え、休校って、 学校がお休み?春休みに入るまでって……
null珍しく夕方たまたまテレビを見ていたら、ニュース速報が……!
休校の要請……。え、休校って、学校がお休み?春休みに入るまでって、でも、春休みに入っても休みだよね??一瞬、思考が固まったけれど、すぐに切り替えて、休校になった場合の対応策を考えた。
小さいお子さんがいる家庭は本当に本当に、本当に大変だと思うけれど、うちの娘はもう小学5年生。1人で家にいても何の問題もない年頃だ。でも、家にいるという事はつまり、ご飯も用意しなくてはいけないし、あっ、トイレットペーパーもティッシュも他いろいろ消費量が単純に増えるな。そう思った。それは、家庭の備品を常にリストアップする主婦の防御反応みたいなものだったかもしれない。
そして私は何も考えずに、買い溜めという思考は全くなくて、単純に、休校になった場合の備えとして、翌日ドラッグストアでいつもより多めにトイレットペーパーを買った。
主婦でもある私は、他の多くの皆さんもそうかもしれないが、家で必要なありとあらゆる備品のストックを考えている。これがそろそろ足りない、これはまだある。そうして必要なものをきちんと備えておくのは、家を円滑に回していくために他ならない。無くなったからといってすぐには買いに行けない。その時間もないし、あったとしても時間を無駄にしたくないのだ。
まさかこんな事態になるとは思わず、今となっては本当に申し訳ない気持ちだけれど、トイレットペーパーやティッシュをいつもより多く買った。
さて学校は、ニュース速報が流れた翌日が3学期最終日となり、長い長い春休みに突入した。娘は狂喜乱舞。やったー!と浮かれている。正しい子どもの反応だと思う。
その傍らで私は、頭を抱えながらいろんな調整に追われた。ほとんどの時間を家で、正確には2階が居住スペースで、1階の事務所で仕事をする私だけれど、出張の予定もあったし、会合も何件か入っていた。幸い、まだ農繁期に入る前だったので、旦那さんとスケジュールをやりくりして何とかなった。否、何とかした。
というわけで、1人でずっと家にいる娘。学校からは宿題もちゃんと出ているようだけれど、1日は長い。どう考えても暇そうな娘に、食事の用意をお願いしてみた。これなら私も食事の用意から解放されて楽になる……、事はなく、しっちゃかめっちゃかになるキッチンの掃除が待っていた……。
食事の用意は、単なる食事の用意だけでは終わらない。
冷蔵庫にあるものでただ作ればいい、というわけではないのだ。家族のスケジュールを把握したうえで、1週間に必要な食材を考えて調達してきて、時に毎日食べるパンや牛乳が切れて買いに行かなくてはいけなかったり、すぐに食べようと思っていた生ものが何かの用事で食べられず腐らせてしまったり、そういう食品管理能力がまず問われる。
その上で献立を決めて、栄養を気にしたりしながら、基本となるご飯・お汁・おかず・副菜を用意していく。
我が家は12時ちょうどにお昼ご飯を食べる習慣があり、12時ちょうどにテーブルにお箸やお皿も含めて全てを用意する、そんなタイムマネジメント能力も必要だ。
さらに片付け。これもなかなか大変。我が家には食洗器があるとはいえ、食洗器に入らないフライパンやお鍋、漆器などは手洗い。お料理しながらできるだけシンクにたまらないよう洗っていき、そして食後に、全てのお皿を洗いあげシンクもコンロもきれいに片付ける。ここまでが食事の用意なのだ。
いきなりこのすべてを任せるのはもちろん無理なわけで、娘はご飯を炊いてお味噌汁を作るまでは頑張ったけれど、そこで力尽きてしまったみたい。ご飯のよそい方も微妙だし、お味噌汁にはできればおネギなど彩りが欲しかった。おかずのみりん干しは冷凍ものを解凍して並べただけ(しかも並べ方が雑)、あとはお漬物と梅干し。
でも、うん、これだけでも用意するのは本当に大変だったよね。きっとすごく頑張ってくれたと思う。この献立もお味噌汁は具沢山だし、お魚にお漬物にとバランスがいい。
この写真の焼き飯(かと思ったら、本当はオムライスを作りたかったみたい)も、ベーコンに玉ねぎ、卵も入っていい感じだった。
ここはこうした方が良かったね、でも、すごく美味しいね、とフォローを入れつつ、食事の用意をしてくれた事に対する感謝を伝えた。
毎日のご飯づくりの大変さ、そして大切さ、さらに楽しさまで知ってもらえたら、今回の休校も、彼女の長い人生の中ではすごく意味があるものになると思う。
食事を用意する時間以外は、漫画を読んだり、大好きなお裁縫をしたりと、悠々自適な生活。楽しく快適に過ごしているようだ。羨ましすぎる!!!
私もたまには手の込んだお料理をしたり、久しぶりに編み物なんかもしたい! けれど、確定申告に追われて3月はあっという間に終わっていきそうだ。
15年ものの働きもののコンバインが、そろそろ寿命のようで…
null作業所では、春作業が始まる前に終わらせなくては!と、農機具の掃除・整備に明け暮れている。去年秋の稲刈りの後、ほったらかし状態だったコンバインにも、やっと手を付けられた。
既に15年近く働いてもらったこのコンバイン、毎年いろんな箇所が壊れて大変な思いをしながら稲刈りをして、だからこそ余計に、毎年しっかりと整備を続けてきた。
けれども、そろそろ寿命のようだ。去年、数えられないくらい大きな故障をして、そのたびに稲刈りが中断した。修理代もものすごい金額になった。これでは、今年の稲刈りは持ちこたえられなさそう。
というわけで、思い切ってコンバインを新調。
と、サラッと書いたけれども、サラッと書けないくらいの大きな大きな痛手だ。今年はこれまで以上に頑張らなくては!!という気持ちになっている春。
そろそろ春の作業が始まります。