今年は紫蘇を育ててます!
nullお料理にちょっと使いたいけれど、わざわざスーパーに買いに出かける程でもないハーブ類。お庭では以前からローズマリーやタイムを育てていて、とっても重宝している。
今年はお部屋の中でも、パセリやバジルなどを育ててみる事にした。 ちょっとしたグリーンの代わりにもなるし、一石二鳥だなと。
毎日の水やりは、私には少し面倒に感じる。けれど、旦那さんは好きなようでせっせとお世話をしている。 その血をしっかり受け継いでいるのか、娘も植物が大好きなようだ。
一番手前のミニトマトは娘の担当、毎日ちゃんと水やりをしている。 最初は芽が出てこなくて心配した紫蘇も、葉っぱをたくさんつけるようになってきた。 まずは、紫蘇を使ったお料理を作る事にした。
何にでも相性のいい紫蘇は、もちろんご飯にも合う。今回は、お出汁で炊いたご飯と合わせてみる事に。
お出汁で炊くと書くと、何だかとっても大変な気がするかもしれない。けれど、出汁パックをポンと入れるだけ。何の手間もいらない。……のに、炊き上がりのふんわり出汁のいい香りったら!
実はこれ、私が愛用している出汁パックの「茅乃舎」のお勧めのレシピ。 見つけた時に、これは絶対に作ってみようと思ったのだ。
そのレシピ通り、ごま油でパリッと焼いた紫蘇をお出汁で炊いたご飯に混ぜ込む。 あとは白ごまをたっぷりと。 ただそれだけ。
これはもう、作る前・食べる前から、間違いないという確信あり。 こうして、写真を見ているだけでも美味しそうだ。
この日の食卓のメインは、ハーブで焼いた白身魚に野菜をたっぷり添えて。具沢山の豚汁と合わせたら、どれだけでも食べられそう。
もう一品も、ご飯に紫蘇を混ぜ込むだけの手軽なおむすび。 こちらは紫蘇を刻んで塩もみ、ギュッと水分を絞ってからご飯に混ぜ込む。 あとは手にちょこっと塩をつけて、ふんわりむすぶだけ。
夏野菜(ズッキーニとナス)をサッとオリーブオイルで炒めたものや、ご近所のお肉屋さんで買ってきたコロッケ、さっぱりしたお汁と一緒に、休日のお昼ご飯。
暑くてお米を食べる気になれない時でも、紫蘇を活用すれば逆に食が進むから不思議。ご飯と紫蘇の組み合わせ、この夏は何度も我が家の食卓に登場しそう。
紫蘇はまだまだ成長してくれている。 しっかりご飯を食べて、この先の真夏を乗り切りたい。
そうそう、娘が育てているミニトマトは、一回り大きな鉢に植え替えられた。お隣のアボカドと一緒に、今は外でスクスク成長している。
娘は今か今かとトマトの黄色い花が咲き、実が成る事を楽しみにしている。 自分が育てたトマトはきっと、より美味しく感じられるだろう。
真夏のお米の保存法。できれば「野菜室」に!
nullさてさて蒸し暑い日が続いていて、自身の身体はもちろん、お米の保管にも注意が必要な時期だ。お米は野菜同様、生鮮食料品だと私たちは思っている。
腐る事はないが、玄米でも最適な状態で保管しないと劣化が進む。精米した白米は、より注意が必要。
酸化が進むので、冬は1ヵ月、夏は2~3週間を目安に食べきるのがお勧め。私たちが直売するお米は、玄米の状態で15度以下の保冷倉庫に保管している。
ご家庭での保管は涼しく、できるだけ風通しの良い湿度が低い場所がお勧め。直射日光が当たらない、そばに匂いの強いものを置かない、というのも大事なポイント。
そんな最適な場所はないという方も多いと思うけれど、少しでもお米に気を使ってもらえたら、米農家として嬉しく思う。
もし冷蔵庫の野菜室に余裕があれば、ジップロックなど密封できる容器や袋に詰め替えて保管するのがベスト。夏は虫がわく場合もあるのでご注意を。 お米そのものを殺菌消毒して栽培しているわけではなく、自然の中で育つ農産物なので仕方ないとご理解いただきたい。
糠に卵が混入していたり、糠の匂いに虫が引き付けられる事もある。保存容器をこまめに掃除したり、虫が嫌がるとされている唐辛子を置いたりするのも1つの方法だ。
この日も全国のお客様に、お米をたくさん発送した。 この連載を読んでいただいて、ご注文いただく方も多いようで本当に嬉しい限り。
お米の保管にご注意いただき、最後まで美味しくお米をお召し上がりいただけたら。 米農家として、これほどうれしい事はありません!
愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。