そこで今回『kufura』では、20~60代の男女500人を対象に「ポイ活」に関するアンケート調査を実施。ポイ活経験の有無や、日頃の取り組みなどについて聞いてみました。
9割以上の人が「ポイ活」をしている! 人気のサービスは?
nullまず「ポイ活」をしているか聞いたところ、95.4%もの人が「ポイ活をしている」と回答しました。9割以上の人が「ポイ活」を生活の中に取り入れているようです。
【あなたは「ポイ活」をしていますか?】
している・・・477人(95.4%)
していない・・・23人(4.6%)
「ポイ活」をしていると回答した人にその理由を聞いたところ、さまざまな意見が寄せられました。
「ポイ活」をしている理由
「コツコツとポイントが貯まっていくことがうれしいからです。そして、貯めたポイントは普段のお買い物の清算で使うことができ、経済的に助かるからです」(55歳男性/その他)
「一回当たりの金額がわずかでも、使わず貯めていると、数年後には万単位で貯まる。生活が困ったときの予備費として貯めている」(62歳男性/その他)
「生活費の足しにと考えている人が多いように思うが、本気で取り組めば大きな収入となると感じている」(56歳男性/その他)
「ちりつもで、いつのまにか、大きな金額になっている」(42歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「マイルに移行できるのと、今月お金使いすぎだなぁというときに、コンビニやスーパーなどで活用できるのが嬉しいから」(40歳男性/金融関係)
多かったのは「ポイントが貯まっていくのが楽しい」という声でした。「ポイ活」は、移動時間や家事や仕事の合間の隙間時間などを活用しながら、コツコツ続けていくもの。いつのまにか「こんなに貯まっていた!」と嬉しくなる瞬間があるようです。
一方で、「ポイ活」をしていない(やらない)理由については、次のような声がありました。
「ポイ活」をしていない(やらない)理由
「コツコツやっても、大してポイントが貯まらないから」(55歳男性/その他)
「ポイントの管理が面倒くさそうなので」(60歳男性/その他)
「ポイントより値段が安い方が重要」(58歳男性/その他)
地道な作業の繰り返しとなる「ポイ活」は、ルーティンやコツコツ続けることに対して苦手意識を感じている人にとっては苦痛となることも。また、お小遣い稼ぎではなく、まとまった金額が欲しいという人にも向いていないのかもしれません。
みんなの「ポイ活」、どこで貯めている?
null続いて「ポイ活」として貯めたり使用したりしているポイントについて、当てはまるものをすべて選んでもらったところ、以下のような結果となりました。
【「ポイ活」として貯めたり使用したりしているポイントは?(回答者数477人)】
楽天ポイント・・・365人(76.5%)
Pontaポイント・・・248人(52.0%)
dポイント・・・231人(48.4%)
Vポイント(Tポイント)・・・222人(46.5%)
PayPayポイント・・・196人(41.0%)
WAONポイント・・・149人(31.2%)
LINEポイント・・・121人(25.4%)
nanacoポイント・・・108人(22.6%)
TOKYU POINT・・・47人(9.9%)
その他・・・34人(7.1%)
ANAマイル・・・27人(5.7%)
JALマイル・・・24人(5.0%)
Oki Dokiポイント・・・17人(3.7%)
その他クレジットカードのポイント・・・5人
(※複数回答で調査)
現在活用している「ポイ活」サービスで最も多かったのは「楽天ポイント」となりました。次いで「Pontaポイント」(52.0%)、「dポイント」(48.4%)と続きます。
ポイントを貯める一般的な手段としては、買い物の際にクレジットカードや電子マネーで決済したり、ポイントカードを提示する方法でポイントを貯める方法と、「ポイントサイト」と呼ばれるサイトに会員登録し、さまざまなアンケートなどのタスクをこなすことでポイントを貯める方法が主流となっています。最近では、歩いた歩数や距離に応じてポイントがもらえるアプリや、買い物をしたレシートを撮影して、その画像を送信することでポイントがもらえるといったユニークな取り組みも登場しています。
「ポイ活」が続く秘訣とは?
nullせっかく「ポイ活」をするのであれば、効果か的にポイントを貯めたいですよね。「ポイ活」をしている人たちは実際にどのような工夫をしているのでしょう。
目標設定をする
「ポイントを利用して入手したいものがあるから、どんな理不尽にも耐えられる」(40歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「ポイントで購入する製品と目標額を決める」(67歳男性/その他)
「貯めたポイントで旅行に行く事を目的にしているから」(49歳女性/主婦)
「ポイ活」が続く秘訣として、目標を設定していると回答した人が多数いました。“欲しい商品をポイントで購入する”、“1カ月で〇〇ポイント貯める”など、目指すゴールを決めることでモチベーションが高まる工夫をしているようです。目標を達成したときの喜びは格別ですね。
隙間時間を活用する
「おこづかい稼ぎのため、空き時間を利用してアンケートに答えたりしてポイントをためている」(46歳男性/その他)
「スキマ時間を潰すのに最適だと思う。空いた時間はスマホをいじるようにしている」(58歳男性/その他)
「すきま時間にアンケートなどに答えるだけでポイントが貯まって気付いたら意外と貯まってるので楽しい」(32歳女性/主婦)
隙間時間を有効活用できることは「ポイ活」のメリットのひとつです。移動中や待ち時間のちょっとした数分を「ポイ活」タイムにあてて、無理なくポイントを貯めていくのが長続きするコツのようです。
自分のペースで
「苦痛に感じないものだけ継続する」(62歳男性/学生・フリーター)
「無理をせず、自分に合ったサイトを使うようにしている。年金生活者なので、家計費の足しになり、助かっている」(65歳男性/その他)
「毎日時間を決めて、日課として取り組んでいるから」(68歳女性/その他)
クリックするだけといった簡単な操作のものを選んだり、ルーティン化するなど、頑張りすぎないことを秘訣としている人も多くいました。大きな目標をたててしまうと、達成できなかったときにがっかりしてしまうかもしれません。初めのうちは手の届く範囲に目標を設定するのがいいでしょう。
楽しみながらポイントを貯められるものを選ぶ
「ゲーム感覚。ちょっとした知恵を得ることができるようなポイ活は認知症予防になるかと思って続けられる」(68歳女性/主婦)
「ゲームで遊んでポイントを貰えるものやクイズなど知識を得ながらポイントを貰えるサイトを見つけて一石二鳥的に楽しんでいます」(44歳女性/その他)
「持病の改善等の為に、運動をしなければいけないが、歩く距離によってポイントが貯まるアプリを使って、ついつい休みたくなる誘惑をポイントという餌で釣って継続できている」(59歳男性/会社経営・役員)
アンケートに答えたり、ゲームをすることでポイントを獲得する「ポイ活」をしている人からは、「ポイ活」の時間がリフレッシュやストレス解消の時間になるといった声もありました。
ポイントは1カ所に集中してめる
「カード決算を全て同じカードで行う。またアプリを使ってゲームで同じ種類のポイントを獲得し、貯める。ポイントがたまりやすいキャンペーンなどやっている時は、その時にまとめて買い物をする」(51歳女性/主婦)
「楽天ポイントは貯まりやすいので継続できる」(47歳男性/研究・開発)
「結構ポイントが貯まるものだと気付いてから、ほぼひとつのカードや同じブランドの電子決済を始めた」(68歳男性/その他)
クレジットカードでの支払いは、店舗によっては特定のカードでさらにポイントが付与される場合もあります。ポイントの貯まりやすい方法を見つけて、効率的に「ポイ活」をしている人もいました。
「ポイ活」が続くコツは、どこかに楽しさややりがいを見出すことといえそうです。また、自分へのご褒美として行えば、継続するモチベーションも維持しやすいのではないでしょうか。アンケートに答えたり、広告視聴でポイントを貯めるのはやっぱり面倒……という人は、買い物や固定費をクレジットカードで支払うことで自動的にポイントを貯めるような「ポイ活」から始めてみるのがおすすめです。アンケートに寄せられた「ポイ活」継続のコツ、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。