベーカリーの食パンを食べました。高級と謳っているものも、いただいたことがあります。もちろんそれらは文句のつけようがなくおいしい。
でも、筆者がコンビニの贅沢な食パンを素晴らしいと思うのは、身近なコンビニで手に入ること。しかも、思わず笑みがこぼれてしまうようなおいしさで。
これからもたまのプチ贅沢に、たのしみたいと思っています。『ファミマ』でも、出ないかなあ。

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote