68%の人が「自分ってケチだ」と思った経験があった!
nullまずはどれくらいの人が「ケチ」と自覚しているかを調査。その結果、なんと7割近い人が「自分ってケチだなあ」と思った経験があることが判明。ふとした瞬間にケチを感じる人もいれば、毎日の生活習慣から根っからのケチを自覚している人もいるようです。
■「うわ、自分ってケチだなあ…」と思ったことはありますか?
「ある」……67.8%(339名)
「ない」……32.2%(161名)
買わない!捨てない!何でももらう…みんなのケチ生活
nullそれでは実際にどんな時にケチだと感じているのでしょうか。具体的な例を聞いてみると、みんなのケチ生活の実態が見えてきました。まずは他人を巻き込まない、自分の生活でケチっている行動からチェック!
飲食編>>
節約しようと思えばかなり切り詰めることができる飲食費。特に多くの人が実践していたのは「出かけるときの食べ物や飲み物は持参する」という方法。また「味や質より値段で選ぶ」という意見も多く集まりました。また「レストランやスーパー等で無料でもらえるもの(しょうゆ、箸、ビニール袋など)をもらう」といった人も少なくないようですが、これはやりすぎ注意……他人に迷惑がかかる場合があるので気を付けた方がよさそうです。
「野菜の皮も食べる時」(29歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「1人で出かけている時に喉が渇いても家に帰るまで我慢して何も買わなかった時」(32歳女性/主婦)
「使い捨てのティーバッグを数回使い回す時」(34歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「缶コーヒーで1番安い美味しくないものを買っている」(40歳男性/その他)
「マクドナルドで水を頼む時」(40歳男性/営業・販売)
「昼御飯を食べないようにしてすでに慣れてしまった」(45歳男性/その他)
「食べ放題などに行くと、もう食べれない状態でも無理やり押し込んで食べる時」(48歳男性/その他)
「飲食店で追加料金になるトッピングは絶対に頼まない」(51歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「皿に残っているソースをなめた時」(52歳男性/その他)など
生活習慣編>>
日常生活の中での節約と言えば、シャンプーや洗剤、歯磨き粉などの日用品を最後まで使い切ることを挙げる人が目立ちました。パッケージをカットしてきれいに使い切る人や、水を入れて薄めて最後まで使い切るという意見も多数。一度使ったマスクや割り箸、ラップなどの使い捨て品を何度か使いまわすという人もかなりいるようです。使い捨て品の使いまわしは、エコにつながるからいいことかもしれませんね。
「家計簿を1円単位でつけている」(29歳男性/総務・人事・事務)
「ティッシュを何回も使う時」(37歳男性/研究・開発)
「コットンを割いて使う」(39歳女性/その他)
「ボロボロの食器洗い用スポンジを使っている時」(44歳女性/その他)
「ゴミになるものを見て、“まだ何かに使えないか”と考えてしまう」(51歳男性/公務員)
「お風呂のお湯は2日間使い、残り湯は洗濯に使っている」(52歳女性/主婦)
「ポケットティッシュはもらえるから買わない」(53歳女性/主婦)
「お店の野菜が入っていた容器を再利用して台所用の小物入れにしている」(58歳女性/主婦)
「なんでも、裏紙にメモを取る」(65歳男性/その他)など
衣料品編>>
毎年のようにトレンドが変わり、なんとなく頻繁に買い替える風潮がある衣料品。でもケチを実感している人は、意外とここを絞ってくるようです。「必要なものしか買わない」「破れても縫って着る」「最後は雑巾にする」と言った意見がたくさん集まりました。
「ものの買い替えを限界まで渋る」(22歳男性/学生・フリーター)
「100均で買ったスリッパの裏側が剥がれた時に、もったいなくてボンドで貼り付けた時」(37歳男性/その他)
「靴下やストッキングは毛玉が出来ても穴があくまで履いている」(41歳女性/学生・フリーター)
「ヨレヨレになった服は、雑巾に使う」(41歳女性/総務・人事)など
買い物編>>
もっともケチと実感しやすいのは買い物でのシーンかもしれません。他の店の値段ととことん比較したり、100均に売っていないかをチェックしたり、多少手間がかかっても1円でも安く買いたいと思っている人が多いようです。ポイ活をしている人、クーポンを集めている人も多数。袋や包装紙を再利用している人も多いようです。
「1ポイントでも期間限定のポイントを逃したくない」(32歳男性/その他)
「割引シールの時間帯を調べてその時間に買い物をする」(36歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「キャッシュレス決済でお会計が終わった後にクーポンを使う事を忘れていて一度お会計をキャンセルした後にクーポンを使わせてもらった」(41歳男性/その他)
「お弁当などに着いている輪ゴムをとっておいて必要な時に使うこと」(48歳女性/総務・人事・事務)
「買い物する場合、商品ごとに安いお店を探している」(50歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「ゴミ箱に捨ててあったレシートを拾ってレシ活アプリに登録したこと」(52歳男性/その他)
「購入したものを他店でより安く売っているときに返品して他店で購入したことがある」(64歳男性/その他)など
今後の人間関係に響く!? 他人へのケチは慎重に
null続いては他人を巻き込んだケチ行動について。これは相手への印象や今後の付き合い方にも関わってくるので、ケチるときは注意が必要です。一度「ケチな人」というイメージがついてしまうと挽回するのが難しくなるので気を付けた方がいいようです。
「男性とのデートでは絶対に払いたくないと思っている」(30歳女性/総務・人事・事務)
「友達のお祝いにお金をケチろうと思う時」(31歳女性/その他)
「姪っ子にお小遣いをあげないこと」(33歳女性/学生・フリーター)
「お金の貸し借りは絶対したくない。貸したお金のことは数百円でも絶対忘れない」(45歳女性/主婦)
「人数で割り勘にして小さい単位まで計算した時」(47歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「お土産を買う時、美味しさより値段を見てから買ってしまうこと」(48歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「100円でも貸したものは返してもらわないとモヤモヤしてしまうところ」(54歳女性/主婦)
「持ち合わせがないふりをした」(55歳男性/営業・販売)
「いつも割り勘では少なく払う理由を考えている」(69歳男性/その他)など
ちなみに人付き合いこそお金がかかるので、そもそも人とは関わらないという人も数名いました。
ケチとは言わせない!見習うべき賢い節約法も!!
nullみなさんのケチな行動を見ていくと、意外と「ケチ」というより「エコ」な方法だったり、賢い節約術と思われる方法も少なくありません。例えば、何人かが答えた「必要なものしか買わない」「車に一人乗るときはエアコンを付けずに窓を開ける」といった工夫は、環境を考えた観点からも見習うべき部分もあります。
「ケチ」という言葉には、「度を越えて金品を惜しむ」というニュアンスがあります。「倹約」なのか「ケチ」なのかは、その行動に節度があるかないかによるのかもしれません。
なかなか人には聞きにくいケチ生活アンケート、いかがでしたか? 「ケチ」というと聞こえは悪いですが、賢くスマートな「エコ」「節約」「生活の工夫」ならば世の中のためにも役立つのではないでしょうか。
エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。