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娘(14歳)がリクエストするズッキーニの食べ方は…【お米農家のヨメごはん#83】

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こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載83回目。

今回は、今やすっかり夏野菜の代表格になったズッキーニについて、そして、古代米の田んぼ周辺の様子をお伝えしたいと思います。

ズッキーニは使いやすい夏野菜の代表格に!

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夏野菜の季節がやってきた。

キュウリにトマト、ナスにピーマンなど、定番の夏野菜に加えて近年とても人気が出てきたのが、
ズッキーニ。

私が子どもの頃は、スーパーには並んでいなかったと思う。 農家としては作りやすさもあるだろうし、家庭ではお料理のしやすさ、そして何よりもそのクセのない美味しさで、今や夏野菜の代表格にまで上り詰めた感がある。

今回は、コロンと可愛いまん丸のズッキーニ2色をいただいたので、その形を活かすカットでお料理する事に。

ニンニク、ベーコン、玉ねぎをオリーブオイルで炒めて、ホールトマトを加えたソースをのせる。さらにチーズを散らして、オーブンでローストするだけだ。

焼けるまでの間は、1人至福の時間を過ごす。 窓から見える夕陽越しに、よく冷えたワインを飲む時間の、なんと幸せな事よ。

今年に入ってから、仕事を17時半に切り上げる事にした。
夫は18時半頃にならないと田んぼから戻らない。 娘が一番遅くて、20時頃。

夕食の用意をしながら飲む。飲みながらポッドキャストを聴く。1日がんばった私だけのご褒美時間だ。

180度で15分ほど、チーズが溶けていい色合いに焼けたズッキーニのグリル、出来上がり!

庭で摘んできたパセリを細かく刻んで散らす。 彩りよく、とても美味しそうにできた。

パンとサラダを添えたら完成!

娘はいつもお腹を空かせて元気よく、ただいまー!と帰ってくる。 二言目は、お腹すいたー!!だ。 それはそうだ、20時なんだもの。

このズッキーニのグリルを、美味しい!また作ってほしい!と嬉しそうに食べながら、学校での様子を話してくれる。わずか20分ほどのこの時間が実は、1日のうちで唯一、娘としっかり顔を合わせて話を聞ける。

お腹を空かせて帰ってくるからこそ、そしてこの時間がとっても大事だと思っているからこそ、この食卓を彩りある美味しいもので用意したい。

栄養バランスを考えつつ、ダイエットを気にする娘の為に、ヘルシーなサラダも作った。ひよこ豆をたっぷり添えたら、食べ応え満点に。

翌日のお昼ごはんは、パスタにした。

味付けは極シンプルに、パスタを茹でる時の塩と、最後の胡椒だけ。あとはベーコンや玉ねぎ、ズッキーニの素材の味をいかして。

生でも食べられるズッキーニだから、サッと炒める程度で大丈夫。生でも焼いても揚げてもローストしても、何をしても美味しいズッキーニ。この夏もたくさん食べたい。

古代米を作付けしています

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さてこちら。

この稲は大丈夫?病気じゃないの?と心配される事が多い田んぼ。心配するならそこではなく、畔(あぜ)に捨てられるゴミの多さにしてほしい……というくらいゴミが多い、この田んぼ。

ご心配なく、病気ではなく古代米を作付けしている。

コシヒカリ等のうるち米とは違い、黒米なので葉っぱも黒みがかっている。知らない人が見ると、確かに病気のように見えるかもしれない。

ゴミ問題だが、もともと車通りのある道路沿いだったからか、ゴミが多かった。 加えて、すぐ傍に大型施設が次々とできて通行量が一気に増えた。田んぼの管理もしづらくなったがとにかくゴミが増えて気分が滅入る。

捨てられたものではないかもしれない。 風でただ、飛ばされてきただけかもしれない。それでもあまり、いい気分はしない。 黙々とただゴミを拾う日々。

ゴミ問題に加えて、開発問題にも直面している。

この先さらに、周辺に入浴施設やドラッグストアもできるらしい。次々と田んぼが無くなっていく。

田んぼが無くなる事は大きな問題ではない。地主さんから耕作を請け負っている私たちとしては、開発計画が持ち上がったり無くなったり、また違う業者さんが登場したりと、その度に地主さんから連絡が入る。

来年は田んぼをやらなくていい、やっぱりやってほしい、待ってほしい等々、振り回される事が増えてきた。精神的にじわじわと圧迫される。

なんだかなぁとモヤモヤする気持ちを抱えつつ、 田んぼの写真を撮っています……。

濱田ファームのホームページはこちらから。

プロフィール

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係らず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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