わが家に加わったパナソニック「SR-CR10B」
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新しい家電を迎えるときって、ちょっとワクワクしませんか? 「この炊飯器でどんな料理ができるんだろう」と、旅先で新しい街に降り立ったときのように想像が広がりました。
今回私が購入したのは、調理機能のある『パナソニック』の「SR-CR10B」。圧力炊飯と「ダイヤモンド竈(かまど)釜」で、お米の芯まで熱を通す圧力IHジャー炊飯器です。煮込みはもちろん、無水調理・低温調理など幅広い料理ができるという謳い文句。自動調理、予約調理、手動調理もできます。
実際に使ってまず驚いたのは、その見た目。黒いボディはキッチンにすっと馴染み、操作もシンプル。最初から「ただの炊飯器じゃないぞ」と主張しているみたいでした。
ふたを開けると、日々の家事をラクにしてくれる工夫が随所に。料理が得意でなくても「時短好き」な私にはぴったり。ここから“炊飯器調理の旅”が始まったのです。
ちなみに私がよく使っているのは「白米→炊込み」
炊飯器調理の真髄「ほったらかし」の感動


炊飯器調理の魅力はなんといっても「ほったらかし」。材料を切って入れたら、あとはスイッチを押すだけ。炊飯器が料理してくれている間に、ほかのおかずを作ったり、洗濯物もたためたり、仕事だってできちゃいます。
火加減を見張らなくてもいいし、調理中のにおいも控えめ。次男のピアノ教室に出かける前にピッ。帰宅したら煮物が完成しているなんて、夢のようじゃないですか?
炊き込みチキンライスも、スペアリブも、ラタトゥイユも、子どもでも作れるくらい簡単なのに、本格的な味わいになるんです。
炊飯器だからこそ得意な煮込み料理
null材料を入れてスイッチを押すだけで、煮物ができあがる。これこそ炊飯器調理の醍醐味です。





おでんのだし汁は、けんちん汁に使ったり、うどんのおつゆにしたり、いろんなリメイク活用ができます。そうそう、炊飯器料理の楽しみは、残った煮汁の活用です。「無駄のない暮らし」を大切にする私にとって、この旨味が詰まった煮汁を捨てるなんて考えられません(笑)。一度の料理で二度おいしい料理をご紹介しますね。
リメイク可能な炊飯器料理レシピたち



「手間がかかる」「時間がないと作れない」イメージの豚の角煮が、炊飯器なら簡単。下茹でなしでそのまま肉を入れてもいいですが、私はここで「ちょい手間」をかけます(全然大した手間ではないけど笑)。
万年ダイエッターなので、使うお肉はバラではなく脂身の少ない「ヒレ」が多いですね。それを数日前から塩こうじに漬けこむとやわらかい食感になります。その後、フライパンで焼きつけて、調味料と一緒に炊飯器に投入してスイッチを押すだけ。とろとろなヘルシー角煮ができあがります。
「角煮」の残り汁はごちそう級。ラーメンのスープにしたり、ご飯と炊き込んだりすれば、一度の料理で二度楽しめます。炊飯器料理の楽しみは、この“リメイク力”にもあるんです。
ほかにもこんなリメイクを楽しんでいるよーというメニューをご紹介。
ブイヤベースも炊飯器におまかせ!


魚介の旨味が凝縮した「ブイヤベース」は、早炊きモードで作っています。茹でたパスタをスープと絡めるだけで、魚介の旨味を余すことなく堪能できます。おいしすぎてつい食べすぎちゃったり、ワインを飲みすぎちゃうのも、「自己責任」で(笑)。
伊勢エビが手に入ったら……!!



伊勢エビが手に入ったら、出汁をしっかりいただくスープを作ります。そして、2日目はその出汁の効いたスープを使ってリゾットに。このような「リメイク」も簡単にできちゃいます。
炊飯器は単なる調理器具ではなく、「食卓を豊かにしてくれるパートナー」みたいに思えてきます。料理の時間が短縮できるだけでなくレパートリーも広がり、毎日の食事作りがぐっと楽しくなりました。
炊飯器料理を一気にご紹介
nullスタンダードな「炊き込みごはん」、炊飯器で作る「麺料理」、さらにはスイーツまで一気に写真でご紹介します。
炊飯器で旅する世界の味
「炊き込みモード」を使えば、和食も洋食もアジアごはんもお手の物。「まさか炊飯器でこの味が再現できるなんて!」と、毎回新しい発見があって、キッチンで小さな旅をしているような気分になります。








麺類は「早炊きモード」でサッと作る!
炊飯器で麺類も調理できます。コツは「早炊きモード」でササっと作ること。チャプチェもポロネーゼも簡単にできますよ。


子どもと一緒にスイーツ作りも



炊飯器スイーツ作りはお子さんとの料理のエントリーに最適かもしれません。わが家はこの夏、息子たちとたくさんキッチンに立って楽しみましたよ。



気になるニオイはどうでしょう
これだけさまざまな料理を楽しんだら、気になるのはニオイ。……なのですが、毎回「ふた加熱板」を食洗機で洗浄しているからか? いまのところまったく気にならず、一日一度はふつうにお米も炊いています。わが家は未使用ですが、どうしてもニオイが気になるという方は、「お手入れ機能」を使うといいかもしれません。
炊飯器は「ご飯を炊くだけの道具」じゃない!
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数カ月使ってみて思うのは、炊飯器はもう「ご飯を炊くだけの家電」じゃないということ。時短家電でありながら、ごちそう家電。そしてなにより、家族の笑顔をつくってくれる心強い助っ人。
ただひとつの注意点は……おいしすぎて食べすぎちゃうこと(笑)。これはもう、私の自己管理次第ですね……。

二輪雑誌でのエッセイストデビュー後、オートバイ、旅、自転車、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆しています。私生活では二人の男児の母として、日々「いかに時短で、効率よく暮らすか」を追求中。グリーンアドバイザー、整理収納アドバイザー1級の資格も持ち、家事がラクになるアイデアや、家族が喜ぶ手抜きレシピを模索しています。
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