心に響く「ストレートな応援メッセージ」
null「入学式にはいつも、『いつでもがんばれ!なんでもがんばれ!』と父が言ってくれました」(34歳/主婦)
「専門学校に行くため、片道5時間かかる実家を出て、新しい場所で荷解きも終わり両親が帰るころ、『頑張るんだよ』と言われ、一人になったとたん涙が溢れてきました。実家の有り難みを感じました」(39歳/主婦)
「『お母さんはあなたを学校に行かせるので精一杯だけど、これからはあなたが道を切り拓くのよ』と言われて、親孝行できるよう頑張ろうと思った」(21歳/学生・フリーター)
「専門学校を中退し、山梨へ単身一人暮らしを始めました。実家を出るため、実家に甘えないようにと自分なりの覚悟をもって山梨へ来ましたが、『ここで頑張ると決めたなら、実家、親に甘えず頑張りなさい』と言われました。その時はなんでそんなこと言うのかな、実家はいつでも帰っていい所じゃないの…なんて思いましたが、私が自立できたのも親のその言葉があってこそ、絶対帰るもんか!と思えた気持ちからだと思います。
私がそう思うこと親は分かってて言ってくれたんだといまはよく分かります。また引っ越した日の帰り道、母は寂しくて泣いていたそうです。厳しいながらも、親の愛があったんだと年月が経ち感じました。そして、私は先月結婚しました。親からは『これからも頑張るんだよ。時々は帰っておいで』と言って貰えました」(25歳/その他)
親からの「頑張れ!」の一言には、子どもを心配しつつもストレートに応援する気持ちが込められていますね。叱咤激励の言葉に、改めて両親のありがたさを感じた、との声が多く聞かれました。きっと、新たな生活を頑張っていく時の糧となるのではないでしょうか。
心強い…「拠り所となるような言葉」
null「何があっても、いつでもあなたの味方だからね、なんでも相談してな」(43歳/営業・販売)
「母親からの『困ったことがあったらいつでも言いなさいよ』。よっぽど困った時にしかこのカードは使わないが、1人じゃないと思える魔法の言葉」(49歳/金融関係)
「『つらくなった時は帰って来なさい』と言われました。色々大変だったけど、(大学の6年生の薬学部)最終学年まで上がることが出来ました。感謝してます」(23歳/学生・フリーター)
「高校卒業して県外に就職するとき、『辛かったら辞めてもいいんやからな』と言われたこと」(34歳/主婦)
「『親に迷惑かけていいんだよ』と言われた。頼れる場所があるのは嬉しい」(32歳/総務・人事・事務)
「大学進学で一人暮らしを始めるときに『あなたのことは信用してるから、人に迷惑をかけることだけをしなければいい』と言われたこと。信用されているって嬉しかった」(49歳/その他)
たとえ親元を離れることになっても、常に寄り添ってくれるような言葉は心の拠り所となり、肩の力をふっと抜いてくれたり、心強さを与えてくれたよう。「信用している」という言葉は、それまでの行いや自分の存在自体を肯定されたような感じがして、嬉しいものですね。
ありのままで大丈夫「自信をくれた言葉」
null「いつも通りのお前で大丈夫」(21歳/学生・フリーター)
「転校したとき母に、『(私の名前)は、そのままで大丈夫だから。笑顔を忘れずにね』と言われたこと」(39歳/主婦)
「すごく不安な顔をしてた時、おねえちゃんなら、大丈夫。しっかりしてるんだから、絶対やっていけるよと言われた時。なんの根拠もなかったけど、自分に言い聞かせて頑張れた」(46歳/主婦)
「『自分らしく好きなことをやればいいんだよ』と言われ自分に自信が持てた」(40歳/総務・人事・事務)
新生活は楽しみな反面、不安な気持ちを抱くこともしばしば。そんな時に、「いつも通りで大丈夫」「自分らしく」と言ってもらえると、どこかホッと安心できますね。背中を押してくれた一言は、これからも自分に自信を与えて続けてくれるのではないでしょうか。
頑張ってよかった!「ねぎらいの言葉」
null「小学校の卒業式に『6年間よく頑張ったね』と言われて、改めて6年間いろいろ乗り越えてきたことを実感して、成し遂げた自分を誇らしく思えました」(45歳/その他)
「中学で不登校だったけれど高校受験に合格し、『頑張ったね』の一言に色々込められていて心に残った」(26歳/その他)
「高校入学時に、『高校受験本当に頑張ったね』と言われて嬉しかった」(44歳/会社経営・役員)
学生生活しかり、入学試験しかり、新たな一歩を踏み出すまではなにかと苦労も多かったはず。それを一番身近で支えてくれた親からのねぎらいの言葉に、自分が誇らしく思えたり、喜びや達成感もひとしおだったことでしょう。
人生の先輩として…「教訓めいた言葉」
null「高校入学時に父に『勉強も大事だが、それ以外のことにも大切にしなさい』と言われたこと。友達をもつこと、本をたくさん読むことなど、大事なことはたくさんあると教えられた気がする」(52歳/主婦)
「『もしだめでもそれで人生が終わるわけではない』。失敗してもよいのだと言われたようで安心した」(29歳/弁護士)
「『できるだけ敵は作らない方が良い』。今も覚えていて、人生の教訓になってます」(51歳/主婦)
「人前でいっぱい恥をかきなさい」(50歳/その他)
「『自分のやることに責任を持ちなさい』というのが、これからの人生は自分次第なんだと思ったことで印象に残っている」(39歳/総務・人事・事務)
「結婚する時に、『ありがとうと、ごめんなさいが言える、夫婦になってね』と言われました。お互いに感謝の気持ちを忘れずに、仲良く生活できています」(26歳/主婦)
これからの人生に役立つ、教訓ともいえる言葉をかけられた人も。物事に対する姿勢や価値観を学んだり、あるいは考えるきっかけとなりそうですね。人生の先輩でもある親からのこうした言葉は、長く心に残っているようです。
親だからこそ!「充実した時間・幸せを願う言葉」
null「受験勉強頑張った分、一度しかない青春を謳歌してね」(30歳/その他)
「高校入学の時に、『何でも楽しんで』と言われたこと。自分自身が楽しめることは大切なことだと今でも思う」(47歳/総務・人事・事務)
「大学入学時に、『これからたくさんのことを経験してください。あなたには家族という味方がいます。思う存分に楽しんで!』という手紙をもらった」(22歳/学生・フリーター)
「結婚するとき、親に『今までありがとう。幸せになってね』といわれた。ありがとうというのはこっちのセリフなのに…と感動した」(34歳/主婦)
子どもの新しい生活が幸多いものであるように……という想いこそ親心。とくに、その時にしか過ごせない“青春”を、悔いなく、充実した時間が過ごせるよう楽しんで!と願うようなコメントが多く寄せられました。
感慨深さがポロリ「成長を喜ぶ言葉」
null「高校入学時に、『大きくなったね』としみじみ言われた事を憶えている。少し感動した」(37歳/主婦)
「『親にこんなに大きくなったんだね』としんみり口調で言われた時、目の奥がツーンとした」(24歳/学生・フリーター)
「『今日まで健康に元気に成長してくれて嬉しいよ』と言われた」(41歳/主婦)
子どもが人生の節目を迎える時は、親にとっても子育ての節目となるタイミング。改めて子どもの成長に感じ入って発せられた言葉には、親の愛情が滲んでいます。
なかにはガッカリした言葉も…その他の回答
null「大学入学時、経済的な事情で進学を断念した父が、『おれが行きたいと思っていた学校だった』と言われてうれしかった」(37歳/デザイン関係)
「『ようこそ大人の世界に!』なんか面白かったし、うれしかった」(33歳/学生・フリーター)
「転職して初めて出勤した日に、朝早かったにもかかわらず起きて『行ってらっしゃい』と送り出してくれた。シンプルだったからこそ心に刺さった」
思わず親の願いを叶えていたことを知ったり、ユーモアのある言葉でお祝いしてくれるのも印象深いものですね。また、特別かしこまった言葉でなくとも、“いつも通り”声をかけてくれたことが胸に響いた方も少なくありませんでした。
「『もう子供じゃないんだから』と言われた。親に頼りたいときに言われ、がっくりした記憶がある」(37歳/その他)
「そのようなことを言ってくれる親ではありませんでした」(46歳/主婦)
アンケートでは、逆に親の言葉にがっかりした、両親と折り合いが悪く、何か言ってくれるような仲ではなかった……というケースも見受けられました。ちょっとしたすれ違いに傷ついたり、親子だからと言って、情愛があるというばかりではないようです。
いかがでしたか?
親にかけられた言葉で大いに励まされたという方は多いはず。自分が親となった今、その言葉を子どもに伝えられるようになりたいとの声も聞かれました。
あなたは、どんな言葉をかけられたことがありますか、あるいはかけてあげたいですか?