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子育てひと段落ママ200人に聞いた「子どもが小さいうちにしておけばよかったこと」が切ないです…

子どもが小さいうちは、1日1日を無事に終えることで精一杯。あっという間にたまる家事や子どもの泣き声に追われるように過ごしている最中は、「10年後は家族がどんな生活をしているの?」とじっくりと考える時間を持つのが難しいですよね。

今回は、13歳以上の子どもを持つ200人の女性に「子どもが小さいうちにしておけばよかったことはありますか?」という質問をしてみました。様々な意見がありましたが、とくに多くの回答が集まった5つをご紹介します。

5位:子どもと過ごす時間を増やせばよかった・・・6.0%(12人)

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「共働きだったから、もっと一緒にいてあげればよかった」(50歳・主婦)

「仕事が忙しかったので、育児を両親に助けてもらっていた。もっと育児時間を増やしたらよかった」(63歳・その他)

主に仕事を持っている女性から集まったのが「もっと一緒にいたかった」という回答でした。子どもが成長し、家族と距離を置くようになってくると、幼い頃に後追いして泣いていた時期に思いを馳せるときがやってくるのかもしれません。

4位:もっと優しくすればよかった・・・8.0%(16人)

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「“きちんと育てなければ”と厳しくしなければよかった」(37歳・主婦)

「もう少し怒らず、のんびりと接してあげれば良かったと思う」(44歳・主婦)

「あまりに厳しくせず、子どもの気持ちを尊重してあげれば良かった」(55歳・主婦)

子どもに厳しくしすぎたことを悔いる声もたくさんありました。当時は“子どものため”を思って厳しくしていたつもりだったけど、今思えば、なんであんなに怒っていたんだろう……と後悔した経験は、多くの親が抱くものかもしれません。

3位:生活力を身に着けさせればよかった・・・9.5%(19人)

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「日常の生活できちんと何事もできるようにしておけばよかった」(70歳・主婦)

「自分のことは自分でする習慣をつけさせればよかった」(48歳・総務・人事・事務)

「子どものすることに口や手を出しすぎたので、もう少し子どもの思うようにやらせて自主性を身につけさせたかった」(67歳・主婦)

整理整頓や料理、規則正しい生活リズムなど、家事や生活態度に関することを「もっと指導すればよかった」と悔いる声が見受けられました。学業や部活が忙しくなってしまうと、習慣化させるのが難しくなってしまうのかもしれませんね。

2位:習い事をさせればよかった・・・14%(28人)

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「運動を嫌がったのであまりしなかった。もっとやらせておけば良かった」(43歳・主婦)

「ピアノを根気よく続けさせてあげたかった」(63歳・主婦)

「英会話教室で英語を習得させてあげれば良かった」(64歳・その他)

小学校高学年くらいになると、授業や学習が忙しくなり、新しく習い事を続けるのが難しくなっていきます。勉強、スポーツ、音楽と、いろんな回答が集まりました。

1位:楽しい体験をさせてあげたかった・・・15.5%(31人)

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「もっと色んなところに出掛けたり人や動物や自然に触れさせてあげたかった」(40歳・その他)

「色々な映画やテーマパークなどに行って楽しい経験をさせてあげたかった」(65歳・主婦)

「一緒に遊びに行ったり 旅行するなどしておけばよかった」(57歳・主婦)

今回、最も多かった回答が、旅行や遊びなど、体験に関すること。子どもがある程度大きくなってアルバムなどを見返したとき、「あの体験は楽しかったなぁ」と感じられる思い出は、かけがえのないものなのかもしれません。

スキンシップ、読み聞かせ…他にもある「やっておけばよかったこと」

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1位~5位までをご紹介しましたが、他にもスキンシップ(12人)、読み聞かせ(6人)、写真撮影(3人)など、様々な回答がありました。

「もっと、抱きしめておけば良かった」(49歳・総務・人事・事務)

「寝かしつけるとき、絵本の読み聞かせをしてあげられなかった」(52歳・その他)

中には、たった一言なのに、いろいろと想像してしまう回答も。

「嫁選びの注意点を息子たちに教育しておけばよかった」(62歳・主婦)

いったい何があったのでしょうか……。

 

以上、先輩ママによる「子どもが小さいうちにやっておけばよかったこと」についてご紹介しました。

仕事をしていた女性は「もっと一緒にいてあげたかった」と言い、子どものために尽くしてきた女性は「子どものすることに手を出し過ぎた」と省みたり、子育ての先輩女性たちの回答を見ると、「完ぺきな子育てはない」ということに気づかされます。時々、子どもが成長した後のことを想像してみると、あわただしい“今”が大切に思えてくるかもしれません。

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