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入園入学・進級前に知っておきたい!先輩ママと専門家が語る「先生との上手な付き合い方」

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もうすぐ新年度。保育園や幼稚園、小学校で、お子さんの新しい担任の先生がどんな方なのか、楽しみな反面、不安を覚えている方も多いことでしょう。

気難しいか、気さくなタイプか? 新人なのかベテランなのか? 指導力は高いのかどうか? ……気にし始めるとキリがありませんが、大切なお子さんがお世話になるのですから、どんな先生であってもうまくコミュニケーションをはかりたいものですよね。

そこで、『kufura』では、10歳以上のお子さんがいる女性83名を対象に、先生との上手な付き合い方についてアンケートを実施しました。

「距離をおくor親しく?」先生との距離感はどうすれば…

10歳以上のお子さんを持つ女性83名から、“先生との人間関係についてのアドバイス”を募ったところ、以下のように真っ二つに分かれる意見が……。

(1)先生と「距離をおいたほうがいい」派

「とにかく余計な事は言わないようにする」(36歳/主婦)

「あまりしゃべらなくてよい」(31歳/主婦)

「下手に深入りしない」(33歳/総務・人事・事務)

過去記事「入園・進学前に知っておきたい!先輩ママが語る“先生に言わなければよかった”あの一言」でもお伝えしたように、保護者の先生に対するうっかり失言で両者の関係が悪くなることもあります。

そのような苦い経験のあるお母さんたちからは、「なるべく距離をおくほうがいい」という意見が寄せられました。

(2)先生と「密接に関わったほうがいい」派

「何でも素直に話す」(28歳/主婦)

「伝えたい事ははっきりと伝えること」(32歳/学生・フリーター)

「思っている事、感じる事は、とりあえず先生に言う」(36歳/その他)

「とにかく頼って仲良くすること」(37歳/その他)

「ある程度馴れ馴れしくした方が先生も付き合いやすいのかもしれない。私や結構かたいお母さんは事務的なことは話すけれど、子どもの普段の様子をあまりおしゃべりしないので」(30歳/コンピュータ関連以外の技術職)

(1)とは違って、先生とはなるべく親密になり、率直に話したほうがいいという立場です。

子どもが何か問題を抱えていたり、先生の対応に疑問や不安があったりするのに、「こんなこと言っては迷惑かも」「変なふうに思われないだろうか」などと遠慮しすぎていては、余計に問題がこじれかねません。

特に、先生が保護者の話にしっかりと耳を傾けてくれそうなタイプであれば、変に隠し立てせずに気軽に頼ったり相談したりしてみるのも一考でしょう。

専門家からのアドバイスは?

上では、先生との付き合い方について、異なる2つの立場を紹介しましたが、実際のところ、先生とどのように関わればいいのでしょうか? この問については、先生やお母さん自身の個性・相性にもよりますので、一概に“これが正解”と決めることはできません。

ただ、子どもの担任がどのような先生であっても、押さえておきたいツボはあります。『「はずれ先生」にあたったとき読む本』(青春出版社)の著者で幼児教育専門家の立石美津子さんから3つのアドバイスをいただきました。

(1)挨拶を励行する

人間関係の基本ですが、先生に対して挨拶を励行するのはやはり大切。学校で直接顔を合わせたとき笑顔で挨拶するのは当然のこと、年賀状などもきちんと出しましょう。

時候の挨拶をメールやLINEで簡便に済ませるこのご時世、親子で直筆のメッセージを送れば印象に残る挨拶になりますよね。「礼儀正しいお母さんだ」と先生の心を和ませ、自然と新学期から子どもにより目をかけてくれることもあるでしょう。

(2)先生に感謝する

最近の先生はクレームを受けることはあっても、自身が褒められたり認められたりすることが少なく、何かあったらすぐ先生のせいにされることが多いといいます。

だからこそ、先生に対する感謝の言葉は大切。先生に何か要望がある場合も、一方的に親の言い分を押し付けるのではなく、「いつも先生には本当によくしていただいてありがとうございます」という感謝の前置きをすること。

そのうえで、「できれば~~のようにしていただけると大変助かります」と丁寧にお願いすれば、先生の受け取り方もかなり異なるはず。

(3)「はずれ先生」の見方を変える

先生の指導力や対応に不満がある場合も、「あー、この先生はずれだな」と決めつけるのは考えもの。先生にネガティブな印象を持っているとその雰囲気はなんとなく相手に伝わってしまいます。また、子どもは親の気持ちに敏感なので、子どもまで先生によくない心象を抱いて、両者の関係に悪影響を及ぼすおそれも……。

人間の評価は、見方しだい。たとえば、“新米”であることは“経験不足”とマイナスにとらえることも、“体力がある”、“新鮮な気持ちで子どもを指導できる”とプラスにとらえることも可能です。また、“面倒見が悪い”先生は、実は子どもの自主性を育てるのに適しているかもしれません。

83名のお母さんに実施したアンケートでも、こんな声が寄せられています。

「最低限の安全が守られていればOKくらいの気持ちでいた方が、自分も楽だと思う」(41歳/その他)

「カチンとくることを言われてもハイと返事して流す大切さ」(32歳/主婦)

 

上述のように、先生との付き合いには、“こうすれば絶対に大丈夫”という正解はありません。実際に先生と接してみなければわからないことも多いので、今回ご紹介したアドバイスをご参考にしつつ、先生とよい関係を築いていきたいものですね。

 

【取材協力】

立石美津子・・・聖心女子大卒。幼稚園・小学校・特別支援学校教諭免許を取得後20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』など多数。オフィシャルブログ

 

【参考】

立石美津子(2014)『「はずれ先生」にあたったとき読む本』(青春出版社)

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