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豆苗、ネギ…4割の人が「リボべジ」を育てた経験あり!人気の野菜と育ててみた感想も

皆さんは、「リボべジ(リボーンベジタブル)」をご存知ですか? これは、捨ててしまいがちな調理の際に出る野菜のヘタや根っこ、種などを、水につけたり、土に植えたりして再び育てる再生野菜のこと。最近は、コロナ禍でおうち時間が増えたこともあり、このリボべジを育てて楽しむ人が増えているようです。そこで『kufura』では、女性500人にアンケートを行い、リボべジ栽培について調査してみました。

リボべジを育てたことがある人は全体の4割!

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まず最初に、「今までにリボべジを育てたことがありますか?」と聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

「育てたことがある」・・・186人(37.2%)

「育てたことはない」・・・314人(62.8%)

「育てたことがある」という人は、全体の4割。半数には及びませんが、意外と多くの人がリボべジを育てた経験があることがわかりました。

リボべジは、野菜の切れ端と水さえあれば簡単にできるので、だれでも気軽にチャレンジすることができます。再生した野菜を食べることで食費の節約になるだけでなく、野菜の成長過程を鑑賞して楽しむこともできるので、リボべジ栽培にハマる人も少なくないようです。

豆苗、ネギ、大根など…育てた野菜とその感想は?

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では、実際に皆さんはどんなリボべジを育てたことがあるのでしょうか? リボべジ栽培経験者に、育てたことのある野菜の種類と育ててみた感想を教えてもらいました。

・豆苗

「豆苗は、毎日水を替えるだけで数日後にはちゃんと収穫することができるので、すごく簡単で楽しいです」(55歳/総務・人事・事務)

「豆苗を再生栽培すると、タダで美味しく食べられるし、育てているうちに愛情も湧いてくるので楽しいです」(42歳/主婦)

「豆苗は成長が早く、手軽に栽培できるところが気に入っています。毎回、我が子のように話しかけながら成長を見守っています」(32歳/主婦)

「種が水につからないようにしないと種が黒くなるので、水加減に注意して育てています。1日だけでもけっこう伸びるので、見ているだけでも楽しいです」(35歳/主婦)

「豆苗は3回収穫できましたが、それ以降は根が腐って育ちませんでした。生え方が3回とも違っていて、とても面白かったです」(19歳/学生・フリーター)

「以前に豆苗を育ててみたことがありますが、水の替え忘れなどがあってダメにしてしまいました」(32歳/学生・フリーター)

リボべジ栽培の中でも、特に人気が高かったのが「豆苗」です。日当たりを気にしつつ、毎日水を替えるだけでグングン育つので、とても簡単で初心者でも安心して楽しむことができる様子。豆苗は、味噌汁の具やサラダのトッピングなど、いろいろ使えてとても便利です。購入後、大体2~3回は再生栽培を楽しむことができるようなので、水の替え忘れに注意しながら育ててみてくださいね。

・ネギ

「コップに水を入れて、その中にネギの根っこ部分を挿しておくだけでグングン育つので、栽培がすごく楽でした」(38歳/公務員)

「ネギは根っこの部分を水につけておくだけで少しずつ伸びるので、料理にちょっと使うときに便利です」(37歳/主婦)

「ネギは水につけておくだけで、どんどん成長するので育てがいがあります。今は20cm以上になっていて、何に使おうかと楽しみにしているところです」(60歳/主婦)

「ネギを再生栽培して毎日成長した分を味噌汁などに使っていますが、おかげでもう2カ月以上お店でネギを買わずにすんでいます」(38歳/営業・販売)

「ネギの根っこ部分を植木鉢に植えておくと、また芽が出てきて食べることができるので助かります」(69歳/その他)

「ネギを再生栽培して庭に植えておくと、けっこう長い期間使うことができます。食費の節約になるのはもちろん、お店のものよりも柔らかくて美味しいのも嬉しいです」(52歳/主婦)

根っこ部分を水につけておくだけで、どんどん伸びてくる「ネギ」も大人気。家で育てていると、料理の彩りや薬味として少量だけ使いたいときに、すぐに使えて便利ですね。ネギの再生栽培は、水を入れたコップなどに根っこ部分を挿しておくだけでOKですが、土に植えるとさらに元気に育つので、鉢やプランターなどに植えて栽培するのもおすすめです。

・大根

「大根の再生栽培は、ヘタを水につけてときどき水を替えるだけで葉がすぐ伸びるので、手間がかからず簡単に楽しめます」(45歳/主婦)

「大根は、ヘタを水につけておくだけで簡単に葉が出てくるので、すごくラクに育てることができました」(38歳/主婦)

「水を張った小皿に大根のヘタを入れ、新しく生えてくる葉っぱをお味噌汁の具にしたりしています」(41歳/その他)

「大根のヘタを水につけておき、出てきた葉をチャーハンに入れて食べました。大根葉は料理に入れると彩りがよくなるので、家にちょっとあると便利です」(35歳/営業・販売)

「大根を育てたときは、最終的に白い花が咲きました。面白いほどどんどん伸びるので、育てるのがすごく楽しかったです」(39歳/主婦)

大根のヘタを水につけておけば、栄養たっぷりな大根葉を育てることができます。水さえ替えておけば、自然と葉が伸びるので、育てるのも意外と簡単。大根の葉はお味噌汁や炒め物など、毎日の食事に幅広く活用することができます。最終的には小さな白い花が咲くので、見て楽しむこともできそうですね。

・にんじん

「水につけたにんじんのヘタは、明るい窓辺や蛍光灯の下に置いてまんべんなく光をあて、水で洗ってヌメリを取りながら水を替えるようにすると、2週間くらいで葉を収穫することができます。かき揚げにするとすごく美味しいですよ」(48歳/その他)

「にんじんの葉は観賞用としても楽しめるし、食べても美味しいので、育ててみてすごくよかったです」(51歳/主婦)

「にんじんの葉は、ギザギザしていて見た目がきれいなので、料理の飾りつけとして重宝しています」(45歳/その他)

「少しずつ出てくる葉がとても繊細な感じでかわいらしく、食べるだけでなく観葉植物としても楽しむことができました」(36歳/その他)

「にんじんを育ててみましたが、なぜかすぐに腐って失敗してしまいました」(59歳/総務・人事・事務)

にんじんの葉は、かき揚げや炒め物など、調理して美味しくいただくことができますが、ちょっとクセがあるので、苦手な人は料理の飾りとして使うのがおすすめ。にんじんの葉は見た目がかわいらしく、色もとても鮮やかなので、観賞用として楽しむ人も多いようです。

・ほかにはこんなリボべジもおすすめ!

「かいわれ大根は2~3回は収穫して食べることができるので、すごくお得です」(49歳/総務・人事・事務)

「セリや三つ葉は伸びるのがすごく早いので、ロンググラスに水を入れて育てています」(64歳/その他)

「バジルを再生栽培しましたが、数回収穫できたので、なんだか得した気分で嬉しかったです」(38歳/その他)

「パクチーは再生栽培すると何度か収穫することができるので、食費の節約にもなって助かります」(55歳/その他)

「観賞用として、さつまいもの上部を切って水栽培をしましたが、次々に芽が伸びてきて、人に見せたいくらいカッコよかったです」(77歳/その他)

ほかにもいろいろなリボべジが挙がっていましたが、特に多かったのが「かいわれ大根」と「アボカド」。かいわれ大根は豆苗同様、水を替えるだけでどんどん成長するので、育てるのがとても簡単。アボカドは、食用ではなくあくまで観賞用が主ですが、見た目がとてもおしゃれなので、ステキな器や鉢に入れればステキなインテリアになるようです。

いかがでしたか? だれでも気軽に挑戦できるリボべジ。まだ育てたことがないという人は、皆さんのコメントを参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてください。なお、根っこの残し方や水の量など、リボべジ栽培を成功させるためにはいくつか注意事項もあるので、詳しいやり方については事前にネット等で確認するのがおすすめです。

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