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「卵サンドはもうコレがいい!」マヨネーズ嫌いの娘(小6)に褒められた“マヨ抜き卵サンド”のコツ【テレワーク父さんの塾弁当】

こんにちは、東京都府中市で、中学受験真っ最中の娘二人(小6と小3)と、フルタイムで働く妻と四人で暮らしているマエダヒデキと申します。

若い頃は大きなレストランで調理の仕事をしていましたが、色々あってIT系に転身。現在は、ご時世と仕事柄もあり仕事の大半がリモートワークになったため、自然と子ども達の塾の送り迎えや、塾で食べるお弁当(我が家では「受験弁当」と呼んでいます)を準備する機会が増えてきました。

今回ご紹介するのは、マヨネーズが大の苦手なのに「たまごサンドは食べたい」という長女(小6)にむけた、マヨネーズを使わないたまごサンドのレシピです。卵の黄身のDHAと、低糖質なライ麦パンを使うことで、勉強の邪魔をしないサンドイッチとなりました。

マヨネーズが苦手な長女向けの「たまごサンド」

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塾によっては軽食を食べる時間がほとんどなかったり、模試などで外部会場で食事を取る必要がある場合、場所探しに手間取り、結局ほとんど食べられなかった……なんてことがよくあります。

長女(小6)もそうですが、多くの子どもは食事を抜くと頭を働かせるエネルギーが不足し、パフォーマンスが落ちてしまいます。そのため、短い時間でも効率よく栄養を摂ってもらいたい。結果としておにぎりが増えがちですが、サンドイッチも手軽に食べられるのでおすすめです。

今回使ったのは、近所のスーパーでたまに扱っている「紀ノ国屋のライサンドウィッチブレッド」。ナッツのような香ばしさと、キャラウエイの香りが爽やかで、ここのライ麦パンですと、子ども達も喜んで食べてくれます。

今回は、マヨネーズが苦手な長女にも人気のたまごサンドを紹介します。試行錯誤の末、「これはウマい!」と言ってもらえたレシピです。

パンは子どもたちが好きな「ライ麦パン」を使用しました。ライ麦パンは、小麦パンと比べてグルテンや糖質が少なく食物繊維が多いという特徴があります。

このため、GI値が低く血糖値の急上昇を抑える効果が期待できるので、弁当後の授業中に急激に眠たくなるといった事を防ぎやすくなりますし、不足しがちな食物繊維もとれます。

マヨ無し!「卵サンド」の作り方

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【材料】

食パン ・・・ 4枚 (8~12枚切りをお好みで)
卵 ・・・ 3個
塩 ・・・ 小さじ1/4
砂糖 ・・・ 小さじ1/4
粗挽き黒コショウ ・・・ ほんの少し(お好みで)
油 ・・・ 小さじ3(米油 小さじ2、オリーブオイル 小さじ1)
バター ・・・ 少々(無くてもOK)

米油、オリーブオイルは全量をサラダ油で代用してもOKですが、それなりの量を使うので、栄養面を考えてビタミン等の豊富な米油を、コクを出す為にオリーブオイルを使っています。オリーブオイルは、エクストラバージンでは香りが強すぎるので、通常の炒め用オリーブオイルの方を使います。

バターは、卵を茹でるタイミングで冷蔵庫から必要量を出しておき、常温に戻します。

【作り方】

(1)まずは卵を茹でます

ゆで卵を作ります。弁当用なので半熟にはせず、しっとり感は多少のこしつつも、しっかり火は通っている「やや固ゆで」にしていきます。

ゆで卵は、毎回“狙った固さ”で作るために、
・熱湯から茹でる
・冷蔵庫から出したての卵を使う
・再沸騰後に火を弱めてから時間を測る
というルールで作っています。

まず、卵が浸る量の湯をしっかり沸かし、おたまを使って卵を一つずつゆっくり入れていきます。

手で入れると、どんなに丁寧に扱っても卵が鍋底にぶつかりますので、亀裂が入る事があります。亀裂が入ってしまうと、茹でている最中に亀裂から白身が噴き出してしまい、味も落ちるので、ここは一手間かけています。

また、さらに一手間として、100円ショップ等で購入出来る「ゆで卵用のピック」を使って、殻に小さな穴を開けてから茹でると、茹であがりで卵が剥きやすくなるので試してみると良いかと思います。私は包丁のかかと(?)でコツッとやって、ほんの少しひびを入れるようにしています。

湯に少量の酢や塩を入れるレシピもありますが、これは白身の凝固を助ける為に入れているので、お玉で丁寧に入れてあげれば不要と考えています。

さて、卵を入れると鍋の温度が下がるので、少し待ち、再び沸騰させます。そして、しっかり沸騰したら、火を弱めて卵が鍋底や他の卵とぶつからない程度の沸き加減に調整し、このタイミングでタイマーをセットです。

殻を少し剥いてから冷水でしっかり冷やします。
そうするとツルリと剥けるようになりますよ。

【ゆで時間の目安】
7〜8分 :半熟(黄身が流れる程度)
9分  : やや半熟(黄身は流れない)
11分  : やや固ゆで(今回の目標)
13分  :しっかり固ゆで(ハードボイルド)

今回は“弁当で持たせる”卵サンド用になるので、しっかりと火を入れつつも、黄身の色としっとり感を多少残した「11分」を目標にします。

茹で終えたら、冷水でしっかり冷やします。殻を剥きやすくするため、軽くヒビを入れてから冷水に戻すのがポイントです。こうすることで、殻がスルッ、パカッ、と剥けるようになります。

数分してしっかり温度が下がったら殻を剥いてゆで卵は完成です。

(2) 具となる「卵サラダ」を用意します

黄身と白身を分け、黄身をボウルに入れ、塩・砂糖・コショウを加えて潰しながら混ぜます。次に、オリーブオイルと米油を加え、しっかり混ぜてペースト状に。油分が足りない場合は、米油を少しずつ加えて調整します。

塩の量は、味見をしながら好みに近づけて下さい。
少し塩っぱいと感じる位がベストです。砂糖はコクを付けるために入れています。

油を加えたら、しっかりと粘りが出るまで混ぜていきます。なかなかペースト状にならない場合は、米油を小さじ1/3程度ずつ加えながら様子を見ます。ここで、しっかり「ペースト状」にしておくことが、卵サラダがバラバラにならないコツ。

白身は少し大きめにして食感を残すのが好みなので、これくらいの切り方にしています。
仕上がりは、このくらいのまとまり感に。

最後にみじん切りにした白身を加えて混ぜ、粗挽き黒コショウで香りをつければ完成です。

これで「具用」のたまごサラダは完成です。味見をして、少し塩っぱいと感じる位がベストですが、このあたりは好みを探してみて下さい。

(3)パンにはさんで完成

ラップを敷いた上に食パンをのせ、お好みでバターを塗ります。バターは常温にしておかないと塗れないので、事前に出しておき、室温に戻しておくのが大事です。

バターを塗った上に、作ったたまごサラダをたっぷり乗せていきます。ここはもう、しっかりと沢山のせていきましょう。

 

具を乗せたら上からパンをかぶせ、手で軽く10秒ほど押さえて、パンの形をおちつかせ、その後パンをラップで包み、包丁で半分にカットしてできあがりです。

ラップで包むので、持ち運ぶ際に崩れないのと、食べるときに手が汚れません。注意点としては、包丁で刃をなんども往復させて、ノコギリのように切ってしまうと、ラップの破片が出てしまい、子どもからハードクレームが出る場合があります。

なので、包丁で切るときはひと思いに一刀両断してください。

最後に、サンドイッチの幅でカットしたクッキングシートで包み、ジップ付きの袋に入れます。

クッキングシートはある程度の水蒸気を逃してくれるのと、余計な油分を付着させるので、べたつきを防いでくれます。

また、ジップ付きの袋はパンの極端な乾燥を防いでくれるということで使っています。見た目はイマイチですが、機能と効率重視の塾弁当ということで!

受験、おつかれさまでした

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この記事が出る頃には、我が家も、皆様も、大半の方が受験を終えていることでしょう。

すんなり終わったご家庭もあれば、不安を抱えながら最後まで頑張ったご家庭もあると思います。

我が家も、どんな受験になるのか想像がつきませんが、どんな結果であれ、家族全員で積み重ねた3年間の努力は、確実に子どもの成長につながっているはずです。

本番間近、次女(小3)が手作りの合格お守りをお姉ちゃんにプレゼント。

パパは号泣しそうになりましたよ。親戚や友人もお守りを送ってくれました。皆優しい。

できれば、笑顔で受験を終えられていますように。

それでは、また次回。

マエダヒデキ
マエダヒデキ

IT関連の企業に勤めたり、個人事業を営んだりしているアラフィフです。妻と娘二人の四人で、東京のちょっと郊外にある府中市に在住。読書とお酒が大好きで、自室の大半は本とワインに占領されており、仕事はその隙間でしています。娘が二人とも中学受験をする事になり、妻と一緒に右往左往しています。
読書ブログをのんびり更新しています: https://note.com/semimaru/

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