鼻水吸引「鼻吸い器」の相場は?電動と手動の違いは?
null子どもの鼻水を吸引する鼻吸い器には、いくつか種類があります。
・電動の鼻吸い器
・大人の口で吸引する鼻吸い器
・手動のポンプで吸引する鼻吸い器
電動タイプの人気商品の相場は1万円~1万5千円程度。
気軽に使える口で吸引タイプ、手動タイプは、700円~1,500円程度のものがよく売れているようです。
赤ちゃんのいる家庭に鼻吸い器は必要?購入した家庭の割合は…
null6歳以下の子どもを持つパパ・ママ221人が、鼻吸い器を購入した割合は以下のようになっています。
買った・・・36.2%
借りた・・・0.5%
もらった・・・2.7%
その他(使っていない、知らないなど)・・・60.6%
4割近くが「買った」「もらった」と回答。衛生面を配慮してか、借りた家庭はほとんどありませんでした。
続いて、「買った」「もらった」「借りた」と回答した88人に実際の使用頻度を聞いてみました。
よく使った・・・25.0%
そこそこ使った・・・36.4%
ほとんど使わなかった・・・38.6%
6割超の家庭では、鼻吸い器が重宝していたようです。
医師の女性からは「風邪の悪化を予防」の声も
null実際に使用した人の感想をご紹介します。まずは、「よく使った」「そこそこ使った」と回答したパパ・ママの声から。
「耳鼻科に行く手間が省ける。風邪の悪化を防げる」(33歳・医師・女性)
「娘が喘息だったので 風邪をひく度に吸い出していた」(43歳・主婦・女性)
「中耳炎が怖かったのでよく使った」(36歳・主婦・女性)
「中耳炎を繰り返したから」(28歳・主婦・女性)
「小さい子は自分で鼻をかめないので吸ってやるとズルズルとすごく吸えてスッキリするから」(39歳・その他・女性)
「子ども自身鼻をかめないことで風邪が治りにくいため、冬場の鼻水が出たとき使った」(37歳・主婦・女性)
「風邪などの症状があるとき位しか使わなかったが、ないととても困った。また、3歳になったばかりの子どもが、ふざけて鼻の穴に小さなレゴをいれて取れなくなってしまったときに、鼻水吸引器で吸い出せたので、とても便利」(32歳・主婦・女性)
本人の体質にもよりますが、鼻風邪がきっかけで中耳炎になる子もいます。3児の母である筆者も、真ん中の子が慢性的に中耳炎を繰り返す時期があり、医師に「鼻水はこまめに吸うと良い」と指導されることがありました。
自宅に鼻吸い器があると、自宅でケアできる点は便利です。
子どもが嫌がらなければ、鼻が詰まって不機嫌なときにも役立つようです。
鼻吸い器を買ったのに使わない理由は「子どもが嫌がるから」
null続いて鼻吸い器が自宅にあるのに「ほとんど使わなかった」と回答した人にその理由をうかがいました。
最も多かったのが、「子どもが嫌がる」というもの。
「子どもが嫌がってなかなか吸えなかったから」(23歳・主婦・女性)
「使ってみたが、子どもが激しく嫌がったので」(41歳・技術職・男性)
「上手く吸い取れない。病院に行って吸ってもらったほうが確実」(32歳・主婦・女性)
「手動のものは用意が簡単ですぐ使えるのが良いのですが、吸いが甘く、口に逆流したりします。電動のものは大きいタイプを購入しましたが、子どもが暴れてなかなか使わせてくれず準備に時間がかかり面倒になり、慣れるまでなかなか軌道に乗りませんでした。結局は子どもが暴れて一人では手に負えず、小児科や耳鼻科で吸引してもらうことになりました」(40歳・主婦・女性)
筆者にも経験がありますが、子どもが大声で泣き叫びながら、ジタバタと暴れると、吸引どころではありません。知恵がつくと、鼻吸い器を見るだけで逃げ出すこともありました。
病院に通い、医師や看護師に吸引してもらう……という方も多いのかもしれません。
以上、鼻吸い器の使用実態についてのアンケート結果をご紹介しました。
鼻吸い器は、子どもが嫌がらずに上手に使いこなせれば、電動であっても手動であっても、子育て家庭の強い味方となりそうです。