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貯金1,000万円以上の人が「あるものを処分したら必然的にお金が貯まるようになった」その意外なものとは?

「なかなかお金がたまらない」という、そこのあなた。家の中が必要ないもので埋め尽くされていたりしませんか? いらないものを捨てて、スッキリとした家にすることも、実はお金を貯めるための必要なポイントになるようです。そこで『kufura』では、貯金が1,000万円以上ある20歳以上の男女167人にアンケートを行い、「お金が貯まるようになった、処分してよかったもの」について聞いてみました。今回は、家の中にある場所を取るアイテムに限定してご紹介していきます。

タンスやソファ、ベッドなどの場所を取る家具

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「洋服ダンス。洋服は収納場所があると、どんどん買ってしまいますが、収納場所が限られていると、それ相応にしか買わないので、節約につながります」(57歳・女性/総務・人事・事務)

「3人掛けのソファ。座り心地がよく、テレビを見たり、うたた寝することがありましたが、ソファがなくなったことで必然的にパソコンに向かう時間が増えて、投資も始めました。おかげで、お金が増えていく仕組みを構築できました」(59歳・男性/会社経営・役員)

「ベッドを捨てて、布団生活にチェンジ。毎日の布団の上げ下ろしは面倒ですが、生活にリズムができて、時間を有意義に使えるようになりました。これが、ひいては仕事にもいい影響を与えてくれている感じがします」(65歳・男性/その他)

「収納スペースを確保するために、収納棚をたくさん買いましたが、その分ものが増えてしまいました。収納棚を捨てたことで、必然的にものを減らさざるを得なくなり、ものを買う機会が減ったので、お金が貯まりやすくなりました」(47歳・男性/その他)

家の中で場所を取るものといえば、やはり家具。タンスやソファ、ベッドなどの家具を捨ててよかったという人が目立ちました。特に収納家具を捨てた場合は、必然的に収納スペースが減ることでものを買わなくなるため、お金が貯まりやすくなる様子。また、大きな家具がなくなると部屋が広く使えるので、生活が快適になり、仕事がはかどるようになったという人も多いようです。

テレビやクーラー、炊飯器などの電化製品

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「ブラウン管テレビ。捨てたことでテレビを見なくなったので、電気代を節約することができました」(67歳・男性/その他)

「古いクーラー。電気代がかかるし、冷房効率も悪かったので捨てました。残った比較的新しいクーラーがある部屋で、家族みんなで過ごすようにしたら、電気代が安くなってお金が浮きました」(67歳・男性/営業・販売)

「炊飯器やテレビ、掃除機などの電化製品。どれもほかのもので代用できるので、電気代の節約になっています」(52歳・女性/総務・人事・事務)

「ハロゲンヒーターは、とにかく電気代がかかるので、捨ててよかったです。代わりにポータブルの電気ストーブを使うようになり、冬の電気代を安く抑えることができるようになりました」(46歳・男性/その他)

電化製品を捨てたり、買い換えたりすることで、電気代の節約につながったという人がたくさんいました。今どきは、テレビがなくてもスマホやパソコンで用が足りるので、テレビを捨ててよかったという人も多数。また、冷暖房機器は、古いものは消費電力量が多いものもあるので、新しいものに買い換えることで、毎月の電気代を抑えることができて節約になるようです。

何年も着ていない衣類や古くなってしまった衣類

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「着なくなった洋服を思い切って処分したら、押し入れが広く使えるようになり、整理整頓できました。おかげで必要な洋服以外はもう買わなくなったので、余計な出費もなくなりました」(68歳・男性/その他)

「古い衣類。整理し始めたら、まだ着られそうな服が見つかったので、しばらく新たな衣類を買わずにすみそうだし、その分を貯金に回すことができました」(70歳・男性/その他)

「いらない洋服を捨てたことで、家にある洋服が選びやすくなったので、わざわざ新しい服を買うことがなくなって、洋服代が浮きました」(62歳・女性/総務・人事・事務)

衣類も意外と家の中で場所を取るものの1つです。衣類を整理したり、いらないものを捨てることで、必要な服以外を買わなくなったり、新しい服を買う必要がなくなるなどして、お金が貯まるようになったという人も。ほかには、必要ない服をリサイクルショップなどに持っていくことで、少しでもお金になってよかったという人もいました。

ゴルフ用品やピアノなど趣味関連のグッズ

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「会社の付き合いでゴルフを始めましたが、短期間で上手くなって面白くなくなったため、ゴルフ用具を処分しました。新たなゴルフ用具代や練習代、ラウンド代がかからなくなり、出費がかなり減りました」(67歳・男性/その他)

「最近は売っているお店も少なくなったので、今まで集めた通行手形とペナントを思い切って処分。新たに買わなくなったことで、お金を使わずにすむようになりました。部屋に飾っていたものを取り外して処分したので、家の中もだいぶスッキリしました」(76歳・男性/その他)

「集めていた大量のコミックスを捨てました。自分の趣味を断捨離することにより、趣味に対する新たな支出が減りました」(34歳・男性/その他)

「ピアノです。母から買ってもらった大切なものでしたが、いつかは処分しなくてはいけないので、思い切って処分。50万円以上で引き取ってもらえて、そのまま貯金に回すことができてよかったです」(70歳・女性/主婦)

「趣味のコレクショングッズ。収納場所に困るようになったので、思い切って処分しました。コレクションに使っていたお金が不要になったので、そのまま貯蓄に回すことができるようなってお金が貯まりました」(73歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

思い切って、趣味関連のグッズを捨てたという人もたくさんいました。実際、グッズを集めていてもたまる一方で収納スペースがなくなるし、お金もどんどん出ていくばかり。ある程度のところで区切りをつけてスパッと捨てるようにすれば、お金が貯まるようになります。家の中はもちろん気分もスッキリするので、快適に生活することができそうですね。

布団、ウォーターサーバー、食器…捨ててよかったものはほかにもいろいろ!

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「来客用の布団を捨てたことにより、その場所に洋服をかけるスペースを作ることができました。洋服ダンスをもう1つ買う予定でしたが、買わなくてすむようになり、その分を貯金に回すことができました」(77歳・男性/その他)

「ウォーターサーバーは、場所を取りすぎていて邪魔だったので処分。その分コストもかからなくなりました」(60歳・男性/その他)

「日常的には使わない食器。捨てたことで、なくても他の食器で代用できることに気がつきました。おかげで不必要に食器を買い足すことがなくなり、節約にもなりました」(52歳・女性/主婦)

「使わない品を断捨離の目的でメルカリに出品。いいお小遣いになったので、それからは不要になったものは常に出品するようにしています」(74歳・男性/その他)

「余計なものを捨てることを意識するようになったことで、余計なものを購入しなくなったことが、お金が貯まる要因になっています」(73歳・男性/企画・マーケティング)

ほかにも、捨ててよかったものはいろいろ。中でも特に多かったのが、布団でした。捨てることで収納スペースが増えるので、家の中がスッキリする、余計な収納家具を買わずにすんでお金が浮くというメリットがあるようです。また、いらないものを捨てることで余計なものを新たに買わなくなって、お金が貯まるようになったという人もいました。

いかがでしたか? 貯金が1,000万円以上ある人が捨ててよかったものを参考に、家の中のいらないものを処分して、お金が貯まりやすい家づくりをしていきましょう。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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