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節約のはずだったのに…!みんなが「もうやめてしまった節約」安いスーパーのはしごや買い溜めはかえって損なの?

少しずつ物価が上がったり、納める税金が上がったりして実入りに少し不安があるという方は少なくないと思います。以前よりも、節約することを当たり前に感じていると思う方も多いのではないでしょうか?

今回『kufura』では、20〜60代の女性133人に「節約のためにしていたけど、もしかしたら効率が悪いかもと思ってやめたこと」を調査しました。なるほどと頷けるものから、へえ〜意外かもと思うものまでいろいろ集まりましたので、早速ご覧ください!

1:さらなる安価を求めて「スーパーやお店のはしご」

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「数円の安さのためにお店のはしごをするのをやめた」(57歳/その他

「スーパーのはしご。結局いろいろ買ってしまいます」(36歳/主婦)

「スーパーのはしごをなるべくしないようにしました。時間がもったいないと思うようになりました」(43歳/主婦)

「食材ごとに少しでも安い値段のスーパーに行くこと。時間や体力を使うので、忙しい日には疲れがたまる」(29歳/学生・フリーター)

「複数のスーパーのチラシをチェックしてはしごすること。底値の商品よりプライベート商品の方が安い場合が多いから」(50歳/総務・人事・事務)

「買いたい食材別に店を変更すること。ガソリンが高くなってきているので移動するほうが逆にお金がかかってしまうことに気づいた」(49歳/主婦)

「安いからといって、遠くのディスカウントストアに行くと、ガソリン代や交通費で反対に損してるし、労力も使うから、意味ないとやめました」(55歳/主婦)

安いものを求めて、この商品はこっちのスーパー、あの商品は少し離れたスーパーとお店をはしごすることをやめたという声が多く集まりました。時間がかかる上に、意外にもあれこれと買ってしまい、車を使えばガソリン代もかかるため、節約になっていないかも?という結果になることもあるようです。

2:一度にたくさん買う「まとめ買い・買いだめ」

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「スーパーで安いのを買いだめしても、結局賞味期限が切れて捨てる」(44歳/営業・販売)

「大容量の食品を買う。意外に使いすぎてまた買う羽目になる」(45歳/その他)

「特売の時にカップ麺とかお菓子を買っていたけど、家にあるとつい食べてしまうので、買い置きをやめた」(62歳/その他)

「安いからと思って買いだめをしていたが、結局、使いきれなかったり、買ったのを忘れてしまうことがあり無駄にしてしまい節約にはならなかったため」(50歳/主婦)

「過剰なまでのまとめ買い。安い時に買うならまだしも普段の値段で買うなら変わらないと思った」(28歳/コンピュータ関連技術職)

どうせ消費するし、防災用に備えたいし……などの理由でたくさんストックをしていることが、じつは節約にはつながっていないかもと思う方が多くいました。たくさん買えばたくさん消費してしまったり、買ったはいいものの期限切れになってしまったりと、いろいろな理由があるようです。ほどほどがいいのかもしれませんね。

3:こまめに買い物「ちょこちょこ買い・頻繁に行く」

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「特売品を目当てに週何回もお店に行くこと。特売品以外にもついつい買ってしまって意味がないと思ったから」(43歳/主婦)

「少量の物をこまめに買っていたけど、必ずまた使うものや生活必需品はどうせまた買うので、一回に買う値段が高くなっても大容量にした方が手間もなく良い」(30歳/学生・フリーター)

「“少しずつ買い”はガソリン代が大変だからまとめ買いにする」(40歳/その他)

まとめ買いとは反対に、こまめに買うことが逆効果だったという方も。出かける頻度が多くなれば、ついつい買ってしまったり、ガソリン代が気になるという方もいました。確かに昔に比べてガソリンは上がる一方ですから、買い物で節約をしてもガソリン代が多くかかるというのはちょっと悩ましいのかもしれませんね。

4:安い時を狙った「割引狙い・タイムセール狙い」

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「見切り品目当てのスーパーへの訪問。出る時間はまちまちだし、別の余計なものを買ってしまうしでやめました」(41歳/主婦)

「半額セールを求めて、夕方に行く。余計に使ってるかもしれない」(48歳/その他)

「値引きを狙って買い物していたが余計なものも買いすぎてしまってやめた」(62歳/総務・人事・事務)

「特売の広告を見てからスーパーへ行くこと。結局沢山買ってしまい無駄遣いしている?と思うことが多々あります」(51歳/主婦)

「おつとめ品の買いすぎ。“あっ半額!”と、見つけた自分の必要なものは悩んでも購入してしまいます。まだ在庫があるのに、スーパーに行くたびにおつとめ品があると、また購入し、消費してますが、結局沢山作って食べている」(53歳/その他)

狙いを定めて行っているはずなのに、他のものの誘惑に負けてついつい購入してしまったり、安いと思ってあれもこれも買うことが意外にも節約になっていないという声も。安さに負けずに信念を持たなくてはいけないということなのかもしれませんね。

5:いろいろな方法を試して「電気代・エアコンの使い方」

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「冷房の時間を節約して、入れなかったこと。かえって扇風機をまわして、電力アップ」(34歳/総務・人事・事務)

「エアコンのスイッチを付けたり消したりしていたが、逆に電気代が高い」(69歳/その他)

「エアコンの小まめな電源オンオフ。部屋が冷えるまでにまた時間がかかる」(39歳/出版・マスコミ関係)

「エアコンをまめに消すこと。あとから、稼働するときが一番電気代がかかると知った」(45歳/主婦)

「エアコンを我慢すること。体調を崩したら医療費がかかり出費がかさむから」(59歳/主婦)

「エアコンをつけるのを我慢すること。暑いと何もする気が起きないし寝苦しいので結局はすべての効率が悪くなる」(48歳/総務・人事・事務)

異様なまでの暑さが続くこのところの日本の夏。エアコンとの上手な付き合い方はもはや、節約とは切っても切り離せないのかもしれません。電気代も気になるところですが、体調に異変を起こすとさらに厄介なので、適度に自分の使い勝手がいいように使うべきかもしれませんね。

6:思ったよりも手間?「ポイ活・ポイントに関するもの」

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「ポイ活。時間にすると無駄」(53歳/その他)

「ポイントサイトでちまちまとポイ活をしていたが、電気代の方がかかったかも」(62歳/主婦)

「スーパーでのポイ活。余計なものまで買ってしまうから」(51歳/主婦)

「ポイ活にはまって、ウォーキングでポイントをもらえるものをやってみたけれど、歩きすぎてヘトヘトになって疲れて体調を崩した。これで1日2~3円だったので、やめた」(53歳/主婦)

「とあるスーパーで買い物してポイントを貯めるためだけに入ったクレジットカード。年会費がかかるだけでなく、そのスーパーに行かなくなったらただの無駄」(52歳/総務・人事・事務)

ポイントと上手に付き合うことが節約につながるという昨今の事情もあり、ポイ活をやっていたという方からは、思ったよりもうまく貯まらなかったとの声も。自分が使える時間にも限りがありますし、向き不向き、得意不得意も関係してくるのかもしれませんね。

他にもある!節約のはずなのに、節約できていないこと

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おしまいは、皆さんから出た「節約していたけれど、節約になっていなかったかも?」と思う“あるある”をまとめました。ひとつふたつ、思い当たることがあるのではないでしょうか?

「豆苗を育てていた」(26歳/その他)

「雨水を溜めて使用すること。蚊の発生源になってしまった」(68歳/総務・人事・事務)

「応募券を貯めて、懸賞に応募していたが当たらない上に葉書や切手代金を考えると割に合わなかった」(69歳/その他)

「安い服を購入すること。生地が薄かったりすぐに劣化したりなど、購入しても気に入らなかったりすぐに着れなくなってしまうので、逆にもったいないと思った」(29歳/その他)

「洗濯をするときにお風呂の残り湯を使って洗濯していたが、水道代が少ししか変わらないので、風呂場から洗濯機に水を入れる労力の方が大変なのでやめた」(53歳/その他)

「ヨーグルトを作る機械を買って、ヨーグルトを増やしていたが、うまく作れないときもあって、あまり節約になってる気がしなくなった」(49歳/総務・人事・事務)

「何でも100円ショップで安く買える物は買っていたが、物によってはすぐ劣化したり壊れたりして“安物買いの銭失い”になってたので、ちょっと高くても元々買ってた正規の値段で買うようにした」(62歳/デザイン関係)

「洗剤を少なめにして汚れものを洗ったら、汚れがちゃんと落ちてなくて、結局もう1回洗剤をつけて洗うとき、最初から多めに使えば良かったと思う」(45歳/その他)

「ドラッグストアに行き、給水器で無料の水を貰っていましたが、普段の買い物は自転車なのに、重いので車で行くことになりガソリン代の無駄を感じるようになったので」(68歳/主婦)

「小銭貯金。沢山貯まって銀行のATMに入金したいと思っていたのですが、手数料を取られたり枚数が多いと大変になると聞いたので。小銭貯金は続けていきますが、無理のないようにしようと思うようになりました」(44歳/その他)

 

いかがでしたか? 皆さんも節約につなげたいと思ったけれど、思ったよりもなってないかも……ということがあるのではないでしょうか? 節約をしようという心がけはとても大事なことだと思いますが、自分が楽しみながら続けられることや、ストレスを溜めずに無理のない範囲でやることが大切なのかもしれません。

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

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