ズバリ!ゴミは誰が捨てている?その理由は?
null「ゴミを捨てる」というのが主な仕事の「ゴミ捨て」。では、誰がゴミ捨てをしているかを聞いたところ、圧倒的に多かったのは、「妻」が315人中145人となり、半数近くを占める結果になりました。なぜそうなったのかもあわせて、見ていきましょう。
【妻が担当(145人)】
「なんとなく。特にやってほしいとも思っていないから」(40歳/その他)
「誰かにしてもらう事自体考えた事がない」(53歳/主婦)
「自分が担当でも特に困っていないので」(40歳/主婦)
「やり方が気に入らないと逆にいらつくので、全部自分でやりたい。」(55歳/主婦)
「旦那は仕事しかしないと断言しているから」(28歳/主婦)
「夫は捨てて欲しいものを忘れることがあるので、頼むより自分でゴミ捨てする方が早いから」(35歳/主婦)
「朝起きてすぐ捨てに行くので夫では間に合わない」(38歳/主婦)
「世間体だと思います」(50歳/主婦)
と、自分がやることに疑問を感じないという理由から、時間的な問題、世間体まで、じつに様々な理由から自分自身でやっているという結果に。
その地域によっても変わるゴミ出しのルールですが、日々のことで習慣になっていて、特に負担や疑問と考えたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
【夫が担当(55人)】
「通勤がてらに出してくれる」(38歳/主婦)
「朝出るときにそのままだせるから」(31歳/主婦)
「家事や育児を一切やってくれないのでごみ捨てくらいはと思い」(20歳/主婦)
「自然にやってくれるようになりました」(35歳/主婦)
「外に持っていくのが大変だから」(43歳/主婦)
「夫は他の家事をする時間がないため。唯一できるのがゴミ捨て」(33歳/主婦)
「ゴミ捨てだけは私は苦手。重くておっきいものが持てないため」(27歳/営業・販売)
夫に、通勤途中に捨ててくれる、重いのでやってもらっている、という意見が多く出ました。
過去記事、「3位トイレそうじ、2位ゴミ捨て…『夫が担当する家事』共働き世帯の意外な1位は?」でもお伝えしましたが、「ゴミ捨て」は夫が担当する家事の2位にランクイン。自然な形でやってくれると、お願いする側も気持ちよくお願いできそうですね!
【夫婦で分担(75人)】
続いては、自分と夫で分担をしているという人に、具体的なやり方とそうなった理由を聞いていくと、
「まとめて玄関に置いたらお風呂に行く前に旦那がゴミステーションに出しに行ってくれる。結婚当初から行くよって言ってくれていたから」(22歳/主婦)
「ごみをまとめるのは妻が担当。集積所までもっていくのは夫が担当。重たいので」(39歳/営業・販売)
「私と夫で半々。家族のゴミなので」(30歳/総務・人事・事務)
「家の中のゴミを夫婦で集めて旦那が次の日の朝ゴミ捨てする。出勤ついでに出してもらうと楽だから」(25歳/総務・人事・事務)
「普通に日は自分、休みの日は主人。手伝ってもらいたいから」(57歳/主婦)
共働きの方は、家事を分担できると助かりますよね。ちょっと手伝ってもらえるだけでも気が楽ですし、ついでに持って行ってもらえると手間が減るもの。協力して分担できるところはするという意見も多く聞かれました。
【その他の家族・子ども、両親など(18人)】
「娘と私でやってます。朝は娘が時間に余裕があるから」(53歳/主婦)
「新聞、雑誌は、子ども担当、その他は妻担当。子どもも力があるから」(48歳/営業・販売)
「家族で競争してゴミ箱を集めます。ゴミ捨ては小学生の子ども達にお願いします。子ども達がやりたがる」(35歳/主婦)
「母が半分、主人が半分。都合が良いから」(45歳/主婦)
ゴミ捨ては、難しくない家事だからこそ特に子どもに手伝ってもらいやすいというメリットもありますよね。手伝うことで子どもの家事参加や、社会勉強にも繋がりそうですね!
【やれる人がやる(6人)】
「パンパンになったと気づいた方がゴミ捨てをしている。気づいた方が出すと効率も良く喧嘩にもならないから」(28歳/営業・販売)
「夫と私気付いた方がする。この家事はだれと決めてしまうと変化がないから。普段、相手にしてもらっている家事をしてみると大変さがわかり、思いやりがもてるから」(48歳/その他)
「夫婦で手の空いた方がゴミを捨てる。共働きでお互いできることをやって助け合っているから」(45歳/その他)
最後は、「我が家のルール」で、やれる人がやるという回答でした。家事は「気がつく」というのも早く終わらせるポイントの一つかもしれません。気がついたらやるという行動を持つように心がけていると、ゴミ捨てに限らず、色々な家事がスムーズに進みそうですね!
ゴミ捨ての課題は山積「家のゴミ捨て、もっとこうしたらよくなるのに…」と思うことは?
nullでは、ゴミ捨てという家事に対して思う「改善点・家族が協力できる点」があるかを聞いてみると、様々な意見が出てきました。
(1)分別や捨て方について
「ペットボトルを潰してゴミに入れて欲しい」(22歳/主婦)
「牛乳パックが空になったら、洗って干しといてほしいとか、プラスチックごみはコンパクトにして捨ててほしいとか、ごみ捨ての前の段階で、ごみ出ししやすいように処分してほしいなと思います」(40歳/その他)
「捨てる人の手間を考えて、ペットボトルなどをキレイに洗う。ラベルをはがす。缶の蓋をしっかり空けきる(半分しか空けないので)」(53歳/主婦)
「排水溝のゴミ取りなど、ゴミ箱以外にもゴミは存在することを知ってほしい」(26歳/主婦)
「めちゃくちゃに捨てているので、燃えるゴミ、プラの区別をいい加減覚えてほしい」(46歳/主婦)
ゴミ捨ては「ゴミを捨てる」以外に、例えばペットボトルを洗う、潰す、など捨てるに至る作業、いわば「名もなき家事」と言われるような細かいものが沢山ありますよね。「ゴミ収集場所に捨てるだけがゴミ捨てじゃない!」という心の声が多く聞かれました。
(2)ゴミ袋について
「ゴミ出し後のゴミ箱に袋のセットなど気配りできたら嬉しい」(38歳/主婦)
「ゴミ袋を捨てたら、次のゴミ袋をセットする。匂いが気になったら、拭く」(35歳/主婦)
「ゴミ袋もただではないのでいっぱい積めてから捨ててほしい」(51歳/主婦)
「ゴミ袋がとても価格が高いのでゴミを減らし、袋に無駄なく詰めてほしい」(30歳/主婦)
ゴミ箱にゴミ袋を入れている場合、そのセッティングまでしてほしいという声が多く聞かれました。
また、地域によっては、ゴミ袋が指定されているなど、お金を払ってゴミ袋を買っている所もあります。そうなると、ゴミ袋も無駄なく使いたいという気持ちにも共感できますね。今後はレジ袋の有料化なども進んでいく中で、エコノミーとエコロジーを有効に使うという心がけも必要ですね。
(3)ゴミそのものについて
「ビールや酒をもっと控えればごみが減るのにと思う」(57歳/主婦)
「そもそもゴミのでないライフスタイルにしたいと思っている。そういう商品を選んでいる。少しずつゴミを減らしていきたい」(39歳/主婦)
「出来るだけゴミの出ない生活を心がけています」(54歳/主婦)
という、近年問題になっている環境問題に配慮して、3R活動(リデュース「Reduce」、リユース「Reuse」、リサイクル「Recycle」)に協力してゴミを減らしたいという意見も聞かれました。そのほか、
「生ゴミは今まで通りでいいが、缶はほとんど旦那が飲んだビールなので、旦那に捨ててもらいたい」(29歳/主婦)
「自分が出したゴミは自分で捨てる」(42歳/その他)
という、自分のことは自分でやってほしいという声や、逆に、
「子ども達と大人で競争しながら楽しくやっています。遊びながらやると長続きします」(35歳/主婦)
遊びながらやるという人も。さらには、
「ゴミ捨てを主人にさせないというルール」(28歳/主婦)
「夫は一家の大黒柱。その人にゴミなど持たせられない。夫は良くても私が嫌である」(58歳/主婦)
「ゴミ捨ては夫にさせない方が運気アップときいて、本当は捨てて欲しいけれど私がやることにしています」(39歳/主婦)
という、ゴミ捨てに対する「我が家のこだわり」と思われるルールもありました。
皆さんの家庭のゴミ捨てルールはどのようになっていますか? 筆者は、ゴミ捨てを一つとっても奥が深いと感心させられましたが、ゴミ捨てに限らず、家事は「協力しあう」ことが大切だと改めて感じました。皆さんの家のゴミ捨てにも、ぜひ参考にしてくださいね。
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