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新居に引っ越しで「清水買い」を3つ。新調したもの、持ってきたもの…【湘南に家を建てて移住してみたら…#7】

こんにちは。3歳と1歳、2人の子育てに奮闘中のファッションエディター・小池です。我が家は昨年春、子育ての環境を最優先に考え、東京都内から湘南へ引っ越しました。そこで初めての家づくりの「理想と現実」や、新しい暮らしにまつわる苦労、引っ越して得たものなどなどを、この連載でお届けしています。

連載第7回目は、少し家づくりから離れ、前の家から持ってきたもの、新たに買ったものなど……「引っ越しにまつわるいろいろ(大物編)」をご紹介します。

【清水買い1】ダイニングテーブル&チェア

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前の家のダイニングテーブル&チェアも大好きだったのですが、以前の家に合わせたサイズのため、少し小さめ。以前に比べてダイニングスペースが広くなったこと、家族や友人を招いたときに窮屈にならないことなどを考え、ダイニングテーブルはもう少し大きくしたいという思いがあり、引っ越しを機に新調したいものNo.1でした。

いくつか候補はありましたが、以前から夫が気になっていた「フリッツ・ハンセン」のテーブルを見に青山のショールームへ。そこで実物に見惚れて購入を決意しました。照明も同ブランドの“コンサート ペンダント ランプ”を、と思っていたので、出費を考えダイニングチェアの購入は悩みました。

しかし以前の椅子と新調するテーブルとの相性なども考え、やはりこちらも買うことに。選んだのは、「フリッツ・ハンセン」と 佐藤オオキ氏率いるデザインスタジオ「nendo」とのコラボレーションで生まれた“N01(エヌゼロワン)”。

見た目の美しさだけでなく、座り心地の良さにも惹かれました。息子用は6か月から使っているピスタチオグリーンがかわいい「ストッケ」の“トリップトラップ”を持っていき、娘用にも引っ越してから色違い(グレー)を用意しました。あとは来客時に使えるよう「フリッツ・ハンセン」を代表する“セブンチェア”を引っ越し後に2脚追加。私が独身時代から使っている「アルテック」のスツールも加えると、賑やかにダイニングを囲むことができます。普段使わない椅子たちは、窓際にスタッキングしています。

私は基本、仕事もこのダイニングでしているため、1日でいちばん長くいる場所。心地よい空間に仕上がり満足しています。

書斎はもともとある家具を活用

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書斎は約3畳。手狭な部屋にデスクと本棚を詰め込みましたが、勾配天井のためか圧迫感がなく、思ったほど狭さを感じませんでした。デスクは前の家で愛用していた「パシフィック ファニチャー サービス」のダイニングテーブルを活用。同ブランドの椅子もそのまま使っています。

本棚は「無印良品」の“スタッキングシェルフ”。以前は5段×7列と大きめでしたが、もちろんこの部屋には入らないので、図面で寸法を確認しながら5段×4列に分解。残りの部分で5段×1列の棚を作りました(こちらは2階の廊下に)。最終的に使えなかった部分だけ処分しました。何度もサイズを確認してネジなどを買い足したり、この分解作業、なかなか大変でした……汗。

この部屋には新調した家具類はなく、今デスクライトを探しているところです。

「とりあえず」、そんな気持ちでこの家具を入れましたが、意外としっくり。私も夫も本好きのため、本棚がすでにぎゅうぎゅう。いずれ棚を変えるか造り付けるかしたい気持ちもありますが、しばらくはこのままいこうと思います。

書斎の窓は南西向きなので、午後も陽差しが入ります(撮影は15時ごろ)。ぽかぽかで眠くなりそう(笑)。

2階の廊下に置いた「無印良品」の“スタッキングシェルフ”は、書斎に置いた本棚を分解した一部。

夜寝る前に絵本を読み聞かせているので、子どもの絵本置き場になっています。

【清水買い2】「高野木工」のベッドフレームと「シモンズ」のマットレス

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ベッドも引っ越しを機に新調しました。もともとあったダブルベッドは娘の出産とともに処分。引っ越しまでの約1か月半は、シングルマットレスとロールすのこを2つずつ用意して寝ていました(現在はお客さん用にしています)。

選んだベッドは「高野木工」の”トムソンベッド”のホワイトオーク。実物を見に行くことができずドキドキでしたが、上質でとても素敵な品でした。お掃除ロボットも入れます。マットレスはかなり悩みましたが「シモンズ」に落ち着きました。

どちらも引き渡し後引っ越し前、一度掃除に来たのですが、その日に搬入してもらったので、家具いちばん乗り! 写真はそのときのものです(マットレスの搬入が夕方遅めだったので、写真が暗くてすみません)。

娘は授乳中ですし、息子もまだ小さいので、今はベビーベッドも並べて家族4人一緒の部屋で寝ています。

【清水買い3】買ってよかったNo. 1 !「ミーレ」の洗濯機&乾燥機

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食洗機を見に「ミーレ」のショールームへおじゃましたとき、食洗機以上に気になったのがこの洗濯機&乾燥機。スタイリッシュな見た目に加え、服に優しい設計というところも良さそう。「かっこいいー!欲しいー!」と鼻息荒めに帰宅しました。が、お値段がとってもかわいくないのです。

我が家はもともと「パナソニック」のドラム式洗濯&乾燥機を使用していたのですが、幹太くん(ガス衣類乾燥機)の評判がものすごくいいので、当初は洗濯機はそのまま同じものを使用して、憧れの幹太くんをお迎えしたい、と考えていました。でもこの「ミーレ」は、我が家を施工してくれた「技拓」さん(  連載第4回 ネット検索しまくって決めた「地元工務店」)のテイストに合うはず! と気持ちがグラグラ……。

聞くと「ミーレ」の洗濯機・乾燥機の導入は、ちょっと敷居が高いのです。

1台で100kgあるらしく、まず床の補強が必要。さらに電圧も100Vから200Vへの変更が必要。配管問題などもあり、後からやっぱり……と変更するのはちょっと難しそう。これは新築の今がタイミングなのでは! と気持ちが高まり、その後リサーチしたり、夫婦で話し合った結果、清水買いを決めました。悩んでいる間、洗濯王子こと中村祐一さんのLINEに登録して、ご意見を伺ったりも(笑)。丁寧に応えてくださりありがとうございました。

以前使っていた洗濯機は5年ほど使用していましたが、ゴムパッキンを変えたばかりだったこともありまだ使えるため、友人宅へお嫁にいきました。

そして清水買いした「ミーレ」様、実際に使ってみた感想は……。

正直、洗濯の時間はかなりかかる(1日中洗濯機が回っている日も……)。仕分け(色柄物、白物、素材など)も少し面倒。なんでも一気に洗える日本の全自動洗濯機は改めてすごいと思いました。

でも、圧倒的に満足なところは洗濯が終わると、洋服やリネン類がとてもとても綺麗になって出てくるんです! 洋服をケアする、という気持ちも含めて、大事に使っています。シルクやウールなども洗えるので、クリーニング店に行くことも減りました

何より、洗濯機自体の掃除の手間が格段に減ったことが嬉しいです。また乾燥機は容量が9kgもあるので、ベッドリネンも一気に乾き、とても助かっています。幹太くんのスピードには負けますが、200Vなだけあって、電気とはいえ早いと思います。この2台は今回の引っ越しで買ってよかったもの私的No.1です。

引っ越しで気づいた「処分する」ことの大変さ…

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ソファは以前から使っている「パシフィック ファニチャー  サービス」のものをそのまま使用。少し小さいのでいずれは買い替えたいのですが、子どもがもう少し大きくなる(飛んだり跳ねたり汚さなくなる)まで待とうかな、と思っています。

冷蔵庫もまだまだ使えるので、そのまま持ってきました。

引っ越しにともないベッドや衣装ケース、テレビボード、スチールラック、キッチンワゴンなどを処分するのに一度リサイクルショップに連絡してみました。

買い取ってもらえたものはわずかで、無料でも引き取ってもらえれば御の字、お金を払って処分したものも。捨てるにも結構なお金がかかるということを、ひしひしと実感、それがきっかけにもなり、これからは「とりあえず」で物を選ばず、納得いったものだけを選び抜いて、家具も長く大切に使っていこうと思いました。

引っ越しって本当お金がかかりますよね。新しい環境に合わせてあれこれ買いたいけど、一気に揃えるのは到底無理なので、少しずつ好きなものを買い足しながら、心地よい空間を作っていきたいと思います。

余談ですが、洗濯機やベッドなどは新規購入、前の家からの移動がなかったため、3月の繁忙期ということを考えると引っ越し代は思ったよりも安く済んだと思います。

次回は収納ボックスや細々したものなど……「引っ越しにまつわるいろいろ(小物編)」をお届けしたいと思います。
次回もお読みいただけると嬉しいです。

小池百々子
小池百々子

エディター/ライター。『Oggi』『Domani』(小学館)などのファッション誌を中心に、ウェブサイト、ブランドカタログなどで編集・ライティング・ディレクションを担当。毎日笑顔をモットーに、6歳男の子と3歳女の子、2児の子育てに奔走中の40代ママです。2021年春に都内から湘南へ移住。インスタグラム(@mocco_photo)でもゆるりと日々のあれこれをアップしています。

 

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