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辞めどきはいつ…?「子どもの習いごと」よかった辞め方、後悔した辞め方、先輩ママに聞きました

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水泳やピアノ、習字など、習い事は子どもにとって知識や技能が身につくだけでなく、学校以外の人間関係や経験を通じて、さまざまな成長が得られる場。とはいえ、メリットばかりではなく、子どもが「やめたい」と言い出すなど、何らかのトラブルが発生することもありますよね。

そんなとき、すっぱり辞めてしまっていいものか、習い事の辞めどきは判断が悩ましいもの。そこで、『kufura』では、お子さんが習い事を辞めた経験のある先輩ママ146人を対象に、“子どもにとってよかった辞め方、よくなかった辞め方”についてアンケート調査を実施しました。

子どもにとってよかった辞め方は?

まず、子どもにとってよかった辞め方としては、おおむね以下の3パターンに分かれました。

(1)目標を達成してから辞めた

「習い事をする前に辛くてもここまでは頑張ろう!という目標を作り、達成出来た後は本人に辞めるか続けるか決めさせました」(41歳/営業・販売)

「元からスイミングの水慣れコースが完了したらやめようと本人と話し合っていた。水ギライだったが、早く辞めたい一心で頑張っていたので、親としても満足だった」(46歳/主婦)

「スイミングを最後のクラスまで進級出来たらやめてよいと初めに伝えていた。途中やめたい時期があったがこらえて続けた。今では特技になっていて泳ぎが大好きです」(44歳/その他)

「体操を逆上がりが出来るようになったから辞めた」(46歳/その他)

「トゥシューズで踊れるようになったら辞めようと思っていたので、トゥシューズを履いて出た発表会が終わった後に辞めた」(55歳/主婦)

「受験の為12年続けたピアノをやめる時、ショパンの革命を発表会でとても上手に弾くことが出来、有終の美を飾る事が出来た」(50歳/主婦)

よかった辞めどきとして、“検定や発表会など一定の目標を達成したとき”を挙げる人が多くいました。単に、辞めたいから辞めるのではなく、「ここまでやりきった!」という達成感を得てから習い事を卒業したほうが、その後の自信につながりそうですよね。

目標は習い事を始める時点で決めておくのもいいですが、子どものモチベーションが下がったときに「次の検定まではがんばろう!」というふうに親子で設定するのもよいかもしれません。

(2)進学、進級など区切りの時期に辞めた

「基本的には学年などの切れ目で新スタイルになる時に辞めています」(45歳/総務・人事・事務)

「就学と同時に辞めようねと話していて、もし本人が続けたがってたら辞めずに継続しようと思ってたので本人には特にプレッシャーなく辞められたと思います」(38歳/その他)

「中学受験対策が忙しくなってきたので、という理由だったので中途半端にやめたという感覚が親子ともどもなかったことです」(43歳/主婦)

「中学を卒業、高校への進学を機にやめた。スポーツ系の習い事で、部活動でもしており、高校も継続したので、挫折とかという感じではないから」(50歳/総務・人事・事務)

水泳や習字など検定のある習い事は区切りがつけやすいですが、それ以外の習い事では進学、進級のタイミングで辞めるのもおすすめです。

今現在、お子さんが習い事を辞めたがっているご家庭では、来年度に向けてどうするのか、お正月休みにでもよく話し合ってみては?

(3)本人の気持ちを尊重して辞めた

今回のアンケートで最も多かったのは、「子どもの気持ちを尊重してよかった」という意見。

「子どもがやりたくないと泣いて訴えたので、無理に続けても意味がないと思い辞めました」(35歳/主婦)

「ダンスを習わせていたが、親のエゴでやらせていた部分もあり、娘がいやいややっていたのは知っていた。2年間やって、どうしても辞めたいと言ってきたので辞めさせてあげた」(50歳/営業・販売)

「本当にやりたい事か、よく話し合って本人の気持ちを尊重して辞めたので今でも辞めてよかったと思っています」(53歳/主婦)

「クラシックバレエの1日体験をして、合わなかったそうなので辞めました。本人が乗り気でないなら即刻辞めるのが一番良かったみたいです」(33歳/主婦)

「本人のやる気が無くなった時点で、無理して行かせるよりは辞めて別の好きな事を見つけた方が良いと思い、直ぐに辞めました。本人の気持ちを一番大切に決めました」(57歳/主婦)

「サッカーで、あまり上手くならず……自らやめる!と言った。本人がスッキリしたみたい」(54歳/主婦)

子どもが習い事を辞めたいと言い出したとき、親として心配なのは「すぐに辞めさせると根気のない子になるのでは?」という点。また、初期費用がかかった場合などは、「今やめるともったいない」なんて思いもつい頭をよぎりますよね。

ただ、コメントにもあるように、子どもの気が進まないのに、無理やり続けると、かえって子どものためにならないおそれがあります。もちろん、「辞めたいなら辞めれば?」という完全放任ではなく、なぜ辞めたいのか子どもの気持ちに寄り添って、よく話し合うのが第一かもしれませんね。

子どもにとってよくなかった辞め方は?

逆に、「子どもにとってよくなかった辞め方は?」と尋ねたところ、多くの人が「特にない」と回答しました。上でご紹介したように、子どもの気持ちを尊重したり、目標達成など区切りをつけたりすることで、親子ともに十分納得した形で習い事を辞めることができているようです。

とはいえ、以下のように後悔する親御さんの声も……。

(1)子どもの意思に反して辞めさせてしまった

「本当は続けたかったのですが、練習場がなくなってしまうので、仕方なく辞めました。親子ともに辛かったです」(59歳/主婦)

「ギターを習っていた先生が、もう教えるのをやめて、やむなく辞めたとき。良い先生で代わりが見つからなかったし、受験も重なったのもあり、心残りだった」(51歳/主婦)

「引っ越ししなければならなく、本人の意志ではなかった時」(47歳/デザイン関係)

「私の体力が続かず、子どもがやる気があったのにやめたこと」(49歳/主婦)

「子ども自身のせいというより、私自身が、よその子どもと自分の子どもを比べてしまって、このままこのクラスにいたら、イライラを子どもにぶつけてしまうと思い、子どもの意見も聞かずに辞めさせてしまった」(49歳/主婦)

「義父が末期癌で入院中、たった一人の孫である我が子は習い事を休ませてお見舞いに連れて行っていました。すると、習い事の先生から、理由は分かるけど欠席が続くなら継続は難しいと言われてしまい……。娘は、辞めたいと思っていたからちょうど良かったよと言ってくれました。本当にそうなら救われるけど、親として少し心残りになる辞め方でした」(49歳/その他)

上記以外に、新型コロナウイルス感染症の影響で、辞めざるをえなかったのを悔やむ声もありました。やむを得ない事情とはいえ、本人はやる気があるのに続けられないのは残念でなりませんよね。

そして、社会の動きなど外部的要因よりも、よりいっそう心残りになりそうなのは、親の都合で辞めさせてしまうこと。もちろん、転勤や経済的な問題など、致し方がないこともあるかもしれませんが、可能な限り子どもの気持ちを尊重してあげたいですよね。

(2)中途半端な状態で辞めてしまった

「行きたくないと言ってそのまま辞めてしまったので最後に直接挨拶もできずにすっきりしなかった」(34歳/主婦)

「休みが続き、結局行かなくなる。ケジメがついてない」(34歳/主婦)

「ピアノの練習をしなくなったので、辞めてしまった。直ぐに辞めるのではなく、もう少し毎日の練習を頑張る事、嫌な事でも途中で投げ出さない事を教えれば良かった」(46歳/その他)

「いやいやになってしまい、最後はグタグタになってしまったから」(40歳/その他)

「小さい頃英語を習っていたのですが、さっぱり理解できていないと思ってやめたのですが、もう少し辛抱すれば違ったのかなと思うことがあります」(48歳/主婦)

子どもにとってよかった辞め方として、“一定の目標を達成したとき”を挙げる人が多くいましたが、そうした区切りのないまま、単にモチベーションが下がったから辞める……という形では、やはり「もう少し続けさせてもよかったのでは?」とモヤモヤする気持ちを抱える人が少なくないようです。

とはいえ、逆に、“続ける”ことに固執したことを後悔する声も……。

「もっとがんばろうよと押し付けてしまった」(39歳/主婦)

「やってほしい気持ちがあり、少し無理にやらせ続けてしまった」(26歳/総務・人事・事務)

「本人の気持ちを無視して、親が無理やり行かせてた習い事は、本人が嫌いになって辞めてしまった。嫌いになるまで習わせてたことが良くなかった」(57歳/主婦)

子どもがその習い事のコンテンツに深刻なアレルギー反応を示したり、親の期待に応えられなかったという劣等感のようなものを抱いてしまったりしては、本末転倒ですよね。

あっさり辞めさせるのもよくないし、かといって、無理に貫徹させようとするのも……。こればかりは、子どもの気質にもよりますし、また、教室や先生との相性もありますので、本当に難しい問題です。

 

子どもの習い事の辞めどきについては、はっきりとした正解はありません。「あのとき辞めてよかった」となるか、「やっぱり続けていれば……」となるかは、実際にフタを開けてみないとわからない面もあります。今まさにこの問題に頭を悩ませている人は、ぜひ経験者のみなさんの意見をヒントにしてみてくださいね。

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