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娘(14歳)と私と両親。3世代の写真を久しぶりに撮ってみると…【お米農家のヨメごはん#80】

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こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載80回目。

今回は、旬が短いヤングコーンを使った炊き込みご飯と、春作業のお疲れ家族旅行についてお伝えしたいと思います。

ヤングコーンを炊き込みご飯に!

盛夏のトウモロコシが待ち遠しいけれど、この時期はヤングコーンを思う存分に楽しみたい。トウモロコシは、甘く美味しく収穫するために1株1~2個ほど実を残して、あとは摘果してしまう。 摘果された小さいトウモロコシが、このヤングコーンだ。

少し前までは、ヤングコーンと言えば缶詰のイメージだったけれど、 最近はスーパーでも普通に買う事ができるようになった。

フレッシュなヤングコーンには、缶詰では見かけなったフワフワなヒゲが、もれなくたっぷりついてくる。そして、このヒゲがとにかく美味しいとよく聞く。

美味しいと聞いたからには食べなくては!  何となく捨ててしまいたくなる邪魔な(失礼!)ヒゲも一緒に、 今回は炊き込みご飯を炊いてみることにした。

食べやすい大きさに刻んで、実も輪切りに。 断面が可愛いらしくて、つい笑みがこぼれる。 刻んでいる側から、トウモロコシの香りがふんわり漂う。

お酒と塩少々を混ぜ、いつもの水加減でお米を準備。刻んだヤングコーンとヒゲをのせたら、あとはいつも通りに炊飯するだけ。

しっかり蒸らしたら、全体をサックリ混ぜて。 初夏を感じるヤングコーンの炊き込みご飯、出来上がり!

ヒゲの美味しさは、正直よくわからなかったけれど、でもきっと、ヒゲを入れるからこそ甘みがちゃんとご飯に溶け込んでいるはず。

ふんわり香るヤングコーンの炊き込みご飯を食べながら、 梅雨明け後の暑い夏にトウモロコシをかぶりつく姿を想像した。 少しだけ、暑さも受け入れられそうな気分になった。

家族そろってのお休み!

さて、休みなく続いた春作業を経て、やっと家族そろってのお休み!  スキー場も温泉も有名な、お隣り長野県に出かけてきた。 いつもはついてこない、家で1人お留守番を好む娘も一緒だ。

私の方が嬉しくなって、ツーショット写真をたくさん撮った。 2人とも満面の笑顔あふれる写真が、スマホ上にたくさん並んだ。

私たちの関係は最近、すこぶる調子がいい。とにかく穏やかだ。

少し前、今から考えるとそれは、中学受験前後の小学校6年生の頃が一番ひどかっただろうか、 反抗期にどっぷり浸っていた娘。 受験という緊張を伴うイベントが、少なからず影響していたのかもしれない。

いつも喧嘩をしていたのが信じられないくらい、今は学校の様子を楽しそうに伝えてくれる。学校生活が本当に充実しているようだ。 娘の世界を、私に一生懸命シェアしてくれる。こんな日がくるなんて……(涙)。

千葉から私の両親も来て、三世代がそろった。昔は好んでおじいちゃん・おばあちゃん宅へ1人で遊びに行っていた娘は、今はもう、行きたがらなくなった。なんとなくその気持ちもわかる。

おじいちゃん・おばあちゃんにとっては少し寂しいだろうけれど、 彼女はもう、幼い子どもではなくなったのだ。

私も久しぶりに両親と会って、受け止めきれない両親の老いという現実に直面した。

私自身も今年、50歳という節目を迎える。 皆それぞれ平等に歳を重ねているけれど、 それぞれの年代でその重みが違うのだろう。 あと何回こうして、皆で一緒に写真を撮ることができるだろうか。 考えるともうそれは、数少ないだろうと冷静に判断してしまう。

だからこそ、こうして写真を撮るという行為を大事にしたいと思うし、 今後またこういう機会があったら面倒がらずに写真に残そう。 そんな風に感じた家族旅行でした。


濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにもかかわらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。

濱田ファームのHPはこちらから。

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