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娘(14歳)と旦那さん、二人だけのキッチン時間で作るのは…【お米農家のヨメごはん#84】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載84回目。

今回は、旦那さんと娘と2人でキッチンに立つ様子と、古代米の開花について伝えしたいと思います。

我が家の朝は5時スタート

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我が家の朝は早い。 だいたい5時前には旦那さんが起きだして、キッチンに立つ。

以前、連載でも紹介したように(連載17回『朝ごはんくらい、旦那さんが用意してくれてもいいんじゃないだろうか…』)、コーヒーを入れて朝食の準備を。

私はそのすぐ後に起きてきて、お弁当を作る。今は夏休みだけれど、娘の学校は夏休みがとっても短いので、すぐにこの日常に戻る。

旦那さんの得意料理というか、よく作る朝ごはんはサンドイッチだ。私にとってサンドイッチは、かなり手間に感じられるお料理でほとんど作らない。だから旦那さんにお任せ。

ハムが冷蔵庫にあればいいけれど、だいたいない。 ので、常備されている卵を使う事が多い。 茹でて潰して、塩胡椒とマヨネーズで味付け。

トーストしたパンにバターやマヨネーズ、時にケチャップやマスタードとその時の気分で塗り、 レタスと卵をのせるだけ。

これが本当に美味しくて、私もついついリクエストしてしまうくらい。

旦那さんにとってはそれが嬉しいらしく、面倒ながらも満更ではない様子で作ってくれる

5時半過ぎに起きてきた娘も一緒にキッチンに立ち始めた。

親子そろってキッチンに立つ姿、何だかいいなと思ってシャッターを切る。会話もちゃんとしている。 楽しそうだ。

私とは話題にならなさそうな、2人だけの会話のネタもたくさんあるみたい。音楽(2人が好きなのは、赤い公園、だった。今でもよく聞いているみたい)やくだらない冗談まで。

一時は娘が反抗期だったけれど、今はすっかり仲良し。

思春期と言われる年頃だから、また疎遠になる時があるかもしれない。でもきっと、この2人なら大丈夫。そんな風に思えるキッチンでの立ち姿だった。

できあがったサンドイッチは、朝ごはんではなくお弁当用になった。

玉子サンドに加えて、娘が作ったジャムサンドもある。2人合作のサンドイッチ弁当、これからも週1くらいで作ってくれたら、私のお弁当作りも少しは楽になるのにな(笑)。

田んぼは、稲の花で満開!

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さて、前回にもお伝えした黒米の田んぼ。

開発問題とは全く関係なく、あっという間に稲の花で満開に! コシヒカリの花よりも1週間ほど早く開花。 そして、花の雰囲気がやっぱりコシヒカリとは違う。

今年はまずは黒米の稲刈りからとなりそう。

稲刈りの準備もそろそろ始めなければ。来年は、この場所で黒米の作付けはできない可能性があるかもしれない。そんな寂しい気持ちを抱えつつ、稲刈り準備をしたいと思います!

濱田ファームのホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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