家の中の理想の状態は、1人1人異なりますから、実際には家族の中でも感度やスキルが高いメンバーに“小さな家事”“名もなき家事”がより多く流れて行ってしまう傾向があるようです。
というわけで、『kufura(クフラ)』編集部は既婚男女500人に「家事の中で些細だけどちょっとイラっとすることについて、配偶者にひと言言いたいこと」について聞いてみました。
自由回答で募ったのですが、じつに多様な意見が集まりました。その種類を分類してみると、その数なんと、50種類以上!
今回は、水回りの【トイレ】【風呂・洗濯場】にまつわる回答をご紹介します。
「家族全員が、快適に仲良く暮らすための折衝ポイントをどう探っていくか」という視点で、既婚者の方も、誰かと暮らしている方も、これから同居を始める方も参考にしてみてくださいね。
トイレの使い方にまつわる「小さな不満」は?
nullまず最初にご紹介するのは、トイレの使い方に関することです。毎日何度も使う“密室”だからこそ、できるだけ気持ちよく使いたいものです。でも、知らず知らずのうちに配偶者に小さな負担をかけているケースがあるようです。
5位・・・使用後トイレのドアを閉めない(3人)
「トイレのドアを閉めない」(59歳・男性/企画・マーケティング)
3位・・・トイレの電気の消し忘れ(4人)
「トイレや廊下の電気の消し忘れ。何度言っても直らない」(38歳・女性/その他)
同率3位・・・トイレットペーパーの芯を捨てない(4人)
「トイレットペーパーの芯はトイレの中にほったらかし」(46歳・女性/主婦)
2位・・・便器や床の汚れを放置(5人)
「立ってトイレをしないで欲しい、飛び散るのが気になる」(34歳・女性/主婦)
1位・・・トイレットペーパーを補充しない(14人)
「トイレットペーパーを交換するのはいつも自分。策略かといつも思う」(49歳・男性/その他)
トイレの使い方や汚れに関しては、家族が増えてくると、“犯人探し”が繰り広げられることもあるようです。また、床に飛び散った尿は時間が経ってからニオイを発することもあります。「後で使う人が気持ちよく使えるように」という作法を共有しておけるといいですね。
「バスルーム&洗濯機まわり」で気をつけて欲しいこと
null続いて、バスルーム&洗濯機回りの小さな“イラッ”の例をご紹介します。
5位・・・シャンプーが空になっても詰め替えない(3人)
「シャンプーなどの詰め替えをいつまでもしないで私にやらせる」(37歳・女性/主婦)
4位・・・ポケットにティッシュを入れたまま洗濯に出す(4人)
「ポケットにティッシュを入れたまま洗濯すると、全部について大変な事になるので気をつけてほしい」(38歳・男性/その他)
3位・・・排水口・洗面所の髪(5人)
「洗面所の長い髪の毛がたくさん落ちてるのは捨てて欲しい」(46歳・男性/その他)
2位・・・服・靴下を裏返したまま脱ぐ(20人)
「5本指ソックスを裏返しに脱ぐ」(50歳・女性/技術職)
「靴下を裏返して脱がれると洗濯の際に面倒。表裏をひっくり返すのは簡単だと思う」(43歳・男性/コンピュータ関連技術職)
1位・・・服・靴下を脱ぎっぱなし(26人)
「ズボンを脱いだ形のまま放置される」(40歳・女性 /総務・人事・事務)
「服を脱ぎっぱなしで地面に置かれるとイラっとする」(29歳・女性/金融関係)
「脱いだ靴下を置きっぱなしで、よく洗濯し忘れる。脱いだら洗濯かごに入れてほしい」(33歳・女性/主婦)
配偶者の “脱ぎっぱなし”“入れっぱなし”“やりっぱなし”に、厳しい声が集まっています。他にも、下着とズボンを“まとめ脱ぎ”して洗濯機に入れる行為も不評でした。
洗濯や掃除を担う者への配慮が欠けるズボラな点が不評だった一方で、「靴下と服を分けて洗う。細かすぎる」(33歳・男性/研究・開発)という相手のこだわりへの不満も少数ながら寄せられました。
今回は、既婚男女に聞いた「家事の中で些細だけどちょっとイラっとすることについて、配偶者にひと言言いたいこと」についてお届けしました。
お風呂、トイレがきれいに保たれていて、昨日着た下着がクローゼットにしまわれているのは、毎日誰かが手を動かしているから。その労力への想像力を持つことが、家族が機嫌よく快適に暮らすことにつながるかもしれません。
次回は、リビング&台所編。家族が多くの時間を過ごす場所だからこそ、かなりの熱量を帯びた回答が集まっています!
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