ベビーベッドはいつまで使える? どんなタイプが人気?
null“ベビーベッド”といっても、1万円台のシンプルなベビーベッドから、国産の無垢材でつくられた5万円以上のベビーベッドまで、その種類は様々。商品によって異なりますが、「24カ月まで」と書かれているものが多く見受けられます。
どの価格帯でも人気があるのが、寝台の下に収納スペースがあるタイプ。おむつやおしりふきなどを置いておけるため、便利です。
そして、最近特に人気を集めているのが1万円台から購入できる『New York・Baby(ニューヨーク・ベビー)』のベビーベッドです。人気の理由は、軽量で折りたたみ可能で、使わなくなったらコンパクトに収納できるから。
しかし、「連続使用は1時間まで」ということで、やはり、夜間に使用するには落下防止の柵がついたタイプを選んだほうがいいでしょう。
ボルトが突き出していないか、柵のすき間が開きすぎていないかなど、財団法人製品安全協会や国の安全基準を満たした、SGマーク、PSCマークがついているものであれば安心です。
ベビーベッドを買わない理由は「置く場所がない」が多数!
nullそれでは、子育て家庭でのベビーベッドの使用率はどれくらいなのでしょうか? 結果は以下の通りになりました。
「買った」・・・27.5%
「借りた」・・・20.5%
「もらった」・・・19.5%
「その他(使っていない、知らないなど)」・・・32.5%
「買った」と回答した方は3割に満たず、「借りた」「もらった」と回答した割合が4割にのぼっています。
2~3カ月使用する予定であればレンタルで問題ないでしょうし、知人から譲り受けた中古のものなら、多少傷ついたり、汚れたりしても惜しみなく使えるかもしれません。
続いて、「買った」「借りた」「もらった」と回答したパパ・ママのベビーベッドの使用頻度を見てみましょう。
「よく使った」・・・46%
「そこそこ使った」・・・29.6%
「ほとんど使わなかった」・・・24.4%
部屋の景色や広さをガラっと変える大きなベビーベッドをほとんど使わずに終わってしまった人が24%も……! それは、いったいなぜなのでしょうか。
使わない理由は「やっぱり添い寝がラク」が圧倒的!
nullベビーベッドを使わなくなっていった理由については、「添い寝がラク」という声が多く見られました。
「夜泣きの回数が多いので、そのたびに立ち上がってベッドから抱き抱えるのがしんどく、結局添い寝が一番楽だった」(23歳・コンピュータ関連・男性)
「生まれて間もない数ヵ月だけ使ったが、あとは布団に添い寝のほうが便利だった」(35歳・主婦・女性)
「添い寝しないと泣くので使えなかった」(41歳・総務人事・女性)
「新生児のときは寝かせたが、3カ月すぎる頃からは一緒に寝ていた」(34歳・主婦・女性)
「新生児のうちだけ使ってあとは子どもが嫌がるため、使わなくなった」(32歳・主婦・女性)
「いちいちベッドまでいくのが面倒だった」(34歳・総務人事・女性)
欧米では、ベビーベッドにモニターをつけて、赤ちゃんの頃から親子別室に慣れさせる家庭が多いといいますが、日本では住宅事情や育児事情により「ベビーベッドを試してみたが、やっぱり添い寝のほうが安心でラク」と感じる人が少なくないようです。
一方で、「よく使った」派の家庭からは、夜は暗くしてベビーベッドに入れることで、赤ちゃんの生活リズムが整うという声も。
「夜寝るときはベビーベッドにして一日のメリハリをつけると夜はぐっすり寝てくれるようになった」(28歳・主婦・女性)
そして、「2人目以降に役立った」という声もよく見られました。
「2人目のときは必須で、子どもが柵につかまり立ちを始めないくらいまでは使った」(42歳・主婦・女性)
「上の子のイタズラから守るためによく使った」(29歳・主婦・女性)
きちんと安全基準を満たしたものであれば、2人目、3人目の赤ちゃんの安全な場所の確保に一役買ってくれるようですね。
3人目の0歳児を育てている筆者も、近所のママから譲ってもらったベッドを使っていますが、上の子たちがアクティブに遊んでいるときにはとても重宝します。新生児の頃にはまだ緊張感があり、夜はベッドに寝かしていましたが、頻繁に起きるので、だんだんと添い寝率が高くなってきたのは、今回の調査にご協力いただいたパパ・ママと同じです。
ベビーベッドの使用率、使用頻度についてお届けしましたが、いかがでしょうか?
「子どもの自立心を育む」とも言われるベビーベッド。親子添い寝も幸せですが、親子別々に寝て夫婦の時間を大切にするのもまた幸せ。ベビーベッドについての話し合いから、“夫婦観”“育児観”を夫婦で話し合ってみるのもいいかもしれませんね!