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娘(高1)のお弁当作りの新ルール。お米に「黒米」を混ぜて栄養も色どりもアップ!【お米農家のヨメごはん】

こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・16歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載132回目。
今回は、高校生になった娘のお弁当事情と、田植え後の後片づけについてお伝えしたいと思います。

高校生になっても、もちろんお弁当作りは続いている。中学生になった時から始まり、今年で4年目。
少しずつ自分なりの方法が確立しつつある。

これまでの連載でも、何回かお伝えしてきたお弁当作り。

連載54回・娘(中1)弁当のための朝5時起き。
連載94回・娘(14歳)のお弁当作り生活。我が家の成功ルーティンは…
連載113回・お弁当の仕切りは「紫蘇(しそ)」が大正解!

大筋に変化はないけれど、最近はご飯をほぼ全て黒米入りにしている。栄養価が高いというのがポイント。

でも何より、お弁当作りに重要な彩りが1つ増えるのが大きい。よく言われる緑・赤・黄に加えて、紫が入るだけでもう、パッと華やかなお弁当になる(気がする)。

黒米については以前も書いた通り(連載89回・富山のご当地の味を新米で!)、白米1合に対して黒米大さじ1を混ぜて普通に炊く。
水加減はお好みだが、私はお米1合(180cc)に対して水1カップ(200cc)と決めている。

我が家は炊飯器がなく、通常の炊飯には琺瑯鍋や土鍋を使う事が多い。黒米入りや玄米の時は、圧力鍋を使う。理由は、あっという間に炊けるから。

強火にかけ圧力がかかったら、弱火にして2分。火を止めたら圧力を抜く。自然放置してもいいけれど、圧がかかりすぎてモチモチになるので注意が必要。

蒸気に気をつけて蓋を開けると、色鮮やかなご飯が湯気に包まれフワッと甘い香りが漂う。

さっくり混ぜたらでき上り。本当にあっという間に炊けるので、忙しい時は大助かり。

お弁当のおかずを作りながら朝一番に炊いても問題はないけれど、できるだけ朝は手間をかけたくない。
ので、大量に炊いて小分け冷凍しておく。

100均で売っているご飯用タッパーを使用、足りない分はラップで小分け。

ここだけの話だけれど、普段の忙しいお昼ごはん時はお茶碗によそわずタッパーのまま食べてしまう。洗い物が1つ減るので大助かり。

ラップで包んだ方は、お弁当用にする。

お弁当作りの際はまず、レンジでご飯を温めてお弁当箱に詰める。冷ましている間におかず作り。メインのおかずは、昨晩の残り物や冷食を無理なく使う。

黄色は卵やサツマイモ、緑はお野菜で。

仕切りは紫蘇、プチトマトは入れないという我が家の法則は変わらず。最後に梅干しを添えたら完成。

無理のないお弁当作り、これならこの先(あと3年!?)も続けられる、はず。

田植えの後片付け。作業のお供はイヤホン!

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さて農作業の方は、田植えが終わってホッと一息。……ついたらすぐに後片づけ!

田植え機の整備や掃除、作業所やビニールハウスの中の整理などなど。

一番大変なのは、苗箱の洗浄。苗を育てるのに使った長方形のプラスチックの箱が、3,000枚ほどある。
これをひたすら洗浄して消毒する、根気がいる作業だ。

これまでお手伝いの方に来ていただいたりしていた作業を、最近は一人で黙々とやっている。

というのも、耳にイヤホンを入れ音の世界に浸って作業すると、全く苦じゃなくなったから。ラジオやポッドキャスト番組を聞いていれば、単純な作業も辛くない。午前中はNHKラジオのクラシック系の番組を、午後はポッドキャスト番組で大好きな「コテンラジオ」をひたすら聞く。

洗い終えた苗箱は、ビニールハウスの中で乾かしてから作業所へ撤収。また来年の春作業まで、しばらくお別れだ。

さてさてもうすぐ梅雨入り、一雨ごとにグンと雑草が成長する季節。
この先は、雑草と戯れる日々になりそうです!

濱田さん一家の『濱田ファーム』ホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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