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直接会えない今、「じいじ・ばあば」にしていること。ビデオ通話にお手紙、そして…

ここ数カ月、実家や義実家への訪問を控えているご家庭も多いと思います。会えない理由はわかっていても、おじいちゃんもおばあちゃんも、かわいい孫に直接会うことができず、寂しさを感じているに違いありません。そんなおじいちゃんやおばあちゃんのために、皆さんは今どんなことをしてあげているのでしょうか? 

そこで『kufura』では、お子さんのいる20~50代の男女461人にアンケートを実施し、「孫と直接会えない代わりに、おじいちゃん・おばあちゃんにしてあげていること」を聞いてみました。

「ビデオ通話」でお互いに顔を見ながら話をする

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「毎日ビデオ通話で顔を見せながら話をしています」(42歳・男性/その他)

「子どもの機嫌がいいときに、いっしょにテレビ電話をするようにしています」(57歳・女性/主婦)

「LINEのビデオ通話で子どもの顔を見せるようにしています」(53歳・男性/営業・販売)

「テレビ電話で子どもが描いたパステル画などを見せながらおしゃべりしています」(52歳・女性/主婦)

「Skypeで話をしたり、娘が今練習中のバイオリンの曲を聴いてもらったりしています」(48歳・女性/主婦)

「オンライン会議みたいにZoomを使って話をしています」(59歳・女性/主婦)

いちばん多かったのが、このビデオ通話を使ったコミュニケーションです。今はスマホやパソコンがあれば、LINEやSkype、Zoomなどを使って、だれでも気軽に無料でビデオ通話を楽しむことができます。

ビデオ通話なら、顔を見ながら話をすることができるので、直接会えなくてもお互いの様子がよくわかり、いっしょに楽しい時間を過ごすことができます。話をするだけでなく、子どもの描いた絵を見せたり、楽器の演奏を聴かせてあげるなどしても、すごく喜ばれそうですね。

「電話」で子どもの声を直接聞かせてあげる

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「ほぼ毎日LINE通話で電話をするようにしています」(49歳・女性/主婦)

「なかなか会えない分、電話での連絡を頻繁にするようにしています」(56歳・男性/デザイン関係)

「ときどき電話をかけて、子どもに直接話をさせるようにしています」(46歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「子どもは男子高校生ですが、『具合はどう? 変わったことはない?』と、短い会話ですが直接自分から電話をかけるように促しています」(49歳・女性/その他)

スマホやパソコンを使った連絡が難しい場合は、電話をかけて子どもの声を聞かせてあげるのもいいでしょう。顔を見ることはできなくても、孫の元気な声を聞くだけで、おじいちゃん・おばあちゃんもきっと満足してくれるはず。短い会話でかまわないので、頻繁に連絡を入れてあげるといいかもしれませんね。

「写真」や「動画」を送って子どもの成長ぶりを見てもらう

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「子どもの写真やイベントのDVDを送付しました」(46歳・女性/総務・人事・事務)

「子どもの写真や動画をLINEで送るようにしています」(44歳・男性/医師)

「子どもの写真や動画を毎日撮って、それを週に1度くらいの割合でまとめて送信しています」(30歳・女性/コンピュータ関連技術職)

「共有アプリを使って、子どもたちの写真や動画を普段よりも多めにアップするようにしています」(31歳・女性/その他)

「子どもが描いたおじいちゃんとおばあちゃんの似顔絵と、自分の名前や覚えたての数字などを描いたものを写メで撮って送りました」(41歳・女性/主婦)

「子どもの写真をたくさん撮って、プチアルバムを作って送りました」(28歳・女性/弁護士)

子どもの写真や動画をメールなどで送るのもおすすめです。孫の普段の様子や成長ぶりを伺い知ることができるので、おじいちゃん・おばあちゃんも大喜びしてくれるはず。

写真や動画は、ビデオ通話や電話で話をするのと違って、孫の顔を見たいときに何度でも繰り返し見ることができるのがいいですよね。ネットでフォトブックを作って送るのもいいでしょう。

なお、「子どもが自分で加工したおじいちゃんのおもしろい写真を送っていました」(51歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)というように、加工アプリを使った写真をやり取りするのも楽しそうです。ちなみに著者宅でも、子どもたちがおじいちゃん・おばあちゃんを若く加工した写真をメールで送ったところ、「たしかに昔はそんな感じだった!」と大盛り上がりしていましたよ。

「手紙」や「子どもが描いた絵」などを送る

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「子どもが書いた手紙を送るようにしています。電話で話すのと違って、手紙はずっと残しておけるのがいいようで、すごく喜んでもらえます」(55歳・女性/主婦)

「子どもに手紙を書かせて送るようにしています」(48歳・男性/その他)

「テレビ電話などはできないので、子どもが書いた手紙を私の手作りマスクといっしょに郵送しました」(35歳・女性/主婦)

「子どもはまだ字が書けないので、絵を描いて郵送で送っています」(43歳・女性・主婦)

「会えなくても子どもの成長を感じてもらえるように、子どもが描いた絵を定期的に送るようにしています」(45歳・女性/主婦)

年配のおじいちゃん・おばあちゃんには、昔ながらのコミュニケーションツールである“手紙”も喜んでもらえそうです。孫が心を込めて書いてくれた手紙は、何よりも大事な宝物になるはず。小さなお子さんの場合は、手紙の代わりにおじいちゃん・おばあちゃんの似顔絵や、得意な動物などの絵を描いて送ってみてはいかがでしょうか?

メッセージにプレゼント…ほかにはこんなことも!

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「LINEでメッセージのやり取りをしています」(54歳・男性/その他)

「おばあちゃんがスマホを買ったので、子どもに頻繁にLINEでメッセージのやり取りをさせています」(46歳・女性/学生・フリーター)

「スマホでチャットをしています」(54歳・男性/企画・マーケティング)

「地元の美味しいものを送るようにしています」(55歳・女性/主婦)

「喜んでもらえるようにプレゼントを送るようにしています」(41歳・男性/その他)

スマホやパソコンをサクサク使いこなせるおじいちゃん・おばあちゃんなら、メッセージやメール、チャットなどで、気軽にやり取りを楽しむのもいいですね。また、直接会えない代わりに、おじいちゃん・おばあちゃんが喜びそうなちょっとしたプレゼントなどを送ってみるのも良さそうです。

いろんなことに気を付けながら直接会いに行く人も

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なお、おじいちゃん・おばあちゃんが近くに住んでいる場合などは、ときどき子どもといっしょに会いに行っているという人もいるようです。

「近くに住んでいるのでたまに会いに行きますが、いつもより短い時間で切り上げるようにしています」(56歳・男性/会社経営・役員)

「近所に住んでいるので直接会っていますが、いつもよりも会う回数を減らし、時間もなるべく短時間ですませるようにしています」(42歳・女性/主婦)

「家が近いので、マスクをするなどして直接会いに行っています」(46歳・女性/主婦)

「近くに住んでいますが、感染予防のために家の中には入らずに、窓越しに会うようにしています」(52歳・男性/金融関係)

おじいちゃん・おばあちゃんに直接会いに行く場合は、このように短時間で切り上げる、家に入らずに窓越しに会うなど、きちんとした感染対策をしたうえで行くと安心ですね。

いかがでしたか? 今の時代は直接会えなくても、スマホやパソコンを使って顔を見ながら話をしたり、撮った写真や動画をすぐに送って見せることができます。おじいちゃん・おばあちゃんが、孫に会えなくても寂しい思いをせずにすむように、ご紹介した例を参考にしながら、さまざまな形で積極的にコミュニケーションを取るようにしてみてくださいね。

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