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戸建ての特権!「日当たり」がマンションと比べて断然変わって…【湘南に家を建てて移住してみたら…#9】

こんにちは。4歳と1歳、2人の子育てに奮闘中のファッションエディター・小池です。我が家は昨年春、子育ての環境を最優先に考え、東京都内から湘南へ引っ越しました。そこで初めての家づくりの「理想と現実」や、新しい暮らしにまつわる苦労、引っ越して得たものなどなどを、この連載でお届けしています。

連載第9回目は、戸建てとマンションの違いなど、暮らしてみて感じたことをお話しします。

戸建てのメリットは「全方位からの採光」

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私自身が戸建て育ちだったこともあり、初めてマンションで暮らしたとき、冬に家に帰ってきた時、室内が暖かいことにとても感動したのを今でもよく覚えています。

そのように、マンションにはマンションの良さがたくさんありましたが、家を建て、戸建て暮らしに戻って感じた良さは、なんといっても「光」です。全方位からの採光は、戸建ての大きな魅力なのではないかと思います。

窓から光が入るので、北側でも十分明るい洗面所。

例えば洗面所。マンション時代は、光の届かない場所だったので日中も電気をつけるのが当たり前でした。

今も北側にあるので、直接光が差し込むことはなくとも、窓があるおかげで、日中は電気をつけなくても十分明るく気持ちがいいんです。

階段上の東側の窓

そのほかにも、午前中、階段上の東側の窓からキッチンに入る光が大好きだったり、午後の書斎のやわらかい光が心地よかったり、リビングダイニングは3面採光なので、晴れていると冬でもぽかぽかです。

リビングの西側の窓は、隣家の兼ね合いもありシェードを下げっぱなしなので、窓ではなく壁にすればよかったな、と思うこともありますが、明るいリビングで過ごしていると、光の入る窓で良かったのかも、とも思います。

午後3時の書斎。

窓の数だけ、ブラインドやカーテンが必要で…

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ただ、窓が多いからこそ、ブラインドやロールスクリーンなど窓の装飾にお金がかかるという難点も……。

数が多いのでブラインド選びもなかなか大変でした。

第二子の妊娠後期であれこれ検索する気力も体力もなかったので、以前の連載(連載#4 ネット検索しまくって決めた「地元工務店」)にも書いた工務店に紹介してもらった、オーダーカーテン専門店に相談。

絶対につけたかった『ハンターダグラス』のブラインドも、そこで取り扱っていたので、図面を持ち込み窓装飾はすべてそこで購入しました。

我が家の窓装飾はこんな感じです。

  • リビングのメインの窓には『ハンターダグラス』のシルエット・シェード
  • 西側の窓は遮熱断熱性能を高めたかったので、ハニカムシェード
  • 寝室や書斎は雰囲気のいいウッドブラインド(白)
  • 納戸やクローゼット、子供部屋(西側以外)などはコストを抑えてロールスクリーン
  • お風呂や洗面所などの水回りはアルミブラインド

ネットで買うのが安いと聞いてはいましたが、サイズを測ったり、取り付けのことを考えると、まるっとお任せできる専門店にお願いして正解だったと思います。

正面が『ハンターダグラス』のシルエット・シェード、右側がハニカムシェード。
窓装飾の各種サンプルです。ある程度絞り込んでからサンプルを取り寄せてもらい、後日来店して決めました。

我が家はすべて白壁なので、インテリアを邪魔しないよう、窓装飾も白で統一

ただ、ひとくちに白と言っても、真っ白、オフ白などニュアンスも様々……。取り寄せてもらったサンプルとにらめっこして、じっくり選びました。

キッチンの戸棚の上を神棚に

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マンション暮らしのときは棚の上を神棚に。今回家を建てるにあたり、打ち合わせのときから、神棚をつけたいということはお願いしていました。

木札の大きさなども考えると、予定していたところにつけるのはちょっと難しそう、そして少し見栄えも微妙かも……となってしまい、神棚の向きなども考えると、頭を抱えることに。

そんな中、最善策と思えたのが、神棚の設置をやめて、キッチンの戸棚の上を神棚とする、という案。何か「物」が入っている上に置くのはよくない、そもそもキッチン自体NG、1階より2階……など、色々な説もありましたが、マナーばかりを気にしていると、設置できるところがない!

LDK一体型の間取りなので、リビングはいつも人が集まる場所ですし、採光がありキッチンも明るい。我が家のちょうどいいバランスを考えたとき、南向きの戸棚の上、という結論に至りました。

失礼のないよう心がけていることは清潔を保つこと。子どもたちも毎日お参りしています。

神棚をどこにするかは、戸建てでもマンションでも難しい問題だな、と今回感じました。和室を作ればよかったのかな、などいろいろ思うところはあります……。

自分と家族が「どんな暮らしがしたいか」が最重要

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家探しを始めた当初は、マンションの便利さに魅力を感じていたので、両方探していました。でも、今は戸建てを選んでよかったと思っています。メリットデメリットはそれぞれあって、暮らしで何を重視するかで、結局感じ方は人それぞれなんですよね。

メゾネットタイプのマンションもありますし、平家の戸建てもありますが、階段の有り無しは戸建てとマンションの大きな違いのひとつかな、と思います。

子どもたちが通っている幼稚園、保育園がとても近いので、送迎で歩くことがぐっと減り、すっかり運動不足になった今、家の階段は救世主(笑)。

家に階段があるかないかで、老後の足腰の健康に関わるなど聞いたことがありますし、階段の昇り降りは運動不足の解消に少しだけ役立っている気がします(笑)。平家の戸建てにもとても憧れますが……。

そして一番の大きな違い? であるゴミ問題は、マンション住まいが圧勝!だと思います。ゴミ出しに慣れるまで大変でした。慣れた今では、悪いことばかりでもないのかも、と思ったりもしています(この話は長くなるので次回に)。

生活スペースが広くなると、その分掃除は大変。しかし暮らしは心地よく、子どもたちが成長したとき、それぞれに子ども部屋をつくってあげられたり、窮屈だった以前と比べるとゆとりのある生活ができるようになったと思います。

スペースがある分、物が増えやすいのでそれをしっかりコントロールしないといけないのですが……。目下、ストレスなく掃除をこなす仕組みを考え中です。

ミニマルな部屋で掃除を楽にするか、ゆとりのある広さを取るか、はたまた駅から近いなど利便性を優先するか……。家選びは、家族が何を重視するのか、それぞれに合った住まいがあるんだな、と今回の家探しや引っ越しを通じて改めて感じました。

次回は「ゴミ出しから考える暮らしの変化」についてお話ししたいと思います。引き続きお読みいただけると嬉しいです。

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