1:子連れで「ヒヤリ」「ハラハラ」の瞬間に
nullまずは、予期せぬできごとが起きたときに助けてもらったエピソードです。
「子どもが公園から駐車場に走っていってしまった。そのとき、妊婦だったので子どものスピードに追いつけなかったが、その場にいた方が、子どもが危ないところに行かないように止めてくれた」(33歳・主婦)
「双子の1人が風邪で熱を出し、受診後に調剤薬局で薬待ちをしているときに熱性けいれんを起こしてしまった。知らない方が“早く病院に連れて戻りなさい”と声をかけてくれて、もう1人の子どもを病院に連れていくのを手伝ってくれました。もしその方にお会いできたら“その節はありがとうございました”ってきちんとお礼を言いたい」(47歳・主婦)
「ショッピングモールで子どもとはぐれたときに、子どもを保護してもらった。その方にお会いできたら“あの時はありがとうございました”とシンプルにお礼を伝えたい」(42歳・その他)
「トイレが混雑しているとき、子どもに先に順番を譲ってもらいました。本当にありがたかったです」(40歳・事務職)
子どもが小さい頃は、予期せぬアクシデントがつきものです。危ない場所に近づいたり、迷子になったり、尿意が迫って親がオロオロしているときに、手を差し伸べてもらえたことは、記憶に残りやすいようです。「いつか他の人に恩返ししたい」なんて声も。
2:公共の乗り物の中で
null人の視線が気になる公共の乗り物の中で、席を譲ってもらったり、乗降時に戸惑っているときに助けてもらったエピソードです。
「電車で席を譲ってくれた男子高校生がいた」(32歳・その他)
「新幹線で1時間の帰省時、節約のために自由席を選んだら、あいにく満席。ぐずり始めた2人の園児とデッキで立っていたら、同じデッキにいたイカついお兄さんが“この上に座ってな”とボストンバッグを差し出してくれた。初見で“ちょっと怖そう”と思ってごめんなさい。そして、ありがとう」(41歳・その他)
「抱っこひもをしながら大荷物をもってバスを降りようとしたとき助けてもらった」(44歳・主婦)
「飛行機で隣に座っていた女性に“大人しくしていてえらかったね”と褒めていただきました。自分一人で子どもを見てなくてはいけなく飛行中ずっと緊張していたので、その一言に心からほっとできました。精神的に助けていただきました」(53歳・主婦)
社内や機内では子どもの泣き声やぐずり声が苦手な人もいるからこそ、緊張で気持ちを消耗するケースもあると思います。「えらかったね」の一言に心底ホッとしたと言う声も。
3:ベビーカーで八方ふさがりになったとき
nullベビーカーの利用中、”障壁”が立ちはだかったときのエピソードです。
「狭い通路でベビーカーが通れなかったときに若い男性がベビーカーを持って助けてくれた。その方のおかげで子どもとのお出かけも楽しいと思える余裕が出来ました。本当に感謝しています」(28歳・主婦)
「荷物を肩にかけ、ベビーカーから子どもを抱っこして、そのベビーカーをたたんで肩に担いで階段を降りなければならなかったところ、見知らぬ男性がベビーカーをもって階段を下りてくれました。ありがたかったです」(47歳・主婦)
「ベビーカーを持って駅の階段を登ってくれた。初めての経験で圧倒された。救われたし、親切にしてくれてありがとう」(33歳・総務・人事)
エレベーターがない。荷物が重い。ひどく疲れている。子どもを2人以上連れている。などなど、その時々で負担感が異なるベビーカー移動時の事情。事前に外出先のエレベーターの有無を調べても“点検中”なんてこともありますよね。予期せぬ事態が起こっても何とかなる、と思うと外出時の不安が軽減されそうです。
4:買い物先で
null子どもを連れての日用品の買い出しは、かなりの大仕事。そんなときには……。
「スーパーで買い物カートを片付けてくれた人がいた。荷物と子どもで両手がふさがっていたので、それに気づいてくれた。すっごく嬉しかった」(34歳・パート・アルバイト)
「スーパーで子どもが泣きわめいていると、知らないおばさんがあやしてくれた」(37歳・主婦)
「スーパーで泣きわめきのたうち回っている息子に声をかけて泣き止ませてくれて、“お母さんの方が泣きたいわよねー!”と空気を和ませてくれた人がいた」(34歳・その他)
多くの親は、子連れでの買い物中、子どもが商品を触らぬよう、走らぬよう、ぐずらぬよう、細心の配慮をしながら買い物しています。“何か”が起こってオロオロしているときのサポートは、胸に染み入りそうですね。
5:優しく話しかけてもらえた
null見知らぬ人とのとりとめもない会話や、声をかけてもらったことを振り返るエピソードです。
「下の子を妊娠中、上の子を連れて公園に遊びに行ったものの、つわりで具合が悪く、上の子の遊び相手が出来なかったとき、上の子よりちょっと大きい子どもがいる家族が、上の子と遊んでくれた」(43歳・主婦)
「公園に行ったり支援センターに行ったりしたときに話しかけて一緒に遊んでくれた方々。とにかくコミュ障なので自分から話しかけられないのでお礼を言うことは多分できないと思いますが、違う形で困っている方をサポートできたらいいなと思います」(47歳・主婦)
「ワンオペでがんばって育てているとき、近所の男性から“子どもは地域で育てるものだ”と教えてもらいました。その言葉にどれだけ心が救われたかわかりません」(49歳・専門職)
公園や児童館、近所などで、子どもを介して関わり合い、名前も知らないまま「さようなら」と言う。外部の世界と孤立しがちな乳幼児期には、とりとめもない会話が胸に残ったりしますよね。
6:ほほえみの眼差し
nullただただ、ほほえみの眼差しに「助けられた」という声です。
「子どもに微笑みかけてくれる人全員。そういう温かい雰囲気があると子連れで出かけやすくなる」(50歳・主婦)
「具体例が思いつかないけど、双子育児ではどこへ行っても声をかけてくださる方がいて、励ましの声に助けられました!!」(45歳・主婦)
一生懸命あやしてもぐずっているとき、他者からの不機嫌な眼差しに恐怖心を抱く人は少なくないと思います。少なくとも、誰かを不快にしてはいないという経験を積み重ねることで、外出時の安心感につながりそうです。
以上、今回は子どもが小さい時に見知らぬ人に助けられたエピソードをご紹介しました。
見知らぬ誰かが育児期の親に素敵な記憶を残したケースは、少なくないようです。もしかしたら、皆さんのさりげない行動が、誰かの記憶に何らかの形で残っているケースもあるかもしれませんね。
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