作って楽しく、食べておいしい「お菓子作り」に挑戦!
null「フルーツやシリアル、チョコレート、生クリームなど、トッピングをたくさん準備し、自由に組み合わせてパフェを作りました。楽しみながら食べてくれました」(31歳/主婦)
「4歳の息子とは、チョコバナナや白玉団子などをよく作ります。料理が大好きで、すごくうれしそうに作ってくれます。私も一緒に楽しめました」(29歳/その他)
「材料を飛び散らしながらも、楽しみながらホットケーキを作ってくれました。私は口頭で指示だけをし、最初から最後まで全部任せたら、とても張り切っていました」(43歳/主婦)
「ココアとノーマルの2種類のクッキー生地を作り、色を組み合わせたり、粘土のようにこねて顔などを作って焼きました。お友達や幼稚園の先生にも食べてもらうんだと張り切っていました」(36歳/公務員)
「小学校低学年の息子とはよくお菓子作りをします。ポップコーンがフライパンの中ではじけて増える様子を見たり、ホットケーキをひっくり返す作業が楽しいようです」(46歳/主婦)
「幼稚園の娘とフルーチェを作ったらとても喜んでくれて、冷やしている間も、食べるのが待ちきれない様子でした」(35歳/主婦)
アンケートでは、「料理を楽しむ派」と「工作を楽しむ派」の大きく2派に分かれ、なかでも、お菓子作りを親子で楽しむご家庭が、全体の約半数を占めました。「クッキー」や「ホットケーキ」といった、型抜きが楽しめたり、さまざまな形が作れるお菓子作りの人気が高く、男の子でも楽しんで作っているようです。
「昼ご飯問題」も子どもと一緒に作れば解決!
null「炒めた玉ねぎのみじん切りと卵、パン粉、牛乳を用意しておき、ハンバーグを一緒に作りました。ぐちゃぐちゃ混ぜたり練ったりし、最後に星型やハート型、ミッキーマウス型など、好きな形にまとめるんです。小学生の息子2人で粘土や泥んこ遊びをするように、楽しんでいました。台所は多少汚れますが、出来上がったものは、不格好でも喜んで残さず食べてくれます」(59歳/主婦)
「小学3年生の娘と、パンを生地から作ったら、“作って楽しい、食べておいしい”と大喜びでした」(36歳/主婦)
「晩ご飯のカレーライスを子ども達だけで作ってもらったのですが、包丁で野菜を切るのも楽しそうでした」(50歳/主婦)
「3歳の息子とは毎日一緒にご飯を作っています。最初は簡単なピザから。好きなものをなんでも乗せて焼いただけですが、おいしそうに食べてくれました。それから料理にハマったようで、サンドイッチやサラダも作れるようになりました」(26歳/主婦)
「5歳の息子と10歳の娘の3人でピザを作りました。生地作りは粘土遊びのようでしたし、好きな具をのせて自分だけのオリジナルピザを作れたのもうれしそうでした」(42歳/主婦)
「小学2年生の娘と餃子作りに挑戦。種をこねて皮で包む作業が工作のようで、集中して作っていました。その後、焼いて食べるのが、いつも以上に楽しみだったようです」(45歳/主婦)
給食がない分、お昼ご飯を余分に作らないとならない!と、増える手間に嘆くママたちも多いようですが、その問題を解決するため、お手伝いも兼ねて、親子で料理に挑戦されているご家庭も。メニューは主に「ハンバーグ」「パン」「カレーライス」「ピザ」「餃子」など。いずれも、“粘土のようにこねる”、“好きな形にできる”などの点が、子どもたちを楽しませるポイントになったようです。
ダンボールなどの廃材で「工作」を楽しむ!
null「小学4年の娘は、プラ板をオーブンで焼いてキーホルダーを作っています。熱でプラ板の形が変わる様子を見ているのが楽しいようです」(52歳/パート)
「割りばしと輪ゴムで鉄砲を作りました」(41歳/主婦)
「折り紙で指輪などのアクセサリーをたくさん作り、お友達にプレゼントしました」(40歳/主婦)
「小学4年生の娘はお風呂嫌い。しかし、かわいい色や形の“バスボール”を作ったら、お風呂大好きに。バスボール作りは大人っぽい趣味だと思っているみたいです」(33歳/主婦)
「クリップをつけた魚の絵と、磁石付きの紐を結び付けた棒(竿)を作り、魚釣りを楽しみました」(35歳/主婦)
「トイレットペーパーの芯で娘専用のマイクを作ってあげたら、アイドルのように歌ったり踊ったりしています」(32歳/主婦)
「小4の息子とダンボールで剣や盾を作りました。ダンボールを切るのにカッターを使ったのですが、普段は絶対に使わせない道具なので、とても真剣に取り組んでいました」(40歳/主婦)
「100円ショップで買った毛糸を10cmくらいの長さに切ってお皿に乗せ、パスタに見立てて、2歳の娘とお店屋さんごっこをしています」(32歳/主婦)
「ペットボトルの中にきれいなビーズや鈴を入れ、マラカスを作ったり、ペットボトルに水と洗濯のり、ビーズなどを入れてスノードームを作りました」(34歳/主婦)
「9歳、7歳、5歳の子どもたちと協力し、牛乳パックでソファーを作りました。自分たち専用のソファーができる工程を仲良く楽しんでいました」(36歳/総務・人事・事務)
「折り紙」や「粘土」を使って気軽に工作を楽しむご家庭が多かったのですが、なかには、ダンボールやペットボトル、毛糸、牛乳パック、割りばし、輪ゴムなど、自宅にあるものを工夫して使い、“大作”に挑むケースも。自分で作ったものには愛着がわくようで、市販のおもちゃよりも大切に使っている子もいらっしゃいました。
小学校中学年女子には手芸が人気!
null「小学3年生の娘に、毛糸と手だけで編む方法を教えたら、マフラーを作っていました。どんどん長くなっていくのがうれしいようでした」(年齢不明/主婦)
「息子と手縫いのクッションを作りました。弾力が好みのようで、毎日抱いて寝ています」(年齢不明/パート)
「娘にいろいろな模様のミサンガの編み方を教えたら楽しそうに作っていました」(年齢不明/主婦)
「小学3年生の娘とフェルト生地で一緒にお人形を作ったのですが、布同士をぴったり合わせてカットし、目も、やさしい表情に見える位置をじっくり探してつけていました。意外と几帳面な性格なのがよくわかりました。出来上がったお人形は、毎晩抱きしめて寝ています」(34歳/パート)
「初めてミシンを使って巾着を作りました。ミシンを使えること自体、喜んでいました」(39歳/主婦)
「小学4年生の娘と、余り布でくるみボタンを作り、ゴムを通してヘアゴムにしたり、100円ショップで羊毛フェルトのキットを買い、動物のマスコットを作ったりしました。最近では、キットに頼らず、自分の作りたいものを考えて、いろいろな色の羊毛フェルトを買ってオリジナルマスコットを作っています」(48歳/主婦)
小学校中学年の女の子に人気が高かったのが、工作よりも手芸。100円ショップには、手芸のスターターキットが売っているので、最初はそれを活用し、そこから少しずつレベルアップしていくケースも。また、人形の洋服作りをするご家庭も多く、フェルト生地を活用すると、端がほつれないので、子どもと楽しむ手芸にはピッタリなのだとか。
いかがでしたか? マネして挑戦したいものはありましたか? モノづくりには道具が必要不可欠。例えば、料理では火や包丁、工作ではカッター、手芸ではミシンなど……。
親子で一緒に物作りをすることで、普段は使わせてもらえないこれらの“大人の道具”が使えます。これは子どもたちにとって、貴重な体験になるはずです。長いお休みを“いい機会”と捉え、親子でいろいろなものを作ってみてください。休み明けにはきっと、ひと回りもふた回りも成長しているはずですよ。
文/嶋田久美子