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結婚18年。旦那さんが毎朝いれてくれるコーヒーで始まる朝時間の過ごし方は…【お米農家のヨメごはん#106】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・15歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載106回目。

今回は、1日の始まりに必ず飲むコーヒーについて。そして、苗箱洗いまでが田植え! 田植えの片付け作業についてお伝えしたいと思います。

コーヒー豆選びにこだわる理由

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仲良くさせていただいているコーヒー屋さんから、コーヒー豆をお取り寄せした。(ついでに絶品の焼き菓子もたくさん!)。

我が家では1日の始まりに、まずコーヒーを飲む。 朝起きて、最初に口にするものがコーヒーなのだ。 朝だけでなく、10時のオヤツも、お昼ごはんの後も、15時のオヤツにも、コーヒーを飲む。

それだけ生活に密着しているコーヒーだから、自分的には嗜好品ではない。お米と同じ主食、とまでは言えないけれど、でも、それくらいなくてはならない食料なのだ。

主食に対する考え方は人それぞれだろう。

主食だからこそ、少しくらい高くても良いもの・美味しいもの・生産者がわかるもの・こだわりが見えるものを。また一方で、主食だからこそ、お手頃価格で無理なくそこそこなものを。

どちらの考えもいいと思う。ただ、私たちは主食であるお米をこだわって生産している農家なので、 できれば1つめの理由で選択してもらいたい。

ならば自分たちが主食級に口に入れているコーヒーも、そういう思いで選ぶのは必然だろう。

コーヒーに対する真摯な姿勢を感じられる店主さんから、コーヒーをお取り寄せする。そこには、絶対の信頼感がある。し、そこに敬意を表して美味しくいただきたい。とはいえ毎日の事だから無理なく、というのも大事。

豆を挽くという事にはこだわるけれど、 休日の一杯ではないから手動でガリガリっと挽くミルは使わない。 お手軽に電動ミルで。

もう10年以上、毎日使い続けている使いやすいもの。

ドリッパーやサーバー、カップはサッとお湯を通して温めておく。のは、ここだけの話、極寒の冬だけだ。 家で家族が毎日飲むものだから、そこまではやらない。そもそも娘は猫舌だし。

最初だけ、粉を蒸らすように少量のお湯を入れる。そうしてまずは、フワッと漂うコーヒーの香りを楽しむ。一息ついたら、適当にお湯を注いでいく。

本当は、いろいろいろいろ作法や美味しい淹れ方があるのは重々承知しているけれど、豆が新鮮で美味しいから大丈夫、なはず。

コーヒー係はもちろん、旦那さん。結婚した当時から変わらず、18年もの間、毎朝ずっといれてくれる。

それぞれお気に入りのカップがあって、私はこれ。5年くらいまえに里帰り(以前はカナダで暮らしていました)した際に、スタバで購入した思い出の品。 これを見て、またカナダへ帰りたいなぁ、帰れるように仕事を頑張ろうという気持ちになる。

カナダつながりで、カナダのコーヒー豆もご紹介。

今でもご縁が続いているカナダ時代の友人たちは、 帰国する度にカナダのお土産をこうして届けてくれる。 たまたま今回は2人続けて帰国、2人ともお土産はコーヒーだった。

朝の慌ただしい時間帯、けれどもこうして、コーヒーを飲みながら新聞に目を通す。

娘は小学生に上がった頃から、私たちと同じように新聞を読むようになった。小学生向けの新聞は、文字も大きく漫画も写真もたっぷり、クイズもあって、 娘は楽しい読み物と感じているようだ。中学生になった頃から中高生新聞を取るようになったけれど、グッと内容が難しくなった事、そして週末にしか届かない事もあって、 実は今でも日々読むのは小学生新聞だ。

私も時々読ませてもらっているけれど、 難しい政治や国際情勢、経済問題も、とってもわかりやすく書かれていて面白い。 慌ただしくも充実した朝の時間を彩ってくれるのは新聞と、そして何より美味しいコーヒーのおかげだ。

田植えが終わると「苗箱洗い」が待っている

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さてさて農作業の方はというと、田植えが終わって今は、片付け作業の日々。ビニールハウスや作業所の片付け、田植え機の整備など、いろいろいろいろある。 中でも、どうしても面倒なこの、苗箱洗いがやっかいだ。

長方形のプラスチックの箱で苗を育てていたのが、はるか昔の事のように感じられる。全ての苗が田んぼに旅立ち、後に残されたのは苗箱の山、山、山……。

田植えと違って地味な片付けは、なかなかテンションがあがらない。けれど、これも大事な米作りの1つの工程。

ここまでが田植えだと思って、頑張っています!

濱田さん一家の『濱田ファーム』ホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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