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【高校受験】親が「子どもとの接し方」で気を付けていたこと。見守る?積極的にかかわる?先輩ママパパに調査

多くの子どもにとって“初めての受験”となることが多い高校入試。しかし当人は思春期真っ盛り。理想と現実のバランス、親や先生とのコミュニケーションなど、成長の過程にある子どもの葛藤を見守る親もハラハラ、ドキドキする期間ですね。

今回『kufura』では、受験シーズンを前に、子どもの高校受験を経験した40代から60代の男女200人にアンケートを実施。「受験期の子供との関わり方」について聞きました。1回目は、「子どもと接するときに気を付けていたこと」。子どものタイプやそれまでの親子の関係により、様々な気遣いがうかがえる内容でした。

とにかく口を出さないように

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高校受験の親子関係といえば「勉強が心配でついついうるさく言ってしまい、ケンカになる」というイメージを持っていた筆者ですが、基本はあまり口は出さずに見守るというタイプの親御さんがほとんどでした。

「何も言わずに見守っていた」(58歳男性/その他)

「本人にまかせてそっとしておいた」(52歳男性/その他)

「勉強していない姿をみても、息抜きなんだと思い、口うるさく言わなかった」(44歳男性/その他)

「子どもの自主性に任せ、行きたい学校も子どもに任せた」(48歳女性/総務・人事・事務)

“もう15歳”、されど“まだ15歳”。心配しつつも、見守る姿勢をキープしたという意見が最多でした。両親のどちらかが積極的に関わり、もう片方はそのサポートに回るという体制をとっている場合もあるかもしれませんね。

体調管理を受け持ちます!

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「いつもよりナーバスになったり緊張してるはずなので、なるべく話しかけずそっとしておいた。 いつもより、好きなご飯やおやつを。お風呂も入浴剤を使ったり。普段自分でやらせている雑用もその時はしてあげていた」(43歳女性/主婦)

「健康管理のために、食事や部屋の湿度や温度に気を配った」(49歳女性/主婦)

「勉強には口出しをせず、体調管理をメインにした。栄養のある食事と規則正しい生活への誘導など」(57歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「休みの日は起きるまで寝かせた」(57歳女性/主婦)

まずは健康第一! 食事や睡眠をしっかりとれるよう、生活面での気配りをするようにしたという意見も。

ポジティブな姿勢を保つ

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「とにかくマイナスなことはいわない。 ご飯は一緒に食べる」(41歳女性/その他)

「子どもが受験勉強で焦っていることから、成績が低下しても、苦手科目への取り組みをさせることにはかなり慎重になった。どちらかというと、得意科目の点数を褒めて伸ばすように心がけた」(53歳男性/研究・開発)

「子どもの希望を優先して否定的なことは一切言わなかった」(55歳男性/その他)

諦めようかな……と弱気になったとき、親が常に褒めたりポジティブな声掛けをしてくれる安心感は、頑張る子どもの背中を押してくれることでしょう。

子どもの様子を見ながら柔軟に

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「励ます時と、そっとしておく時と、子どもの様子をみながら接していました」(52歳女性/その他)

「疲れていそうな時はそっとしておいて、相談してきたら相談に乗るようにしていた」(43歳女性/その他)

「勉強方法や取り組み方に関して無用な干渉をしないこと。聞かれたり求められたりした場合には応える」(62歳男性/その他)

放っておいて!と思うとき、弱音を吐いたり、甘えたい気持ちになるとき。揺れ動く思春期の心に寄り添いながら見守っていたという意見も。

そのほかの意見

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「何に重きを置いて高校生活を送るかを考えて。とだけ伝えた」(53歳女性/主婦)

「子どもが一生懸命頑張っていたのでゴルフを控えていた」(59歳男性/営業・販売)

「積極的に話し相手になっていた」(62歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「子どもの成績には何の問題も無かったのでアドバイス程度しかしなかった」(47歳男性/その他)

「私も一緒に勉強するようにしていた」(48歳女性/総務・人事・事務)

積極的に関わる人、一歩引いたところで見守る人。子どもと親の組み合わせによっていろいろなパターンがあります。

子どもが不安定になることも仕方のない時期ですが、「自分の精神状態も平静に保つようにした」(64歳男性/会社経営・役員)というように、それに振り回されないようにするのも大切なことかもしれません。

次回は、高校受験を通じて「これをしておいてよかった!」という意見についてご紹介します。

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