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大量に届いたトマトは娘(14歳)も大好きなこのレシピで!【お米農家のヨメごはん#81】

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こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載81回目。

今回は、加熱するとより美味しいトマトで作るカレーと、娘が夢中なミジンコでつながるご縁、についてお伝えしたいと思います。

加熱してこそ美味しい品種!

九州から、シシリアンルージュが届いた。生で食べても美味しいけれど、加熱するとグッと甘みが出て、より深い味わいになる品種だ。

富山でも数年前から見かけるようになったが、真夏まで待たなくてはいけなかったり、少しお値段が高めだったりして躊躇していたところへ、どっさりたっぷり届いたシシリアンルージュ。

一足先に楽しんじゃおう!

シシリアンルージュは湯むきも簡単なので(冷凍したトマトを水に少しつけて、握るようにするとツルンと皮が剥ける)トマトソースもお勧め。

でも今回は、皮ごと使ってカレーを作る事にした。 ニンニク・ショウガ・クミンシードをサラダ油で炒めて香りがたったら、鶏肉を炒める。 玉ねぎも加えて弱火でじっくり炒めたら、カレー粉を適量ふって。 ざく切りにしたトマトと白ワイン少々を入れ、 時々トマトをつぶし、かき混ぜながら煮込む。

仕上げは塩胡椒で。

もう一品は、シンプルの極み、オリーブオイルとニンニクでサッと炒めて塩をふるだけのトマトソテー。

美味しいシシリアンルージュだからこそ、何も手を加えず素材に頼り切って大丈夫。 ギュッと甘みが凝縮されて、シンプルなのに深い味わいの一皿に。

あえての冷やした赤ワインと合わせたら、アペロタイムにぴったりだった。

「ミジンコ」に夢中の娘に届いたのは…

さて先日、東京のお客様から何やら不思議な物が届いた。ミジンコに夢中な娘へのプレゼントにと。

娘のミジンコ愛については、以前のこの連載(連載#78 娘の「推し」が、まさか人間ではなくこの生き物とは!)でも書いたが、娘が今、最も夢中になっている対象だ。

実はその記事を読んだお客様が、これでミジンコと向き合ったら喜ぶのじゃないかと、 わざわざ送ってきてくれたのだ。

iPhoneやiPadに装着すると、顕微鏡のように観察できるキットらしい。

さてミジンコ。

これまで私の人生の中で、あまり深く考えた事がなかった対象だったので知らなかったが、この田んぼの水の中にうようよ生息しているそうだ。 田植えから1カ月ほど儚げな存在だった苗は、ご覧の通りスクスク成長している。

週末、娘を田んぼに連れ出して、ミジンコ捕獲大作戦。

といっても、ただ水をすくうだけ。 目には見えないけれど、本当にいるのだろうか? 娘は真剣な眼差しで、瓶の中の水を見つめる。 よーーーーく見ると、肉眼でも何やら、うごめいているのがわかるらしい。

家に持ち帰って、iPadに装着した機具で早速観察。

すると、ミジンコが元気よくスイスイ動いている様子が見える! これには娘はもちろん、親の私たちも興奮。

本当にミジンコはミジンコの形をしているんだ、こんなに素早く動くんだ、田んぼにミジンコがちゃんと生きているんだと、 驚き熱中した家族3人。ミジンコで家族が繋がった習慣だった。

これも全て、この連載を読んで気にかけていただいたお客様のお陰だ。この場をお借りして感謝したい。

実はこれ以外にも、ミジンコ作家さんという方からミジンコ展のお知らせもいただいた。 ミジンコ作家さんにミジンコ展。 人生もうすぐ50年、思いもよらない世界が開けてきた。

これこそが育児の醍醐味だと思う。 そして、この連載がご縁で繋がった方々との出会いも本当に有難い。 ミジンコに夢中の娘の成長を、これからも皆様にも守っていただけたら幸いです!


濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにもかかわらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。

濱田ファームのHPはこちらから。

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