夏が長く、冬が短くなった結果
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今年は春から半袖ニットがよく売れていたそう。中野さんも大満足。
『ユニクロ』のニットといえば、「メリノ」「カシミヤ」「スフレヤーン」といった素材と、4ケタでおさまる価格が魅力のアイテム。昨年の秋の「アニヤ・ハインドマーチ」コラボでもカシミヤとメリノのニットが登場して、筆者もどちらを購入しようか迷いに迷ったのが記憶に新しいです。
2025年、そんなニットがさらにバリエーション豊富になって店頭に並んでいます。株式会社ユニクロ グローバルマーチャンダイジング部ウィメンズ部長・中野正海さんは次のように説明していました。
「『ユニクロ』のLifewearとして、ニット製品には力を入れています。肌触わりがよくて着やすいもの、流行の型を提供すれば、 もっとニットを楽しんでいただけるかなと思ってるところですね。素材 、クオリティをより高めていくことを永遠の課題として、常に行っています。たとえばニットは温度や形状管理が大切、工場と協力して展開しています。
今年の傾向としては、春夏に出した半袖ニットやポロタイプのニットがよく売れていました。Tシャツやカットソーだとカジュアルになってしまうところ、ニットの素材にするだけで柔らかく、きちんとして見えるところがよかったのかと。この半袖タイプのニットは10月も店頭に出ています。ポロ襟のついたニットは長袖もあります」(以下「」内、中野さん)
洗えるニット
nullニットは日常的に着たいけれど、洗濯が気になるところ。以前、kufuraの記事でもニットの洗濯をどのくらいの頻度でするか調査をした際に、結果が大きくばらつきました。
着るたびに洗濯する人もいれば、シーズンオフまで洗わないという人も。寒い時期ならそれもあり得ますが、気温が高かったりエアコンが暑すぎたりで汗をかくこともあります。そんな人におすすめなのが、ドラム式洗濯機でも洗えるというふれこみのウォッシャブルミラノリブ。これならスウェット感覚で着ることができます。
スタッフの方によると「洗濯ネットには入れることをおすすめします」とのことでした。


今年のキーカラーは「赤」
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型によって赤でも色味が変化していますが、「赤」というくくりになっています。
今年のファッショントレンドは「赤」ということで、ニットも鮮やかな赤、ボルドーっぽい赤など絶妙な色味で展開しています。
「どのニットも“赤”を選べば間違いありません。それぞれの素材に一番映える赤色を選んでいます。今年らしい旬な着こなしになりますよ。赤系ということではチョコレートブラウンもおすすめです」
もちろん、赤以外のカラーもしっかり揃っています。素材ごとに色味が少しずつ違うので、店頭で触り心地と色味を試してみて。

今年らしいシルエットも
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ロングセラーのメリノウールシリーズからは“メリノポロセーター”と“メリノリブショートカーディガン”が、カシミヤも“カシミヤクルーネックショートカーディガン”が登場します。
シルエットの傾向としてはショート丈、クルーネックが目につきました。カーディガンタイプは重ね着にもうまく使えそうです。
「ショート丈のニットに、ボリュームのあるボトムスといった旬のコーディネートが完成します」

どのニットにする?
null『ユニクロ』が独自開発したスフレヤーン、コットン100%素材のスムースコットンなど、機能性と快適性を兼ね備えたニットもお忘れなく。スフレヤーンはチクチクしにくく、ふわふわなので着心地抜群。こちらもショートカーディガンタイプがあります。
とにかく今年はニットの種類もカラバリも豊富で、シルエットもトレンドをしっかり押さえているので、ぜひお気に入りの色と型のアイテムを押さえておきたいものです。
【取材協力】
ユニクロ