そこで『kufura』では、アンケート調査を実施し、20~50代の男女391人に「購入して失敗だった!」と思う大型の家具&家電を聞きました。今回は【家電編】。別記事の【家具編】とあわせて読めば、きっと“買い物の大失敗”を防ぐことができるはずです。
使っていたのは最初だけ?「マッサージチェア」
null「マッサージチェア。電気店で試してみて気持ちよかったので思わず買ってしまったのだが、部屋が狭くなってしまい引っ越しの時に処分してしまった」(51歳女性/主婦)
「マッサージチェア。電気代がばかにならなくて結局譲った」(51歳女性/学生・フリーター)
「マッサージチェア。買った当初は物珍しさで家族みんなで使ったが、そのうちに使わなくなり、最後は業者に処分してもらうことになり、処分料をとられ、まったくもって無駄な出費だった」(58歳男性/技術職)
日々の仕事や家事で、疲れた身体を休ませるために購入したマッサージチェア。でも、だんだんと面倒になったり、電気代がかかったりして、いつのまにやら無用の長物に。
置いておくにも場所をとるので、処分したり、知人に譲ったりしたという人も多いようです。ほとんど使わなかったうえに、処分料を払ってゴミにせざるをえないのは、なんだかやるせないですね……。
あとちょっと使いやすければ…「冷暖房・加湿器・空気清浄機」
null「オイルヒーター。電気代が高いし、暖まるまでが遅くて後悔しました」(33歳女性/総務・人事・事務)
「エアコンを2階にもつけましたが、10年で数回しか使ったことがないくらい必要なかった」(45歳女性/営業・販売)
「加湿器。エアコン使用時の部屋の乾燥が気になって購入したが、エアコンを使わない時期は逆に湿度が気になるので除湿機能もついたものを買えばよかった」(27歳女性/パート・アルバイト)
「空気清浄機。手入れが面倒で要らなかった」(38歳女性/主婦)
冷暖房器具や加湿器、空気清浄機では、「もうちょっとこんな機能が欲しかった」「これは不要だった」という声が多数寄せられました。マッサージチェアやテレビなどと違い、実際に使ってみてから購入するというのも難しいため、設置して初めて気になる点が出てくることも。
あれこれ設置すると、その分、手入れが大変になるのもネック。要/不要をきっちり検討するのがよさそうです。
大きすぎたり、小さすぎたり「冷蔵庫」
null「冷蔵庫。大きくて買ったときと買い替えのときにドアが通らなくて苦労した」(35歳女性/総務・人事・事務)
「扉を左右両方から開けられる冷蔵庫を買いましたが、置いたところの右側が狭く、結局左側からしか開閉していない」(55歳男性/その他)
「冷蔵庫。今使っている冷蔵庫は、冷凍庫が狭くて全然足りませんでした。野菜室は広くて比較的余裕がありますが、野菜室よりも冷凍庫がもっと広い冷蔵庫にすべきだったと思っています。次に買う時は、真っ先に冷凍庫の広さを見ると思います」(44歳女性/主婦)
今回の【家電編】でもっとも多くの回答が寄せられたのが冷蔵庫。
内容は主に“サイズ”に関わるものでしたが、「大きすぎて買い替えの時に困った」という声や、「野菜室は十分だったけれど冷凍庫が小さすぎた」「野菜室が足りなかった」など、何を重視するかは人によって異なるようです。
やせる前に“置物”に「ダイエットマシーン」
null「ブルブルマシーン。ダイエットのために購入したけど、体に合わなくて、使っていない」(50歳女性/主婦)
「父が購入したエアロバイクがほとんど使われず置いてあり、掃除の際にどかすのがめんどくさい。本人はこのエアロバイクのおかげで痩せたと言い張っているが、使っているのを見たことがないし痩せたようにも見えない」(36歳女性/デザイン関係)
「ランニングマシーン。やっていると猫が邪魔しに来るので、危なくて使用できず、ほとんど使わないまま、処分することになってしまった」(53歳女性/主婦)
「乗って痩せるタイプのダイエットマシーン。場所を取り、階下にも響きそうなので夜間には使えなく、オブジェと化してしまった」(48歳女性/コンサルタント)
ダイエットマシーンは、さまざまなタイプのものがあげられていました。どうやら、やせる前に使わなくなってしまったというケースも多い様子。
場所をとるものも多いので、「絶対に継続して使うだろう」という確固たる自信がない限り、まずはジムなどで汗を流すところから始めたほうがいいのかもしれませんね。
もう少し考えて買っておけば…「洗濯機・乾燥機」
null「ドラム式洗濯機。乾燥の音がとてもうるさかった」(30歳女性/その他)
「乾燥機。浴室乾燥でカバーできるので、不要になった」(56歳男性/技術職)
「安い洗濯機。機能が少ない」(41歳女性/企画・マーケティング)
洗濯機・乾燥機では、その“うるささ”や“機能”を理由にあげる人の他、乾燥機については「浴室乾燥で十分だった」という回答もありました。
冷蔵庫や洗濯機といった、日々の家事の能率に直結する家電は、特に使いやすいものを選びたいものです。
大きすぎるのも困りもの「テレビ」
null「ソファーで圧迫されたリビングに大型テレビを購入・設置したので、座るスペースが無くなった」(58歳女性/主婦)
「あまりの安さに勢いでテレビを購入。自室にテレビアンテナが通っていないことに購入後に気付き、ゲーム用として使っていましたが、ここ最近はほぼ使っていません」(36歳女性/営業・販売)
「テレビ。部屋の大きさに対して、大きすぎて見にくくなってしまった」(50歳女性/主婦)
買うならできるだけ大きいものがいい!と思いがちなテレビ。でも意外なことに、「大きすぎて見づらかった」という声がいくつもありました。設置した際に、テレビと適切な距離を保って座れるかどうかも重要なポイントですね。
「もっと小さくて安いものにすればよかった」と悔やむのは悲しいので、その場の勢いで買ってしまわないようにするのが大切です。
「買って失敗」だった家電は他にも…
null「ケルヒャーの水圧洗浄機。買ったは良いが、掃除する暇がなく結局使っていない」(28歳女性/主婦)
「コピー機。USBなどでコンビニで印刷もできてしまうので、別に家に1台なくてもよかったかな……と思っています」(26歳女性/営業・販売)
「綿あめ製造機。面白そうだからと手に入れたが、あまり使わず、小さい子のいる友人にあげてしまった」(50歳男性/その他)
「ロボット掃除機。意外に電気代もかかるし、部屋の隅は自分で掃除が必要で、言われているほど便利ではなかった」(59歳女性/主婦)
買ったけれど使いこなせなかった家電は、他にもいろいろ。
使って初めて気づくことも多いとはいえ、安い買い物ではないので、「結局使わなかった」という事態はできるだけ避けたいですね。
いかがだったでしょうか。「これは私も経験がある……!」というものもあったのでは? 【家具編】でもさまざまな“失敗事例”をご紹介しているので、ぜひそちらもあわせてご覧ください。