最多の回答は「後悔はありません!」
null「特にありません」(42歳女性/主婦)
ほぼ半数の人が、「後悔はない」と答えていました。いろいろ気を揉んだけれど、無事合格したから結果オーライ。または、進学先は第一志望ではなかったけれど、本人が納得しているならそれでOK! いろいろなパターンがあるかもしれません。でも、後悔なく受験を終えられた人が多いというのは安心しますね。
分かってはいるけどついつい…「口を出しすぎた」
null「模試の後、点数を見て叱ったりしたこと」(50歳女性/主婦)
「試験の結果が悪かった時に怒ってしまい、感情的な言い争いに発展してしまいました。失敗しました」(54歳女性/主婦)
「○○以下の学校は受けさせないよと言ってしまった」(47歳女性/学生・フリーター)
「学費の高い学校を選ぼうとしていたので、どれだけお金を稼ぐのが大変なのか金銭的な事を諭したが、言い過ぎたかも」(48歳女性/総務・人事・事務)
「あまりにうるさく勉強はかどってる?と聞きすぎて、子供がイライラしてしまった」(52歳女性/その他)
「頑張って、頑張って、と言いすぎて、励ますつもりが逆にプレッシャーを与えてしまった」(56歳男性/総務・人事・事務)
「励ましてるつもりだったけど、“もっと上を狙える”と言わない方が良かったな、プレッシャーになったかなと思う」(58歳女性/主婦)
「友達と比較するような話をしてしまった」(66歳男性/総務・人事・事務)
第1回目の「子どもとの接し方で心がけていたこと」では「なるべく口を出さないようにしていた」という人が多くいましたが、やっぱり我慢できない!とあれこれ言ってしまった結果、後悔しているという人ももちろんたくさんいました。分かります……!
逆に「もう少し口を出しておくべきだったかも」という人も
null「もう少しくらい勉強するように言っても良かったかも……」(46歳女性/営業・販売)
「学校選びを子供に自由にやらせてしまったので、通学時間が思ったよりかかるなど合格してから気付く面が出てきた。一緒にもっと調べておけばよかった」(48歳男性/営業・販売)
「スマホの使用をもっと制限するべきだった」(55歳女性/主婦)
「ゲームで遊んでいるのをあまり注意しなかった」(59歳男性/その他)
今度は反対に「口を出さないようにしていたが後悔している」という人。特に、スマホやゲームなどは勉強を頑張っているし、少しくらいなら……と大目に見ているうちに、やめられない止まらない、のループにはまってしまうこともあるかもしれません。
行けばよかった、行かなくてよかった「塾に関すること」
null「本人がやる気がないのに、塾に行かせたことが、時間とお金の無駄になったと思ってます」(43歳女性/主婦)
「塾に通いだす時期を早くすればよかった」(49歳男性/営業・販売)
「塾は必要なかった」(49歳男性/その他)
「塾選びは、なんとなく自宅から近い所にしたが、もう少しきちんと調べたほうが良かったと思う」(59歳女性/主婦)
周りが行っているから……と塾にいったん通いだしてしまうと、変更したりやめたりするのは思ったよりハードルが高いもの。塾に行くか行かないか、どの塾にするか、いつから行くか、どの教科を選ぶのか。選択肢が多いので迷ったり後悔したりする人も多い様子です。
もう少し関わっておけば…「お父さんたちの後悔」
null「受ける学校のことをもっと自分でも調べればよかったかなと思う。子どもが合格した学校をよく知らなかったが、当時注目されていた学校だと後から知った」(65歳男性/その他 )
「母親まかせだったので、少しは関わっても良かったのかもしれないと思った」(54歳男性/その他)
「沢山ありすぎて」(62歳男性/その他)
「単身赴任していたことが悔やまれる」(68歳男性/その他)
男性からの意見で目立ったのが、「もう少し関われたのでは」「後悔が多い」といった意見でした。年代的にも“子どものことはお母さんに任せる”という傾向が強かったのかもしれません。
第2回目で聞いた「やっておいて良かったこと」の質問で、「一緒に頑張る経験ができたのが良かった!」という意見は女性に多かったことと対照的にも感じられる意見でした。
そのほかの意見
null「経済的な心配を勝手にして、最初から国立を目指していたようだが、もっと柔軟な選択ができる環境を整えてあげればよかった」(58歳男性/会社経営・役員)
「色々な神社でお守りを買ってきて、かえって子供に緊張感を与えてしまった」(62歳男性/会社経営・役員)
「なるべく放っておいたのはよかったと思うが、逆に本人の自己責任になってしまい、プレッシャーを与えてしまったと思う」(53歳男性/その他)
いかがでしたか? 子どもの受験はまだまだ先だという人も、真っ最中の人にも気になる意見がたくさんあったのではないでしょうか。
「親子の受験」と言われる中学受験や、子どもが一人の大人として自分の将来を賭けて臨む大学受験とは違い、大人と子どもの間を揺れ動く中学生が主役の高校受験。
それまでの15年間の親子関係にも、子どもの性格などにも左右されるので、親のかかわり方において「これが正解!」ということはありませんが、先輩たちの意見を参考に、頑張る子どもたちを温かく支えていってあげられるといいですね。